金沢は昔、加賀国と呼ばれていた。
金沢で愛飲されているお茶というと「棒茶(くき茶を焙じたもの)」だという。
今回、金沢のひがし茶屋街で入ったお店で「加賀棒茶」という浅く焙じた茎茶をいただいた。
こちらは加賀棒茶を作っている丸八製茶の「一笑」というお店。
席に通されると卓上には白い椿がいけられている。
白椿の花言葉は「至上の美・誇り」
店内の雰囲気にピッタリ! 偶然だったけど、いい感じのお店に入ったかも!? 期待度UP。
メニュー。 希望者には抹茶を点てられるそうだ。
お水の代わりに棒茶の水出しが運ばれてきた。 あっさりとして美味しい。
Nは煎茶。
練り切りは「さざんか」 中身は白あんの上品なもの。 おかわり用のお湯も貰える。
私は「棒茶」
練り切りは「秋の山」 つぶあんが入っているのであんこの味がしっかりしている。
口の中がさっぱりする飲み易いお茶だ。
金沢の工芸品・八幡起き上がりが伝票の代わりに置かれる。
無造作に置かれる紙切れではないのが日常以外を楽しませてくれる。
体の色が机毎に違うので、つい隣の起き上がりを覗いてしまう。
「秋の山」を食べきった後の小皿。 素朴でてらいのない絵付け。 黒文字を久しぶりに使った。
帰京してチェックしたHPには「土日は予約したほうが良い」と書いてあったけれど、土曜日のこの日はすぐに入店出来た。
とてもラッキー!
閉店時間に近くなり、サービスとして玄米茶をいただいた。
サックリした歯ざわりの生姜入りカカオクッキー付き!
本当にとてもラッキー!
トイレをお借りした。 これは個室の中のしつらえ。
水引で作られた巾着の淡い色が結構好み。
個室のドアノブに掛かっていたミニ手毬。
所々にある加賀の工芸品の主張加減がさりげない。
Nの母にお土産を送ろうと思い、店内販売コーナーへ。
秋冬用の加賀棒茶は紅茶と緑茶の自然交配の茶葉を使用しているマリコロードと呼ばれているもの。
写真はおみやげ用に買ったマリコロードのティーバッグのパッケージ。
他にも4種類あるテトラパックのパッケージはそれぞれにカワイイ!ので即決。
N母、美味しかったかな?
一笑の丸八茶葉の名刺カード。 両方共お茶のパッケージ。