2022年4月2日(土) 朝、仕事がある平日より少し遅めに起きだすと、準備していた着替えを積み込み、妻へ『じゃあ、行ってくるよ』 『はい、気をつけて』
この週末は、久しぶりにパックラフトを引っ張り出し、錦川の川下りと河原でのキャンプを楽しむ予定である。
パックラフトは、昨年何度か錦川での川下りを楽しんだココペリ・ローグ。
この軽さと手軽さは、還暦が近い年齢の俺でも、列車を使って気軽に春の川下りを堪能することができる最高のギア。
ここのところ、錦川の水位を日々チェックしており、ベストの状態よりは少し水位が低めではあるが、なんとか漕げそうなレベルであることは確認済み。
あとは、現地でチェックするのみである。
***
一旦、車で行波に到着したが、風があり気温も低かったので、今日は一駅上流までの川下りにすることを決め、北河内まで移動。
駅の駐車場にクルマを止め、思っていたよりも低い気温に合わせてウエアリングを変更。
駅の周りは、桜がちょうど見頃である。
春らしい景色を眺めながら、列車を待つ。
***
北河内発、09:03の列車に乗り、南桑へと向かう。
途中、車窓から錦川の様子を見ることができ、事前にルートチェックができるのが、この列車移動の良いところ。
『ああ、やっぱり少し水量が少ないなあ』
『今日はこの瀬は、ここからこう入って、こちらに漕ぎ抜けよう』
***
南桑駅には、09:16に到着。
いつもの出発地。
ここは、まだ子供達が小さかった頃に、家族4人でタンデム艇2艇で錦川の川下りを楽しんでいた頃から、我が家では定番の出発地である。
当時は、まずはクルマでカヤックを2艇と装備一式を南桑に運び、そこに置いておいて車で行波まで戻り、そこから家族4人が列車で南桑まで移動したり、妻と子供達を南桑に残しておいて俺だけが行波から列車で戻ってきたりしていたものである。
もう二十数年前の話である。 懐かしい!
俺がカヤックを始めたのは1992年だから、もう30年になるんだなあ。
***
河原に降りると、出発の準備。
川下りができるパックラフトは、こんなに小さくパッキングできる。
一式を取り出し、パックラフトを電動インフレーターで膨らませ、装備をセットしていく。
一時期川下りから離れていたのだが、このパックラフトのおかげで、再び錦川下りの楽しさを思い出すことができたことは、本当に嬉しいことである。
***
橋の下でパックラフトに乗り込み、川下りスタート!
何度も降っている錦川ではあるが、水量にもよるし、その年によって大雨の影響で川の流れが変わっていたり、倒竹の状態が変わっているので、毎回気を抜くことなくしっかりとワッチしながらルートを自分で決めていく必要があるのも、楽しさの一つであろう。
このパックラフトは底がフラットであるため、直進性はほとんどなく、パドルの一漕ぎでクルリと向きを変えることができるので、カヤック初心者にはパドリングの良い練習にもなるのではないだろうか。
一年振りの懐かしい景色を楽しみながら、桜と菜の花が咲き誇る錦川の水上散歩を楽しむ。
***
***
1時間半ちょっとで、ゴールとなる北河内駅最寄りの河原が見えてきた。
予定していた場所は、高齢のご夫婦がお花見を楽しまれていたので、橋を超えた左岸にゴールを変更。
河原で荷物を干し、パックラフトを片付ける。
『ああ、楽しかったなあ。 やっぱり春の錦川は最高や!』
***
荷物を背負うと、駅までの道を歩く。
途中、綺麗な菜の花と竹林のコントラスト。
橋からは、桜も堪能した。
***
北河内駅で荷物をクルマに積むと、地元のスーパーマーケットへ買い出しに。
その後、お気に入りの河原へ向かい、テーブルと椅子をセットして、まずはお昼ご飯。
お腹が減ったので、お昼ご飯はスーパーマーケットのお弁当にしたが、
こんな気持ちの良いロケーションで食べるお弁当は、もちろん理由なく美味しい。
そして何より大好物である、恵比寿ビールが最高に旨い!
『プシュッ シュワワワワワワわ〜』 『グビリ グビグビ』 『プハーッ 最高や!』
***
お昼ご飯を食べ終えると、夕食に向けてキッチンをセット。
年季の入ったジュニアカセットコンロ。
錆びてはいるが、シンプルな機構なので壊れることなく使えており、ガムテープで補強した箱も愛着が湧いてなかなか捨てることができないのである。
キッチンセットが完成すると、kindleを取り出して本を開く。
今日は、『源氏物語』
まさか自分が、源氏物語を読む時が来るとは思っても見なかったが、読み始めてみるとこれがなかなか面白い。
人生すべからく、食わず嫌いはしない方がいいなあ。
***
夕食は、湯豆腐風の鍋。
豆腐、豚肉、ニラ。 これをゆずぽんで食べると、シンプルだが美味しいのである。
夕食後は、河原で拾い集めた流木で焚き火。
『ああ、良い1日であったなあ』
***
たっぷりと寝た翌朝は、少し湿度が高くモヤが山を覆っていた。
俺のお気に入りのテントは、もう廃盤になってしまった、モンベルのアルパインドームテント。
素材がゴアテックスで、フライシートレスなので、簡単に短時間で張れることに加え、風が強い時でもフライシートがないため撤収が容易なことが最大のメリット。
もう結構長く使っているが、いまだに雨が降っても雨漏りすることがないのは、素晴らしい耐久性である。
良いグッズを、長く使っていくというのは、愛着が湧いて良いものだ。
ゆっくりと起きだすと、ネギたっぷり蕎麦の朝ごはん。
山の上から日が差し始める頃に、朝のお散歩へ。
今日は、朝の運動がてら、南桑の集落の南の方まで歩いてみようという計画。
***
台風の時には、こんなに高いところまで水が来たんだなあ! 大変だ。
錦川清流線の列車が南桑駅を出発。
へえ、ここには山椒魚もいるんだ。
今日は、1時間半ほどのお散歩を楽しんだ。
***
この週末は、月曜日に有給休暇を取っており3連休なのだが、キャンプ後の予定は決めていなかった。
安い温泉宿があれば、ゆっくり宿でくつろぐのも良いかと思っていたのだが、この河原が誰も居ない独り占め状態である上、天気も良さそうなので、このまま連泊することに決定。
スーパーに追加の食材を買い出しに行き、少し離れた温泉で汗を流し、河原に戻る。
今日のお昼ご飯は、カレーと天ぷら、そしてエビスビール。
最高のロケーションで食べるお昼ご飯は、なんとも贅沢な時間である。
***
晩御飯までの時間は、まずはお気に入りのラジオ番組を聴き、14時になると野球が始まったのでラジオをOFF。
地元の、がぶりちくわを齧りながら焼酎の炭酸水割りを飲み、
ここからは、kindleで源氏物語。
誰も居ない静かな春の錦川の河原で、お酒と読書。
至福のひと時である!
***
ニラ入り辛ラーメンと、昼の残りの天ぷらの晩御飯を食べ、ビールを飲み、焚き火を眺め、焼酎を飲む。
『これ以上、何が要る?』
***
二日目の夜は、昨夜よりも冷え込みは緩み、さらに快適なテントでの睡眠を楽しんだ。
朝起きると、ネギたっぷりうどんの朝食を食べ、コーヒーをゆっくり飲む。
キャンプ道具を片付け、ゆっくりと家路に着いた。
2L-6AT・ノンハイブリッドのガソリンエンジン車の今回の実燃費は、なんと18.2km/L。
俺の得意なエコ運転で、一部高速道路を使ったものの大半が一般道となる比較的アップダウンが少ない今回のルートでは、モード燃費を超える驚異の実燃費を記録した。
***
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
この週末は、久しぶりにパックラフトを引っ張り出し、錦川の川下りと河原でのキャンプを楽しむ予定である。
パックラフトは、昨年何度か錦川での川下りを楽しんだココペリ・ローグ。
この軽さと手軽さは、還暦が近い年齢の俺でも、列車を使って気軽に春の川下りを堪能することができる最高のギア。
ここのところ、錦川の水位を日々チェックしており、ベストの状態よりは少し水位が低めではあるが、なんとか漕げそうなレベルであることは確認済み。
あとは、現地でチェックするのみである。
***
一旦、車で行波に到着したが、風があり気温も低かったので、今日は一駅上流までの川下りにすることを決め、北河内まで移動。
駅の駐車場にクルマを止め、思っていたよりも低い気温に合わせてウエアリングを変更。
駅の周りは、桜がちょうど見頃である。
春らしい景色を眺めながら、列車を待つ。
***
北河内発、09:03の列車に乗り、南桑へと向かう。
途中、車窓から錦川の様子を見ることができ、事前にルートチェックができるのが、この列車移動の良いところ。
『ああ、やっぱり少し水量が少ないなあ』
『今日はこの瀬は、ここからこう入って、こちらに漕ぎ抜けよう』
***
南桑駅には、09:16に到着。
いつもの出発地。
ここは、まだ子供達が小さかった頃に、家族4人でタンデム艇2艇で錦川の川下りを楽しんでいた頃から、我が家では定番の出発地である。
当時は、まずはクルマでカヤックを2艇と装備一式を南桑に運び、そこに置いておいて車で行波まで戻り、そこから家族4人が列車で南桑まで移動したり、妻と子供達を南桑に残しておいて俺だけが行波から列車で戻ってきたりしていたものである。
もう二十数年前の話である。 懐かしい!
俺がカヤックを始めたのは1992年だから、もう30年になるんだなあ。
***
河原に降りると、出発の準備。
川下りができるパックラフトは、こんなに小さくパッキングできる。
一式を取り出し、パックラフトを電動インフレーターで膨らませ、装備をセットしていく。
一時期川下りから離れていたのだが、このパックラフトのおかげで、再び錦川下りの楽しさを思い出すことができたことは、本当に嬉しいことである。
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橋の下でパックラフトに乗り込み、川下りスタート!
何度も降っている錦川ではあるが、水量にもよるし、その年によって大雨の影響で川の流れが変わっていたり、倒竹の状態が変わっているので、毎回気を抜くことなくしっかりとワッチしながらルートを自分で決めていく必要があるのも、楽しさの一つであろう。
このパックラフトは底がフラットであるため、直進性はほとんどなく、パドルの一漕ぎでクルリと向きを変えることができるので、カヤック初心者にはパドリングの良い練習にもなるのではないだろうか。
一年振りの懐かしい景色を楽しみながら、桜と菜の花が咲き誇る錦川の水上散歩を楽しむ。
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1時間半ちょっとで、ゴールとなる北河内駅最寄りの河原が見えてきた。
予定していた場所は、高齢のご夫婦がお花見を楽しまれていたので、橋を超えた左岸にゴールを変更。
河原で荷物を干し、パックラフトを片付ける。
『ああ、楽しかったなあ。 やっぱり春の錦川は最高や!』
***
荷物を背負うと、駅までの道を歩く。
途中、綺麗な菜の花と竹林のコントラスト。
橋からは、桜も堪能した。
***
北河内駅で荷物をクルマに積むと、地元のスーパーマーケットへ買い出しに。
その後、お気に入りの河原へ向かい、テーブルと椅子をセットして、まずはお昼ご飯。
お腹が減ったので、お昼ご飯はスーパーマーケットのお弁当にしたが、
こんな気持ちの良いロケーションで食べるお弁当は、もちろん理由なく美味しい。
そして何より大好物である、恵比寿ビールが最高に旨い!
『プシュッ シュワワワワワワわ〜』 『グビリ グビグビ』 『プハーッ 最高や!』
***
お昼ご飯を食べ終えると、夕食に向けてキッチンをセット。
年季の入ったジュニアカセットコンロ。
錆びてはいるが、シンプルな機構なので壊れることなく使えており、ガムテープで補強した箱も愛着が湧いてなかなか捨てることができないのである。
キッチンセットが完成すると、kindleを取り出して本を開く。
今日は、『源氏物語』
まさか自分が、源氏物語を読む時が来るとは思っても見なかったが、読み始めてみるとこれがなかなか面白い。
人生すべからく、食わず嫌いはしない方がいいなあ。
***
夕食は、湯豆腐風の鍋。
豆腐、豚肉、ニラ。 これをゆずぽんで食べると、シンプルだが美味しいのである。
夕食後は、河原で拾い集めた流木で焚き火。
『ああ、良い1日であったなあ』
***
たっぷりと寝た翌朝は、少し湿度が高くモヤが山を覆っていた。
俺のお気に入りのテントは、もう廃盤になってしまった、モンベルのアルパインドームテント。
素材がゴアテックスで、フライシートレスなので、簡単に短時間で張れることに加え、風が強い時でもフライシートがないため撤収が容易なことが最大のメリット。
もう結構長く使っているが、いまだに雨が降っても雨漏りすることがないのは、素晴らしい耐久性である。
良いグッズを、長く使っていくというのは、愛着が湧いて良いものだ。
ゆっくりと起きだすと、ネギたっぷり蕎麦の朝ごはん。
山の上から日が差し始める頃に、朝のお散歩へ。
今日は、朝の運動がてら、南桑の集落の南の方まで歩いてみようという計画。
***
台風の時には、こんなに高いところまで水が来たんだなあ! 大変だ。
錦川清流線の列車が南桑駅を出発。
へえ、ここには山椒魚もいるんだ。
今日は、1時間半ほどのお散歩を楽しんだ。
***
この週末は、月曜日に有給休暇を取っており3連休なのだが、キャンプ後の予定は決めていなかった。
安い温泉宿があれば、ゆっくり宿でくつろぐのも良いかと思っていたのだが、この河原が誰も居ない独り占め状態である上、天気も良さそうなので、このまま連泊することに決定。
スーパーに追加の食材を買い出しに行き、少し離れた温泉で汗を流し、河原に戻る。
今日のお昼ご飯は、カレーと天ぷら、そしてエビスビール。
最高のロケーションで食べるお昼ご飯は、なんとも贅沢な時間である。
***
晩御飯までの時間は、まずはお気に入りのラジオ番組を聴き、14時になると野球が始まったのでラジオをOFF。
地元の、がぶりちくわを齧りながら焼酎の炭酸水割りを飲み、
ここからは、kindleで源氏物語。
誰も居ない静かな春の錦川の河原で、お酒と読書。
至福のひと時である!
***
ニラ入り辛ラーメンと、昼の残りの天ぷらの晩御飯を食べ、ビールを飲み、焚き火を眺め、焼酎を飲む。
『これ以上、何が要る?』
***
二日目の夜は、昨夜よりも冷え込みは緩み、さらに快適なテントでの睡眠を楽しんだ。
朝起きると、ネギたっぷりうどんの朝食を食べ、コーヒーをゆっくり飲む。
キャンプ道具を片付け、ゆっくりと家路に着いた。
2L-6AT・ノンハイブリッドのガソリンエンジン車の今回の実燃費は、なんと18.2km/L。
俺の得意なエコ運転で、一部高速道路を使ったものの大半が一般道となる比較的アップダウンが少ない今回のルートでは、モード燃費を超える驚異の実燃費を記録した。
***
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?