台風24号が列島を縦断するという天気予報のせいか、雨も降っていない日曜日の午後も来店客はゼロだ。しかしながら平日の多忙な運転手バイトによる神経の磨耗を癒す良い「開店休業日」と思って気を取り直す。最近は本牧方面に良い縁が続いている。
数少ないラジオ亭の新規客として入りずらいドアを開けてくれたご夫婦が届けてくれた間門方面にある自宅の庭で収穫された梅。今年は豊作だったようで綺麗な「コザクラインコ」の頬みたいな冷凍保管の梅は2キロもあって粒は立派なもの。これをテーブルに広げてブランデー酒に漬けるか焼酎に漬けるか、嬉しい思案をする。
梅を頂いたご夫婦の主人は自分が零細なオフィスを立ち上げて不如意にも30年後に倒産させてしまった渋谷:桜丘町時代の最初に賃貸借していた当時としても古臭かった「親和ビル」のこと等も熟知していた。至近の場所に勤務先があったという事である。行きつけの店、もう姿も無くなって久しい豆腐店が併設していた中華店「南雲」の五目豆腐定食のボリウムの事など、お互いに驚きながら懐かしい話題の共通性に盛り上がって嬉しくなる。来年はらっきょう漬けの季節にお返しができれば良いなと思っている。
本牧ご縁の第二弾はリサイクルショップの収穫品、これもここ数日の話である。年中、クルマで通過しているが寄ったことがない宮原バス停前にある「ブックオフ」とたまに覗かせてもらうNPO法人が運営する「WEショップ」。前者の収穫が3年前に熱海にある歴史的建造物「起雲閣」サロンで収録した「浦井勝美チェロリサイタル」。
浦井さんというチェリストはコンサートの第一線で活躍する方らしいがCDを聞くのはこれが初めて。大好きなバッハの「無伴奏チェロ組曲 第3番ハ長調」のタイトルを見なければ多分買うこともないCDだと思う。第3番の内外の奏者違いによるCDを10種類くらい持っていて、誰も店にいない無聊だけど心の湿気を求める時間帯に中以上のボリュームで聞くことが無上の喜びになっている。
このCDではバッハの無伴奏の他にベートーベンの「チェロソナタ 第2番 ト短調」シューマンの「アダージョとアレグロ 作品70」が演目に入っている。ピアニストは島崎 沙知代さんである。5回づつ繰り返し聴いてみてこのCDの嫋やかで明るい色調のバッハ演奏も魅力だが、ベートーベンやシューマンのようなロマン派の作品に面目を発揮していることに気がつく。予想していたように「起雲閣」の音の響きはナチュラルそのもの。これも収穫の一つであった。
後者の収穫品は塩釉薬を灰釉のベージュ地肌に施して呉須の草紋図柄の抽象図案が魅力のポットだ。これはイギリス風の香りがする。濁った呉須青の絵柄の筆運びはバーナード リーチに通じるような静かな精神性を感じてこれが気にいった。
最近その味の香ばしさに魅了されたノンカフェインの「大阿蘇 万能茶」を煎じた時に使いたくなっている。カフェインを受け入れない体質の方用に専用ポットの役割を果たしてもらおうと思っている。
営業のお知らせ 臨時休業日 10月7日(日) イベントご案内 10月14日(日)1939年製 米国ゼニス真空管ラジオ、フィールド型スピーカーとブルーツースアダプタで聞くモノラル時代のジャズ音源特集、レスターヤング、コールマン ホーキンス、ベン ウエブスター、バディ テイト他のバラード曲を選出 会費ソフトドリンクお菓子付き1000円 午後15時から17時
数少ないラジオ亭の新規客として入りずらいドアを開けてくれたご夫婦が届けてくれた間門方面にある自宅の庭で収穫された梅。今年は豊作だったようで綺麗な「コザクラインコ」の頬みたいな冷凍保管の梅は2キロもあって粒は立派なもの。これをテーブルに広げてブランデー酒に漬けるか焼酎に漬けるか、嬉しい思案をする。
梅を頂いたご夫婦の主人は自分が零細なオフィスを立ち上げて不如意にも30年後に倒産させてしまった渋谷:桜丘町時代の最初に賃貸借していた当時としても古臭かった「親和ビル」のこと等も熟知していた。至近の場所に勤務先があったという事である。行きつけの店、もう姿も無くなって久しい豆腐店が併設していた中華店「南雲」の五目豆腐定食のボリウムの事など、お互いに驚きながら懐かしい話題の共通性に盛り上がって嬉しくなる。来年はらっきょう漬けの季節にお返しができれば良いなと思っている。
本牧ご縁の第二弾はリサイクルショップの収穫品、これもここ数日の話である。年中、クルマで通過しているが寄ったことがない宮原バス停前にある「ブックオフ」とたまに覗かせてもらうNPO法人が運営する「WEショップ」。前者の収穫が3年前に熱海にある歴史的建造物「起雲閣」サロンで収録した「浦井勝美チェロリサイタル」。
浦井さんというチェリストはコンサートの第一線で活躍する方らしいがCDを聞くのはこれが初めて。大好きなバッハの「無伴奏チェロ組曲 第3番ハ長調」のタイトルを見なければ多分買うこともないCDだと思う。第3番の内外の奏者違いによるCDを10種類くらい持っていて、誰も店にいない無聊だけど心の湿気を求める時間帯に中以上のボリュームで聞くことが無上の喜びになっている。
このCDではバッハの無伴奏の他にベートーベンの「チェロソナタ 第2番 ト短調」シューマンの「アダージョとアレグロ 作品70」が演目に入っている。ピアニストは島崎 沙知代さんである。5回づつ繰り返し聴いてみてこのCDの嫋やかで明るい色調のバッハ演奏も魅力だが、ベートーベンやシューマンのようなロマン派の作品に面目を発揮していることに気がつく。予想していたように「起雲閣」の音の響きはナチュラルそのもの。これも収穫の一つであった。
後者の収穫品は塩釉薬を灰釉のベージュ地肌に施して呉須の草紋図柄の抽象図案が魅力のポットだ。これはイギリス風の香りがする。濁った呉須青の絵柄の筆運びはバーナード リーチに通じるような静かな精神性を感じてこれが気にいった。
最近その味の香ばしさに魅了されたノンカフェインの「大阿蘇 万能茶」を煎じた時に使いたくなっている。カフェインを受け入れない体質の方用に専用ポットの役割を果たしてもらおうと思っている。
営業のお知らせ 臨時休業日 10月7日(日) イベントご案内 10月14日(日)1939年製 米国ゼニス真空管ラジオ、フィールド型スピーカーとブルーツースアダプタで聞くモノラル時代のジャズ音源特集、レスターヤング、コールマン ホーキンス、ベン ウエブスター、バディ テイト他のバラード曲を選出 会費ソフトドリンクお菓子付き1000円 午後15時から17時
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