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東西狂言

2010-03-27 | 日々の出来事
娘に誘われて大阪羽曳野に「東西狂言」を観に行って来た。

90歳の茂山千作(人間国宝) 86歳の茂山千之丞のお二人。

舞台に出て来られた時は、足を引き摺りやっと歩いている感じだった。
正直大丈夫かしら?と不安だった。ところがいざ始まると、背筋がピンと
伸びて、客席を見つめる眼力、そして眼の輝き、体が大きく見え圧倒された。
素狂言と銘打つ座ったままの狂言だが、あの表現力の豊かさ、文句なく
楽しめた。

東京では野村万作・満斎の公演は何度か観ている。
端正で美しく上品だ。だが何処かとりすましている。
今回の満斎は茂山千作さんに呑まれたのか、生彩を欠いていた。

西の茂山一家は勿論上品で美しい。その上に観客の心を捉えて離さない
何かがある。鍛え抜かれた芸の深さなのだろうか?それとも西の人たちの
体の中から湧き出してくるようなDNAなのか。

狂言とは何か? 今回初めて考えている。この答えはまだ出ていない。

娘は「千作さん千之丞さんの芸が、あと何回観られるか分らないので、
後援会に入るわ」とすっかりファンになっている。
夫も私ももう一度観たいと思う。国立能楽堂で東京公演がある。
この時には是非観に行きたい。
        
         パンフレットをコピーさせていただきました。

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2 コメント

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狂言 (さと)
2010-03-31 20:13:15
茂山千之丞さんを数年前に南座で拝見しましたよ。
ハリのある通る声で解説?されていたのですが面白くてホント楽しませていただきました。
また以前ラジオ番組で茂山家の若手の方々が狂言についていろんなお話をしていましたがどうも曜日が変わったようでこの頃聞けなくなって寂しいです。

狂言は興味深いです~
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東西の (真蘭)
2010-04-01 09:27:18
狂言の違いを楽しく観てきました。
茂山家は若手の育成もしっかりしていて
頼もしいです。

流石に人間国宝の茂山千作さんはすごかった。
プロって90歳になってもプロ。
舞台の上の千作さんに勇気と元気を頂きました。(特に夫が 笑)
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