縄文展が9月2日までですよ。と、職場でチラホラ話題に。
まさか、みなさん行ったの?と聞いたらかなりの割合で、
ええ、行きましたよ。
との返事。
会期延長しないかなあ、
と言ったら、
全国のスター選手(遺物)を集めてるんだから地元の博物館が長くスター不在になっちゃうからねぇ。
と、職場の先輩。
そうかあ。スターが一堂に会する滅多にない機会なのね。
しかし、わたしがこの夏は忙しかった。合間をぬって行く予定がいけなかったなあ。
いや、まてよ。
アレをああして、これをこうしたら、、、明日、行ける。
朝、普段より早い電車に飛びのり、スマホでオンラインチケットを購入。
開館前から例に並んだ。
すごい人。
縄文好きの方って、風変わりの人が多いのかしら。
知らない人がグイグイ押してきて距離近いし、独り言すごい人もいるし、例に並んでいる時は、おじさんがホラとスマホを差し出すから見ると東北の遮光器土偶の駅の写真。
風変わりな方々というかむしろ、自分に似た人たちに圧倒されて、むしろ普段近くにある縄文土器がそこにあるからホッとするという、パラドックス。
展示は良かったですよ。
さすがスター!
しかし、スターだけが並んでいるから縄文土器がこんなんばっかりだと思っちゃう人いるだろうなあ。
遺跡の発掘調査の整理作業で、土偶なんて全然ないし。
完形(壊れてない丸々一個)の土器も珍しいし。
山のような破片を探してくっつけて図面にする、の繰り返しですよ。
でも、ショーケースに入った土器に群がって閲覧している人々を見ると、
土器を掘り出して洗って、、、からやる自分の仕事はなかなか恵まれてるなあ、と思った。
帰りは根津駅まで歩いて、自然食レストランでランチ。
千代田線が止まって、東大前駅まで歩く途中で、弥生式土器の発見地の看板に遭遇。
現代の東京の街を歩いているのに、遺跡の気配を感じる不思議な東京散歩の一日となりました。