
10月15日、明治安田生命J2リーグは第41節。V·ファーレン長崎はホーム最終戦を迎え、レノファ山口FCと対戦しました。
最後にホームで勝利したのは6月18日のザスパクサツ群馬戦。原田武男暫定監督の頃。およそ4か月ホームでの勝利がない状況。J1昇格プレーオフ出場圏内の6位の可能性を残しますが、そういうことよりもとにかくホームで勝利してほしいというのがトラスタに足を運び続けたサポーターの願いのようにも感じます。
観戦記![]()

そんな中でもヴィヴィくんはいつものように愛想を振りまいてくれます。
この日は「長崎市サンクスマッチ」ということで長崎くんちが出張。ヴィヴィくんも采を持って法被を着て登場。何か持つと荒ぶるヴィヴィくん。
この後の場内グリーティングではゴール裏で久しぶりにヴィヴィくんチャントで跳んでいました。

長崎シャギリ披露。「シャギリ」は長崎くんちのお囃子です。3年間コロナのために開催出来ていないので、テンション上がります。

そして、筑後町·龍踊。この時間だけは声出しOKになり、アンコールである「モッテコーイ」が何度もかかっていました。
続いてスタグル。

BORDERLESS LOUNGEのクラフトレモネード。


登利亭では米田隼也プロデュースのカレーが販売。市販のカレールウを使わずに玉ねぎとトマトをベースにヘルシーに仕上げているのがわかりました。美味しかったです。
こういう企画はもっとやってほしいところ。

ボールパーソン·担架要員はU-18の選手たち。マイクを持って挨拶したのは横田翔也でした。

選手入場時にもシャギリが披露され、龍踊も見守るという長崎らしい演出。
試合開始。

雑感
■長崎の課題への解答
長崎目線で言えば、ホーム横浜FC戦の記事で個人的には「残り4試合は内容を見る」と言いました。なので0-1での敗戦という結果については置いておきます。
長崎の目下の課題はボール保持においては「相手のプレスを剥がして前線の選手に前を向かせられるか」、非保持(守備)においては「相手のビルドアップに対して前線からプレスをかけてボールを奪えるか」という点。すごく基本的な話。それに対する答えがあれば良し。なければ……というところです。
その意味で内容的にはここしばらくでは悪くなかったという感想です。ボール保持については前線で前を向いてチャンスを作れていましたし、決定機も生まれていました。非保持については前からプレッシングする姿勢を見せて、奪える場面もありました。
ただ、評価が難しいのがその質の部分。ビルドアップでは「ボールを地面に付けて繋ぐ」というカリーレ監督の方針には反し、ロングボールを使う場面が結構ありました。これはもう選手の判断で勝負に徹するための選択に見えます。個人的には評価したいと思いますが、スタイルを曲げることが来季に繋がるかという意味では微妙と言わざるを得ないところ。
一方、非保持のところ。これは9植中と13加藤大を前線に置いたこともあり、規制をかけることが出来たと言える部分もありました。ただ、前半は特に山口の20田中の下りて受ける動きや9梅木のポストプレーからの前進を許していたので、こちらも評価は難しいところ。しかし、改善の兆しが見えたというところは評価したい。でも遅い…。そんな感じでぐるぐる回ってしまう難しさ。
また、前進は出来ても、今度はゴール前での崩しの部分に課題を残しましたし、前途は多難かなと。
来季に向けて
試合後のホーム最終戦セレモニーで髙田旭人会長は来季以降も「カリーレ監督を支える」と明言。それならば見守るしかありません。最終節のアウェイ大宮戦が残っていますが、そこの内容も含めて、後半戦どうして上手くいかなかったのかという分析とどう改善するのかという対策を示してほしいところ。
上手くいっていない可能性として、カリーレ監督の要求レベルが高すぎて選手が追いついていないというのがありますが、それならばやりようはあると思います。例えば、要求に応えられそうな選手を多く連れてくる。あるいはカリーレ監督が妥協して今の選手たちでも実現可能なプレーモデルを構築するなど。個人的には後者のほうが現実的な気がしますが。
いずれにしても、監督交代時(
V·ファーレン長崎 松田 浩 監督 解任について 疑問と感謝 )にも申しましたが、どういうサッカーをするのかという方向性を示してほしいです。その上でこの監督に託すということであれば目の前の結果に左右され過ぎず
辛抱強く応援しやすくなると思うのです。今のところ、人柄やサッカーに対する姿勢というくらいしかカリーレさんに託す動機が見えてこないので、どう評価して良いのかわかりません。
そこも含めて、オフの動向を見守りたいと思います。
最終節が残っていますが、今季のトップチームに関する記事はこれが最後だと思います。
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