[12月17日 13:30 高円宮杯 JFA U-18 サッカー プリンスリーグ2023九州 参入戦 @SAGAサンライズパーク]
国見 2(1-0/1-0)0 龍谷
得点者
15分 原田 高虎(国見)
66分(後21分) 中山 葵(国見)
今年もプリンスリーグ九州参入戦が開催され、国見(長崎県)が龍谷(佐賀県)に勝ち、プリンスリーグ九州2部昇格を決めました。
例年の参入戦は各県代表8チームに対して2枠しかなかったため2回勝利が必要でしたが、昨年から2部が増設されチーム数も少なかったこともあり、今年は4枠あり1回勝利すれば昇格というレギュレーションでした。
スタメンとフォーメーション。
国見は選手権決勝から3人変更。DF6椛島眞於(3年/筑後サザンFC)、MF19原田高虎(1年/ヴェルスパ大分U-15)、MF17稲富絆仁(2年/TINOフットボールアカデミー)が先発。
龍谷のほうは長崎出身選手も多いようです。この試合はDF3川村幌太(3年/長崎レインボー)が先発。
前半優位に立ったのは国見。FW9西山蒔人(2年/サンターリオFC)のポストプレーからサイドへ振りクロスという場面が多く見られます。国見が後ろから繋ぐ場面にしても、龍谷が非保持の陣形が5-3-2に対して、国見は4バックでビルドアップするためSBがフリーになりやすく、そこからSBとSHの縦のコンビネーションでクロスまでいけていました。特に右サイドDF2松永大輝(3年/キックスFC)とMF17稲富の2人の関係が冴えていました。
先制点もその右サイドから。17稲富が追い越す2松永に預けると、2松永は対面DFとのデュエルに勝ち、クロス。ゴール前10中山葵(3年/FC桑名)のヘディングはポストに当たりますが、こぼれを19原田が右足で決めて1-0。
その後も優位に進める国見。24分には左サイド6椛島のアーリークロスを収めた9西山が左足シュート。これはクロスバー。
龍谷も10岡本光留(3年/レノファ山口U-15)を中心にエリア付近まで運ぶ機会はありますが、基本的に国見の陣形が整っており、なかなかエリア内にボールを入れられない状況。
国見も前半のうちに追加点は奪えず、1-0で前半終了。
後半は龍谷が強度を上げ、流れを引き寄せにかかります。国見のSBがフリーになりやすい問題はFWとインサイドハーフのスライドで対応し、サイドでの寄せも相手に距離が近くなり時間を与えにくくなったことで高い位置で奪えるようにもなってきました。メンバーも変更し、途中出場FW20山口翔夢(2年/グランフォルティス)とMF24光安佑斗(2年/ルーヴェン福岡)が存在感を発揮。パスのテンポも上がります。
ただ、国見のカウンターの機会もあり、一進一退の攻防。
しかし、21分追加点が国見に。
龍谷が右から繋ごうとするところを国見左SHの19原田がインターセプト。そのまま持ち込み、折り返しをFW10中山が流し込みました。
1-0のままでも国見なら守り切ったかもしれませんが、もしもがあるのでここで個人のインターセプトからとはいえ、2-0にしたのは大きかったように思います。
19原田の駆け引きが素晴らしかったです。
龍谷はFWの10岡本をアンカーに移し、彼のゲームメイクと20山口のポストプレーでさらに攻勢を強めます。
29分には左サイドでのパス交換からポケットを取り、FW13一ノ瀬利穏(1年/大川桐英中)のシュートはブロックされますが、さらにMF7中村太朗(2年/久留米AZALEA)のシュート。これは惜しくも右に外れます。
さらに30分。セカンドボールの回収から右に振って中に折り返したボールを10岡本が左足で強烈かつ正確なミドルシュート。これは国見GK1松本優星が反応し好セーブ。
この時間帯は龍谷に可能性を感じた時間でした。
10岡本は10番を背負っているだけあって、FWでもアンカーでも存在感を見せていましたね。
しかし、そのまま国見が得点を許さず2-0で終了。来季プリンスリーグ九州2部参入を決めました。
ハイライト。
私も上がってほしいと再三言っていたので良かったです。
2部も楽しみです。
3年生、お疲れ様でした。
[プリンスリーグ九州参入戦結果]
東海大学付属福岡 4-0 大分鶴崎
鵬翔 6-1 那覇西
国見 2-0 龍谷
熊本国府 3-1 神村学園2nd
[プリンスリーグ2024九州1部]
日章学園
V·ファーレン長崎U-18
アビスパ福岡U-18
大分トリニータU-18
長崎総合科学大学附属
大津2nd
サガン鳥栖U-18 2nd
九州国際大学付属
ロアッソ熊本ユース(昇格)
飯塚(昇格)
[プリンスリーグ2024九州2部]
筑陽学園(降格)
宮崎日大
鹿児島
FC琉球U-18
佐賀東
大分
国見(昇格)
東海大学付属福岡(昇格)
熊本国府(昇格)
鵬翔(昇格)
2部も7チームから10チームとなりました。来年も楽しみです。