3月12日、高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ2023九州の第2節 V·ファーレン長崎U-15-ロアッソ熊本ジュニアユースの試合が佐世保市総合グラウンド陸上競技場で行われ、V·ファーレンが4-1でロアッソに勝利しました。
スタメンとフォーメーション。
6年ぶりに九州の舞台に帰ってきたV·ファーレンと昨年無敗優勝のロアッソ。開幕戦では共に敗れてのスタートで、今季初勝利を目指します。
立ち上がりからボールを繋ぐロアッソに対し、組織的な守備から奪ってショートカウンターを繰り出し、決定機を作るV·ファーレンという構図。
8分、左からのサイドチェンジを受けた13阿比留がクロス性のボールを入れると、これがロアッソGKの頭上を越えゴールイン。
幸先よく先制すると、17分には再び13阿比留が右サイドをえぐって折り返しシュートのこぼれを13阿比留が押し込み、2-0。
昨年までの4-4-2ではなく、3-4-3でスタートしたV·ファーレン。佐賀洋司監督によると「前線にスピードのある選手が少ないので距離感を大事にしたかった」とのこと。
ロアッソのビルドアップに対し、前の3人で規制をかけ、中盤で奪う形がハマっていたように見えました。
しかし、ロアッソにもチャンス。25分、V·ファーレンのビルドアップを19禿が引っかけ、9増村がシュートもこれはDFがブロック。
逆に29分、V·ファーレンは裏へのロングボールを11村田が収め、浮かして決めて3-0。
37分、ロアッソは11大塚の突破からのシュートはGK1徳永セーブ。徐々にロアッソもボールを持てるようになりますが、V·ファーレンも変わらず奪ってからの攻撃でチャンスを作るという展開で前半終了。
後半、ギアを上げてきたロアッソ。2分にはカウンターで右サイド、V·ファーレンの3バック脇をウイングが突き、クロスを中央9増村が決め、3-1。
ロアッソのパススピードが上がり、球際も強くなり、V·ファーレンの3バック脇を取れるようになり、セットプレーのチャンスも増えます。
ただ、V·ファーレンもカウンターで決定機を作り出します。18分、カウンターから11村田のチャンスはロアッソGK1友下が片足でブロック。
逆にロアッソも右クロスから11大塚の決定機も外れます。
飲水明けからは再びV·ファーレンのプレスがかかるようになり、ショートカウンターからの決定機が増えますが、なかなか決まらず、ややじりじりした雰囲気。
そして、33分中盤の奪い合いを制したV·ファーレンが左へ展開し、7鳥越からハーフスペースを取った11村田が左足で決め、4-1。試合を決めました。
今季初勝利。そして、九州リーグでは6年ぶりの勝利となりました。
まだ始まったばかりですが、V·ファーレンにとっては自信になるでしょう。これからが楽しみです。
ロアッソもまだ軌道に乗れていない雰囲気ではありましたが、昨年の優勝チームなのでわかりません。
やはり九州の舞台は楽しいです!