日曜日、松戸市のAさん宅に荷物移動(重量物スピーカー)の男手が必要になって助勢に伺う。ご近所で洋食ランチをご馳走になる。その店は開店40年になる大き目な個人店。なかなかの店内活気に刺激されてカツレツを食べたくなった。狭心症をやってからフライの類はラードや脂肪酸が血管に沈殿するので避けるようになって久しい。それでも神奈川の大和の古民具骨董市に見物に出かけた時は近所の路地裏にあるトンカツ店で2〜3か月に一度は絶妙な揚げ具合のロース定食を楽しみにしている。
こちらのトンカツはオリジナルアイデアらしくロース肉の周りを挽肉が覆うという挟み揚げ風。ロース肉の居場所が少なくなるので正攻的トンカツ満足感が遠のく印象がある。しかし挽肉の香りがロース肉に重なっていて別なうま味を呼んでいる。ソースの旨味は同じ価格帯の洋食量販店を軽く凌いでいる。デミグラスソースの化学調味味が漂ってこないので衣とのサクサク一体感が格別で満足した。松戸の後は常磐線の快速で上野に戻る。
近くに住む遥か年下の女友達と上野公園口で合流。博物館裏、寛永寺、言問通り南側の路地を散歩する。熱帯性のワカケホンセイインコが大木の梢で寛いでいる。例の熱帯性脱走インコが都内の各地で繁殖しているという種類である。新宿御苑の鈴懸の並木道で目撃して以来の遭遇だ。友達とのお茶は根津と谷中の境目にあるボロ家屋改造カフェ「分室8」を選ぶ。サブ店名は「両生類、爬虫類研究室」とあった。女店主は爬虫類風、生意気感を彷彿させるが気概も感じさせる。1970年代の即興フリージャズが全盛期の代々木モウブ、町田カラビンカ、などへ紛れ込んだ質感の既視体験と同一。
写真は谷中にある新興菓子店「ルクシネ」の美味「石窯シュー」250円
営業ご案内
2月16日 (木) 14時〜19時 2月17日〜19日 12時〜19時 平常営業 20日休業日
21日(火)臨時休業日 22日 〜25日(土) 12時〜19時 平常営業 26日(日)休業日