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2023年3月19日(日) 晴れて穏やかな予報の日曜日は、NDロードスターにパックラフト・MRS・Nomad SD1を積んで灰塚ダムへと向かう。
シーカヤックやSUP、パックラフトでの水遊びでは、いつもはマツダ6セダンが定番なのであるが、パックラフトならロードスターでいいんじゃね?という事で、オープンドライブも楽しみつつパックラフト漕ぎを楽しむ遊び方を試してみようという訳である。
快晴の日曜日のオープンドライブを楽しみ、ダム湖に到着。
今回新たに手に入れたパックラフトMRS Nomad SD1は、NDロードスターの助手席に綺麗に収まっている。
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助手席から引っ張り出すと、こんな感じ。
正直な話、年齢を重ねてくると重たいシーカヤックをカートップしたり降ろしたりの作業が徐々に精神的な負担になってきているのは確かである。
そういうのもあり、重たいポリ艇のシーカヤックに加えてSUPを導入したのであるが、数年前から錦川での川下りで使っている超軽量のパックラフト旅の楽さと楽しさにハマってしまい、こんな軽いフネでダム湖や海を漕げないかと考えていた。
錦川下りで使っているココペリ・ローグは、川下りの途中で漕ぐ手を止めるとフネがクルリと回ってしまうので、やはりリバーツーリングが限界で海やダム湖で使うのは無理だと感じていた。
しかし最近ネットでいろいろ調べてみると、直進性に振ったパックラフトが登場しており、MRSのNomad SD1などは上手くいけば湾内や穏やかな海では使えそうな予感!
じゃあ、瀬戸内ならではの『シーパックラフティング』開拓に向け、新たに導入して灰塚ダムでその実力を初トライアルしてみようという訳である。
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まとめていた荷物をばらし、
船体布をを広げてみる。
展開し、
電動エアポンプでインフレート。
直進性重視の大きめのスケグを取り付け、
スプレースカートを捲ってシート座面を膨らませる。
しっかりとした作りのシートバックを取り付け。
これまた工夫された構造のコーミングを取り付けると、
最後に手動ポンプでしっかりとインフレートすると、
完成である。
今回は、4分割パドルとインフレート方式のPFDも新たに導入したので、ミニマムパッキングに貢献している。
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さあ、パックラフトでの初静水面漕ぎ。
どんな性能を見せてくれるのか、楽しみだ!
今日は風も弱く、気温も上がって、絶好の漕ぎ日和。
4ピースのパドルは少し重いものの、シーカヤックでは重量級のFRPアークティックウインドを漕いでいる俺にはそれほどの負担ではない。
それよりも、このパックラフトの直進性の良さに驚いた。
ココペリ・ローグとは全く異なるキャラクターで、パドルを漕ぐ手を止めてもそのまま惰性で直進していくのには驚いた!
流石にカヤックと同じようなスピードは期待できないことに加え、1気室というイザという時のリスクを考えると島渡りなどには慎重な判断が必要であるが、これなら穏やかな湾内や瀬戸内でのコースタルツーリングであれば十分使えそうである。
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穏やかな春のダム湖漕ぎを、のんびりまったり楽しむことができる。
久々となる至福のひと時。
お昼ご飯は、コンビニで買ってきたお弁当。
水の上で食べるご飯の美味しいことよ!
このパックラフトは、スプレースカートのデッキがフラットなので休憩しながらの食事にもぴったりであった。
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快晴のダム湖漕ぎを楽しみ、出発地に戻ってきた。
パックラフトを乾かし、折りたたみ、NDロードスターにパッキング。
再び幌をオープンにして、家路についた。
家に戻って燃費をチェックすると、全て下道ドライブ往復で22.7km/L。
相変わらず、燃費は絶好調である。
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今回は、新たに導入したNomad SD1でシーパックラフティングの実現可能性を確認することができた、貴重で楽しいオープンドライブ&パックラフト漕ぎであった。
これなら、トリシティ125を使ったバイク&パックラフトも実現できるのではないだろうか?
また俺らしい水遊びの新たな世界が開そうで楽しみだ!
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?