由流里舎農園

歯科医師(歯学博士)・野菜ソムリエの島谷浩幸がお届けする気ままな農天気ブログ

由流里舎・天文部活動報告…紫金山・アトラス彗星、彗星談義。

2024-10-21 21:54:40 | 日記
今夜もちょっと趣を変えまして、
現在、日本各地で観測されている話題の彗星の話題を。笑
もちろん、紫金山・アトラス彗星ですね。





この彗星は国立天文台のホームページによると、
2023年1月に発見され、2024年9月27日(日本時28日)に、
近日点を通過(太陽に最も接近)しました。

地球への最接近は10月12日(日本時13日)で、
この頃から夕方の西空に肉眼でも見える明るさに!
たくさんの方々が天体望遠鏡だけでなく、
スマホ撮影した写真をSNSにアップされていましたね。

そこで天文ファンでもある私は、
大阪でiPhoneにて撮影を試みましたが、
10/14(スポーツの日)は日没後に西空が雲で覆われ、
残念ながら彗星は見れませんでした。
(Xに大阪の夜景として写真をアップしました)





その後も天候や時間の都合などで見れない日が続きましたが、
10月21日の夕方、ようやくiPhoneで撮影することができました。
(簡略化した矢印の先あたりです)

撮影場所は、大阪府堺市にある大阪公立大学・中百舌鳥キャンパス。
昨年、『HugKum(はぐくむ)』(小学館)で宇宙記事を書きましたが、
その中で載せた惑星のスマホ写真もここで撮影しました。



日没間もない時間帯でしたので、西の空はまだ明るさが残る中、
写真左下の端にある明るい金星を頼りに彗星の場所を3秒間撮影。

残念ながら肉眼では視認できませんでしたが、
写真のコントラスト等を調整して、何とか写っているのが確認できた次第です。

薄っすらと左上方へ伸びる彗星の尾が写っていますね。





今回の彗星は肉眼での観測は今のところできていませんが、
今から28年前の大彗星ははっきりと肉眼で見れました。
1996年3月、地球に最接近した百武彗星です。

私はその頃、大学の弓道部の合宿で小豆島にいました。
3月末にも関わらず、とても寒かったのを覚えていますね。

瀬戸内海に浮かぶ小豆島ですから、空気は澄んで星は抜群に綺麗!
海沿いにある民宿に泊まっていたのですが、
夜中に屋上に出て夜空を見上げました。

薄雲が少し見られましたが、その合間に百武彗星が!
こんなにデカく見えていいの!?
と驚くくらい大きく輝いていた勇姿は今でも目に焼き付いています。





かく言う私も、学生時代は天体望遠鏡で新彗星を探索。
1986年にハレー彗星が話題になりましたが、
その頃、私は中学生。
この頃が私の彗星観測のピークでしたね。
発見して自分の名前が付いたらいいな〜、なんて夢見ながら、
夜な夜な星空を眺めていました。

これからも新しい彗星の発見に期待したいですね。



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