われらしんじんのこども

真人幼稚園の子どもたちの日々の様子や、
  楽しいエピソードなどをお伝えしています。

夏は終わりぬ

2006-09-08 23:28:37 | Weblog
 皆さんご機嫌いかがですか。
 今週は比較的涼しく、すっかり秋の気配だな~と思っていたら、今日はまた真夏に逆戻りしたような暑さでしたね。園児玄関前の温度計は午後一時現在で30度ありました。子どもたちは晴れても曇っても元気いっぱい、運動場や園庭で遊びまわっております。こんな気温の高い日は自然に水遊びや砂遊びがはじまり、ダムや川やお料理などを夢中になって作る姿が見られます。(写真)

 ところで今日の朝、園庭で子ども達と虫さがしをしていると、年少組のある男の子がやって来てカブトムシを探しましょうと言いました。すると、そばにいた年長の女の子がそれを聞いて言いました。
「あのね、カブトムシは夏の虫だからもういないのよ。今はもう秋なの。秋には秋の虫を探すのよ。」
「ふーん。いつから秋になったの?」男の子は言いました。
「えっと、九月からかしら」
「九月はもう秋というわけですか?」私は言いました。
「もちろん。九月はもう秋です。幹先生ならわかるでしょ?」
「せんせい、もう秋になったのですか?」男の子は私の顔を覗き込んで訪ねました。
「う~む」
 私は考え込みました。
「まあ、そういうわけで、カブトムシはもういないってこと。そのかわり鈴虫とか、とんぼとかがいるわけですね。」女の子は確信に満ちて言いました。
「あの~、じゃあカマキリはいますか?」男の子は少し考えてから言いました。
「カマキリは春の昆虫です。春はもう終わり、夏ももう終わりました。鈴虫ととんぼを探してください」
 一同、しばし沈黙。
「えっと、すみません、夏が終わったって誰が決めたんでしょう?」
 男の子はしばらく考えたあとで言いました。
「誰が決めたんでしょう?」女の子もそう呟いて私の顔を見上げました。
「誰でしょうね?」
 一同、深い深い沈黙。

 それからやがて、男の子が言いました。
「せんせい、蝉を探しましょう?」


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ゲーム大会(年少組・9月8日)

2006-09-08 14:08:34 | Weblog
一斉活動の時間に運動場から大きな歓声が聞こえてきたので見に行って見ると、年少組の子どもたちが楽しそうに「ボール運び競争」をおこなっていました。夏休みが終わって園に戻ってきた彼らは背も伸びて、いちだんとたくましさも増したように見受けられます。早くもパワー全開でこれからの活動が楽しみなところですね。
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