新作「カネヨの小鳥」の稽古が、水曜日から始まっちゃいました。一体どんな話になるのか?それは作家にしかわからないので私は考えません。浮狼舎の芝居は感性と反射神経が重要なのです。毎回連載小説のように台本が少しずつあがってきます。読み合わせはせず、いきなり立ち稽古に入ります。読むのではなく、いきなり演じるのです。かなり乱暴なようですが、作品に対する最初のアプローチは作家によってそれぞれです。イヤっていうほど読み合わせをしてから立ち稽古に入る方もいれば、とにかくまずやるといった方まで色々です。私らは後者。
うちは、稽古の進み具合によっては物語が変化してしまうことがあります。物語の芯は変わらなくとも、流れが変わります。役者が物語に命を吹き込み、作家が興に乗るのです。ですから面白くなかったらどんどん端へやられます。以前、ヒロインの愛が少なかったがために、他の女優に半分取られてダブルヒロインになってしまったこともまだ記憶に新しいです。
今回は、主演女優が定まるまで時間がかかったので、当初の思惑とは全く違ったものになったようです。つまり、今回の愛澤アンという女優だからこその「カネヨの小鳥」になるというわけです。注目です。 刮目して待つのだ!
右から二番目の浴衣のお姉ちゃん
いやはや、どうなりますのでしょうか。楽しみです(^^♪