寒い寒い🥶この寒い中、北西に60キロほど出張してきた。往復約120キロ弱。スーツの上に(故 淀川さんぽ氏の)防寒ツナギを着て、時速100キロで走る冬の高速道路は寒く、怖かった。指先が凍えた。転倒したら間違いなく信じられないような大怪我をするだろう。もしくは死ぬな。思わず緊張し、慎重になった。「私が死んで誰か悲しむのか?…あ、座長は困るだろうな。」などとよくわからぬ思考になったので、パーキングでコロッケを食べた。中古の250㏄ではこれが限界だ。無理はよそう、休憩をはさもう。高速の事故で死ぬのはかなり痛いはずだ。痛いのはイヤだ。 …という訳でとりあえず生還できた。
久し振りにフランス映画を観た。昨年、ヴァンカッセルの「スペシャルズ!」以来。「ブラックボックス」仏語なら「なんたらノワール」か。ガチのサスペンスだった。結末はかつてのアメリカンニューシネマを彷彿とさせる「えっ?!」という終息。シンプルでシビア。人の人生とはこんなものかもしれない。私の最期はどんなだろう、って思わず呟いた。地味だがガチな作品。
ブラックボックスの外身
生まれてこの方ずっと孤独な奴って、それを自覚できないのですよ。ちょうど肩が凝り過ぎて「肩が凝るってどういうこと?」とわからずにいるのと同じ感じ。一人ではなかったひと時を通じてやっと自覚に至るというお粗末くん。いやぁ困ったなぁ、って還暦になってから思ってもね。こんなに人と繋がってないのに山ほど誤解される。今更言い訳しても相手にされない。もう仕方ない。ああ、こうやって死ぬのだなぁと思うだけ。
孤独とは淡々としたものです。そんな大仰なものじゃあない。日常なのですよ。敢えてその名を口にしなかっただけ。恥ずかしいし、自覚したくなかったから。「孤独」って日常なんです。アスファルトの隙間から生えてる名も知らぬ花みたいなもの。ふと下を見るとそこにいる。ああ、これねって感じ。
明日は稽古だ。がんばろ( `ー´)ノ