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倫理の欠如・闇バイト

2024年10月30日 | 暮らし

 高収入を装ってSNSな人を人を募集し、「軽い気持」で犯罪を始めさせ、個人の身分証や実家の情報などを提供させるなど、組織から辞められない手口を用い、オレオレ詐欺、住宅や店舗などに押し入る強盗事件が頻繁に報道され、昨今の倫理の欠如、闇バイトを社会問題、とりわけ貧困問題との関連で考えていく必要があるように思います。

 非道徳的な行為をモラルの欠如、あるいはモラルがないと言いますが、近頃 増えたと思います。戦後、先進的文化人と言われたヨーロッパやアメリカ人の「個人主義」を学びましたが、実はキリスト教の「神の教えに反する個人主義」は許されなかったのです。日本憲法で「信教の自由」を定めたものですから、気が付かないうちに誤った「個人主義」を受け入れてしまったようです。

 イギリスでは宗教の時間とともに「人格的 社会的 健康教育の時間」として倫理と社会で生きるスキルの学習を行っているとか。つまり、私たちが「個人主義は何でもあり」と、「神の教え」を省いて、「無制限の個人主義」として学んでしまい、先進的な思想だと思い込んでしまったようで、道徳や倫理観が欠落した子どもや孫が増えても当然だったかもしれません。

 学校の給食費を払わない親が「個人の自由だと思います」とか、宿題や掃除当番をしない子どもなど、身勝手な自由、個人主義が報道される度に、したい放題、やりたい放題に「歯止め」が必要です。私立高校では「宗教」の教科が道徳教育を兼ね、県立高校でも公民科の倫理授業を行っているところがあるようです。                    

 道徳教育が求められ2018年(平成30年)の学習指導要領の改正で特別な教科として位置付けられ、本格的に始まったのがその翌年2019年からで、遅きに失して「手遅れ感」があります。

                                  

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