60代女性の患者さん。
草取りをして腰痛がおきてしまったとのこと。
私は草取りが大好きですので
暇があれば庭の草取りをしています。
腰痛が起きやすいことは良く解ります。
例えば右手で鎌を持ってやる草取りですと
どうしても手足の使い方が片寄ります。
左手で持つ鎌を買ったこともあるのですが
いつの間にか左手用の鎌を右手で持って使ったりして
一人で笑ってしまいます。
また時間がかかってしまって進まないので
使わなくなってしまいました。
どちらに持っても真ん中で取るように気をつけていても
いつの間にやらそうはいかず片寄るのは同じこと。
草取りのあの姿勢を長く続けること自体、足腰に負担が来ます。
健康維持の為には若いときと同じように体を使っていたら
故障が起きてくることを自覚することがとても大事と思います。
その時はできてしまうのですが後で出てくるものです。
患者さんにもそのことをお話するのですが
私もそうなんですけどなかなか
「今日はこれでおしまい」とはいかないものなんですね。
私は調整の体操をちょこっとしたりして続けます。
今日の患者さん、かなりの変形も調整でかなり改善しましたが
私の目から見たら満足ではありません。
刺激過多にならないよう終わりにして
「大分綺麗になりました。立って歩いて見て下さい。いかがですか?」
とお声をかけて歩いていただきました。すると「腰の痛み消えてます」
とのこと、喜んでお帰りになりました。
かなり変形しても症状が出ない人もいれば
ちょっと変形しても痛みが出る人もいます。
以前、付き添いでいらした方が見ていて
ご自分も調整して欲しいとのことで
急遽、調整をさせていただいたことがありました。
非常に変形しているのに症状は全くないというのです。
調整後、綺麗になりましたので「からだが楽になったとか
何か感じませんか?」とお聞きしましたら
やはり何も感じないというのです。
人それぞれ違って良いと思いますが
私は変形が進み発症して病名がつく前に
変形したら何か変だなと自覚できる
敏感さを身につけておくほうが
より良いのではないかなと思っています。
手足を左右対称に使うことはありませんから
生きるとは多かれ少なかれ変形します。
変形がすすむと発症すると「しんそう」は考えます。
「しんそう」には特許庁に登録された
左右対称になっているかを調べる検査があります。
そして健康の時の形「解剖学的基本の肢位」の形に
なおせる手法があります。
変形をなおしながら健康人生を全うして欲しいと願いつつ
「しんそう」をやらせていただいてます。
しんそう学苑館林研修生を募集しています。
詳細は下記までお気軽にどうぞ。
しんそう館林木戸 電話 0276(74)0956
お読みいただきありがとうございました。
これからも宜しくお願い申し上げます。
変形をなおすしんそう館林木戸