みなさんこんにちは。
きょうは一日中おだやかで、気温も上がり、冬の中休みみたいな日でしたね。太陽が出ているだけでずいぶん気持ちがなごみます。
運動場では毎日たくさんの子ども達が思い思いの遊びに取り組んでいますが、お店屋さんごっこもそのひとつ。子どもたちは実に様々なお店を思いつくものです。ケーキ屋さん、お菓子屋さん、アクセサリー屋さんなどのベーシックなものから、サーカス屋さん、お芝居屋さん、手作り本屋さんなどの高度に知的なもの、はたまたそんなものまでお店やさんに?!と、まわりがびっくりするようなユニークなものまで、その中身はまさに多種多様です。
しかし、それらのお店屋さんを開く子ども達に共通しているのは、ただ単に自分たちだけが楽しめば良いというのではなく、お客さんになってくれるその他の人たちも楽しませようというサービス精神です。これは何気ない事のように見えて、じつはとても重要なことなのです。そういった遊びを通しての小さな積み重ねが、あとで非常に大きな差となってあらわれてくる。人を楽しませるという行為はじつは大変に高度な知的作業なので、それ相応に心が耕されていないと難しいわけです。ですから、お店屋さんごっこがはじまると私は必ずそこへ行ってお客さんになりすまし、どの子どもがどんな店を開いているのかその中身をじっくり観察するようにしています。遊びを通して子ども同士がたくさんのことを伝え合っているように、私もまた遊びを通して子どもたち一人一人の成長をきちんと把握することができるのです。
さて、きょうはみどり2組の子どもたちが運動場にテーブルを持ち出して何やら元気よくお店を始めました。(写真)
店の準備が整うと、担任と一緒にマイクの所へ行き、開店のお知らせを場内アナウンスしていました。
「みどり2組のお店屋さんに来てください。お金は何円でもいいです!」
すると、園内のあちこちからたくさんのお客さんがぞろぞろと集まってきて、店は大繁盛でありました。私もどれどれとばかりに見に行ってみると、アクセサリーとお鮨を売っていました。さっそく紙に数字を書いてお金を作り、お鮨を買わせてもらいました。
「えーっと、お鮨をください」そう言って私はお金を差し出しました。
「じゃあ、これをあげます。海老のお鮨です」ひとりの子が言い、海老にぎりを手渡してくれました。見ると細部までよく考えて作られた美味しそうな海老の握りずし。
「いただきまーす!」
そう言って私がその場でその鮨をパクッと食べようとすると、
「コラーッ!ちゃんと座って食べなさーい!」
「そこに座るとこあるでしょ!」
「もう、かんせんせい、お行儀わる~い!」
お行儀のよろしい2組鮨店の皆々様に、しっかり叱られてしまいました。
それにしても、いつの間にやらたのもしいくらい大人になったものですね。
うん、素晴らしい!
きょうは一日中おだやかで、気温も上がり、冬の中休みみたいな日でしたね。太陽が出ているだけでずいぶん気持ちがなごみます。

運動場では毎日たくさんの子ども達が思い思いの遊びに取り組んでいますが、お店屋さんごっこもそのひとつ。子どもたちは実に様々なお店を思いつくものです。ケーキ屋さん、お菓子屋さん、アクセサリー屋さんなどのベーシックなものから、サーカス屋さん、お芝居屋さん、手作り本屋さんなどの高度に知的なもの、はたまたそんなものまでお店やさんに?!と、まわりがびっくりするようなユニークなものまで、その中身はまさに多種多様です。
しかし、それらのお店屋さんを開く子ども達に共通しているのは、ただ単に自分たちだけが楽しめば良いというのではなく、お客さんになってくれるその他の人たちも楽しませようというサービス精神です。これは何気ない事のように見えて、じつはとても重要なことなのです。そういった遊びを通しての小さな積み重ねが、あとで非常に大きな差となってあらわれてくる。人を楽しませるという行為はじつは大変に高度な知的作業なので、それ相応に心が耕されていないと難しいわけです。ですから、お店屋さんごっこがはじまると私は必ずそこへ行ってお客さんになりすまし、どの子どもがどんな店を開いているのかその中身をじっくり観察するようにしています。遊びを通して子ども同士がたくさんのことを伝え合っているように、私もまた遊びを通して子どもたち一人一人の成長をきちんと把握することができるのです。
さて、きょうはみどり2組の子どもたちが運動場にテーブルを持ち出して何やら元気よくお店を始めました。(写真)
店の準備が整うと、担任と一緒にマイクの所へ行き、開店のお知らせを場内アナウンスしていました。
「みどり2組のお店屋さんに来てください。お金は何円でもいいです!」
すると、園内のあちこちからたくさんのお客さんがぞろぞろと集まってきて、店は大繁盛でありました。私もどれどれとばかりに見に行ってみると、アクセサリーとお鮨を売っていました。さっそく紙に数字を書いてお金を作り、お鮨を買わせてもらいました。
「えーっと、お鮨をください」そう言って私はお金を差し出しました。
「じゃあ、これをあげます。海老のお鮨です」ひとりの子が言い、海老にぎりを手渡してくれました。見ると細部までよく考えて作られた美味しそうな海老の握りずし。
「いただきまーす!」
そう言って私がその場でその鮨をパクッと食べようとすると、
「コラーッ!ちゃんと座って食べなさーい!」
「そこに座るとこあるでしょ!」
「もう、かんせんせい、お行儀わる~い!」
お行儀のよろしい2組鮨店の皆々様に、しっかり叱られてしまいました。
それにしても、いつの間にやらたのもしいくらい大人になったものですね。
うん、素晴らしい!