白川郷のメインストリートが歩行者天国になった後は、川を挟んだ駐車場を利用する。
その駐車場から橋を渡って来る人々。
車両通行止めの前に白川郷に到着した私は渡らずに済みましたが、川の上を渡るのは寒そう。
刈り取りの終わった田んぼですらひとつの風景になっている。
山間なのに空が広くて清々しく感じた。
お寺にも雪対策のシートが張られている。
明善寺郷土館にもなっているので、シートには「明善寺」とプリントされていて大きな表札のよう。
シートの中には細かい彫刻がある。
山門には獅子なのだろうが、赤くペイントされているので私には「ピグモン」にしか見えなかった。
(もしかしたら麒麟かもしれない)
本堂の隣から郷土館に入る。
本堂、庫裏、鐘楼と合掌造りのままなのは珍しいらしい。
庫裏の屋根裏まで入れるココは間近に合掌造りの内部が見られる。
屋根裏の床は階下が見えるほどスカスカ~。
黒光りしている一枚板を渡るようにして進む。
家屋の上部は養蚕に使用されたと言われている。
1806年に欅材で建てられた本堂の漆喰に付けられた細工の近くまで!
雪の重みにも耐えられるような造りの中でこれだけの細工が出来るなんて。
本殿の中には金色の欄間などがある。
私も習っている笙の楽器を奏でる天女がいたりして、想像以上に華やかだ。
不特定多数の人々が訪れるためか、至る所に「火」に対しての注意書きが貼られている。
花火もダメなのだ。
ほぼ初めて見た囲炉裏。
かなりの大きさなので野外向けのカマドが設置されていた。 これも火の用心か?
4・50年に一度は屋根のカヤを葺き替えるのだそう。
建物の内部は煤けて黒いが、それが建物の耐久性を増す。
明善寺の前で日向ぼっこしていた猫。
風もなく穏やかで、ひだまりは温かい。 猫にとっては最高の日和だったのだろう。