いつもの戸外労働をする担当場所の水はけがとても悪く、昨日は悪戦苦闘、作業着も長靴もまとわり付く粘土質の泥でいくらふりはらってもおちない。パラついてきた午後の雨で泥まみれ作業は早上がり、室内で発掘土器のカケラをブラシで水洗いする作業に動員される。大小さまざまなカケラの多くは古代人が日用雑器で使った赤茶色の土師器の類。洗って並べられた土器の色は微妙に鮮やかだったり、煤けていたり、用途を度外視したユーモアと孤独が漂っていてパウル・クレー的構図に通じるものがある。たまにその中に黒灰色で薄い肌の固く焼きしまっている須恵器のカケラを見ることもある。古代における技術革新が生み出した陶器だ。ちっぽけな須恵器のカケラにも形を意識する作り手の内圧感が伝わってくるから不思議だ。やはり宗教祭礼用具として作られた須恵器が後に備前・常滑あたりへ繋がっていく藝術的必然性を小さなカケラからも教えられることに。
夕暮れから強くなった雨足は深夜に雪になったようで、今朝の日向を囲む山々は一面の雪化粧。家からの視界に馴染んでいる竹林、樫、もち、欅、大きな古木の梢は雪に覆われて光りも白い。今日の雪を予感して週休日を申告して帰ってきたが、本日お目当ての三浦半島で開かれているベン・シャーン展へは滞りなく向かえるのか?クルマや庭の雪をはらいながらそわそわする一日の始まりである。
夕暮れから強くなった雨足は深夜に雪になったようで、今朝の日向を囲む山々は一面の雪化粧。家からの視界に馴染んでいる竹林、樫、もち、欅、大きな古木の梢は雪に覆われて光りも白い。今日の雪を予感して週休日を申告して帰ってきたが、本日お目当ての三浦半島で開かれているベン・シャーン展へは滞りなく向かえるのか?クルマや庭の雪をはらいながらそわそわする一日の始まりである。
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