トロッコを降りたのは「鐘釣駅」
終点から2つ手前になる。
駅員さんがいて、作業員専用駅とは見た目も設備も全く異なる。
小さな駅だがスイッチバックがあるのが特徴だ。
ここから渓谷に降り、河原を掘ると勝手に温泉が溜まり入浴出来る場所がある。
何十年(!)も前に河原温泉のことを知らなかった私の前で
亡き伯父が突然河原(私たちの目の前)で裸になり、気持よく温泉に浸かリ始めた!?
・・・というかなり驚かされた思い出の場所である。
ここにもある、顔出し看板。 「かねつり」
頭の上にタオルがあるのでかろうじて温泉のイメージだが、この絵だとクマと川の中で寒そうにしているように見えてしまう。
ここに行ったのが晩秋だからか?
出口の方向を向いて横向きのでんちゃー達は猿なのに猫背・・・。
トロッコチョロQがいくつも置いてある鐘釣駅の改札。
本物のトロッコとチョロQのコラボが見られます。 何だか楽しいよ。
「全国名水100選」にも選ばれた黒部川扇状地湧水群は清水の里とも呼ばれている。
そこに湧いている名水ならば!と飲んでみた。
柔らかい口当たりで水道水特有の鼻に抜ける薬臭さ(現在では随分解消されてはいるが)が全くない。
金属のコップが共有物として置いてある。
蛇口から名水というのも興をそがれてしまいがちになるが、それもこの場所ならではと思えば、だ。
駅改札の外には蕎麦屋やこの水を用いた土産菓子などが並べられているくらい名水を推している。
確かに美味しかった!
ある女性に神様からのお告げがあり、黒四ダムの工事の安全を願って3体の仏様が置かれた場所に行った。
石の仏様は大きくはないが静かに渓谷を見ておられた。
屋根にあたる岩の存在感も凄かった。
この駅では万年雪や河原温泉なども見どころになる。
トロッコ列車の改札はひとりずつ改札鋏を入れてもらって通る。
JRでは平成4年に実質上鋏を使用しなくなったため
鋏でリズムを刻んでいた「アノ音」を聞けなくなって久しかったので、懐かしくて撮影させてもらった。
この鋏は職人の手づくりだと聞いたが、新宿駅などでは1週間で切れが悪くなったのだそうだ。
「レールへの散水」に関してホームの上下に説明文がある。
ということはそれだけ気になった人が多かったということか。
アニメに出てきそうなカンジの・・・これは信号機なのか?
口も付いてるみたいだな。
宇奈月駅に戻るためにホームに並んでいる時に見つけた。 ジェットコースターを待っている気分。
4人くらいまでひとつの列に並べるんだなと判る。
このように描かれるということは、繁忙期にはこのホームにも沢山の観光客が並ぶのだろうかと思った。
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そろそろ日が落ちそうだ。 これから帰路に着く。