運動会前夜

運動会の前日の場所とり。

そんな事をわたしがやっている、と言うとたいてい親しい人は、らしくない！と、言う。

しかし、三年前の運動会の前日に、
ペルー出身のエリカさんに、

運動会、場所とる？
仕事、なら、とっとくよ！

と、言われて、よく聞けば、前日の午前11時から、場所取りの門があく夕方四時まで、並ぶという。

とっといてもらうなんて、悪い！
一緒に並ぶ事、二年。

ところが、今年は先日のたばこ祭りで会ったエリカさんは、
今年は仕事で並べない、、、。しょこさん並べますか？？

後ろの多数の親戚一同が、
オネガイ〜
ガンバって〜

って、言うもんだから、わたしやるわ、と、言っちゃった。

昨日、小学校勤務の友人に会って、ことの顛末を話したら、

わたし、場所取りした事ないのよ。そんな戦いが毎年繰り広げられていたなんてねぇ。

それが、今年は、わたし一人で戦うんですよ！！

わたしに出来る事があれば言って、と、思ったけど、ないわ。

と、言われた。

それでまあ、結局今年は途中から助っ人に現れてくれたエリカさんの義姉さんとならんで、無事に場所取り完了！

義姉さんから、並んでる間に聞いた、ペルーのプレインカのパラカス（3000年くらい前の変形頭蓋骨の人骨）の話。

しかし、面白かったなあ。

今日は、並ぶのに時間が取られちゃうから、なんにもできない、なんて内心ちょっと思っていたのだけれど、

いつもより、ずいぶん、たくさんの面白い事があった1日だった。

 

ロマンがあるのさ！

さて、実は、来週から現場。

今日は、事務所から現場へヘルメットや荷物を置きに。

もうすでに、現場での発掘調査は始まっていて、
ああ、この感じ！
と、思った。

ユンボが、動く傍で土を掘るけれど、土木工事とはちょっと違う。

そこにロマンがあるからか！？

事務所に帰って、測量のおさらい。

土器の図面書きは、間違えても後から専門の上司が治してくれる。
土器は、そこにあるから。

現場の場合は、点を計ったら、その面を剥いて、と進んでいくから、
測り損ねたら大変。
点がなくなっちゃうのだ。

けっこう、コレは、重要なお仕事である。

遺跡の保存は、実は発掘しないでそのままにしておくのが一番いいと言われている。

そりゃそうだ。

でも、次に、道路ができたりなんだりするから、わたしたちは、掘り出して資料にする。

適当にやったら、ただの破壊行為になってしまう！！

と、いう緊張感は、あれど、

やっぱり、現場は、いいのだ。

開放感もあるし、やっぱり、ロマンがある！

よいながら、よってる。

どういう訳か、こういう事になってしまう。

会社の飲み会である。

遺跡発掘調査の会社なので、その道の専門家がズラリ、酔っぱらう。

やっぱり、話は、だいぶ偏っている。

古墳とか卑弥呼とか、お城の石垣とか。

縄文の原体とか。

縄文原体とは、縄文土器に押し付けられころがされた縄の事である。

これが、とんでもなく深いらしく、

お酒がすすむにしたがって、話は白熱し、ついに先生が撚ってくださる。

実は、わたしは、あまり、学会とムーの違いはわからない。

わたしが、考古学知識だと思っていた事が、とんでも寄りだと笑われて初めて気がついたりする。

それでも、なんでも、目の前に繰り広げられる事は、マーベラスなのである。

こうやって、お酒が入って、酔っぱらった先生の手元から、縄文人の撚ったのと同じ形の物体が、産み出される。

こんなに、不思議な事ってあるだろうか。

 

日々、着実に、、。

お腹がいっぱいであります。

久々に体重を計ったら、2キロ増えてる！！

わたしは、知っていた。
だって、どのズボンも入らない！！

でも、飲み会もあったし、お祭りもあった。
職場でも、お土産のおやつ祭りだったし。

大丈夫。
大丈夫。

なにが、大丈夫かはわからんが、

ふくよか

って、いい響きよね。

お好み焼き狂騒曲

お祭り屋台の美味しい色々は、格別である。

お祭りにいけなかった、我が家の大きい子三人の為に、昨日は、お土産に、お好み焼きを買い求めた。

末っ子は、現地で、大きなお好み焼きを一人で食べていたから、いいかな、と、思ってお土産は、なし。

しかし、

今朝、五時に起きた末っ子が、長女の分のお好み焼きを食べてしまったのだ！

大変！

それに、長女が気づいた今朝は修羅場。

食べ物の恨みってね、本当に、、、。

長男も、

お前の得意なインターネットで、今日やってるお祭りを検索して、お好み焼き買ってこい！

なんて、便乗してしまった。

末っ子は、

うん！本当にゴメン！
お好み焼き、ポチるよ！！

まさかのネットで買えると思っている！？

あーあ。

生存競争激しい我が家に、新人類が現れたぞ！

たばこ祭り

雨続きが、やっと晴れた。

今日は、わたしの暮らす街で、お祭りである。

たばこ祭り。

時代に逆行しているアバンギャルドなネーミングだ。

第69回。
69年前に、たばこの葉の耕作が盛んだったこの地域の、労働者を労う意図で始まった祭りらしい。

だから、なんというか、神様がいて、どうの
じゃなくて、みんなが主役っぽい。

我が家の末っ子も、朝早よから友達が迎えに来て、出かけて行った。

夕方わたしと待ち合わせして、合流したら、そこかしこで会う友達たちにチャチャを入れられている。

本人としても、お母さんと一緒に祭りを回っているなんて、かっこ悪いらしい。離れようとする！？

ちぇーっ。
つまんないなあ。
もう、ついてきてくれないのか。

お小遣いもらう時の、猫なで声は、どこに行っちゃったの！？

 

思いがけずに、赤提灯。

今日は、洗濯機が壊れた。

気づかずに、小さなハンガーも一緒に洗ってしまったのだ。

パッキンがとれて、水が漏れる。

修理を頼んだら、月曜日になるという。

やれやれ。

ビショビショの洗濯物をビニール袋に詰めて、隣の駅にほど近いコインランドリーへ。

ちょうど帰ってきた長男も誘う。

実は、コインランドリーの目の前に、気になっていた焼き鳥屋さんがあるのだ。

回してる間、時間を潰さなきゃいけないもんね。

だから、一杯。
付き合いたまえ。

仕方ない。
長男は、生ビール。わたしはウーロン茶。

焼き鳥屋はなかなかの賑わいで、カウンターしか空いてない。

隣のおじさんおばさんに、姉弟？恋人？と聞かれる。

親子です！

あはは、そうかあ、そうかあ。

わたし、82歳。まだまだこんなに飲めちゃうの。
ここのは、アレも美味しい、コレも美味しいわよ。

とても、明るくていい時間だった。

洗濯機壊れても、ただじゃ起きないもんね。
修理代は、ちょっと気には、なるけれど、、。

 

ない。が、ある。

ねぇ、次回作描かないの？

リビングでくつろいでいる度に、21歳の長男に聞かれる。

夏にすごい勢いで漫画を描いて、コンテストに応募した。

結果は、まだ、出ていない。

いける！って、自信満々に自分の作品を披露して、
全然ダメって、けっこうよくある。

大丈夫、ダメでも、慣れてる。

でも、いまは、出すもの出して、ポワン。

どこへも動きたくない感じ。

ネットで、タロットカードひいたら、

no-thingness

なんにもない。

が、出た。

ドンピシャ！

でも、解説を読んだら、
nothing
ではなくて、

no-thing

ない、がある。

という意味らしい。

うん。究極的な状態なんだな。

どう動くかも、しばらく、決めない。

これでよし。

 

小さな街のおまつり

雨の休日である。

末っ子のサッカーがなくなった。

本日は、わたしの生まれ育った街で、お祭りがある。

すすきまつり。
車を飛ばせば一時間。

今年のゲストは、チェロ奏者の溝口肇さん。
雨なので、ホールでやるらしい。

行っちゃおう。

箱根山を車で、登る。

暮らしていた時は、実感がなかったが、緑に沈んでしまいそうな小さな街である。

実家に行って、お昼ごはんをいただいて、お墓参りに行った。

小さなホテルで、日帰り風呂を浴びて、
すすきまつりへ。

わたしが小学生の頃、このホールができた気がする。

あの頃も、雨のすすきまつりで、ペギー葉山のショーをホールで見た。

街中の人たちが集まったのか、800人入るホールが、満席、通路にしゃがんで見ている人もいた。

今日は、そんなに賑わったあの頃が嘘みたいなお客さんの入りだった。

でも、知ってる顔もチラホラ。
明るいムード。

太鼓や、ソーラン節を見た。

いつもいつも、何回も見ているいつもの獅子舞も見た。
お囃子の練習の時の、あの小屋に染み付いた日本酒の匂いまでよみがえってきた。

湯本の芸者さんたちのバンドがものすごく素敵だった。

チェロの溝口肇さんの世界の車窓からのテーマソングは、やっぱり感動だった。

それで、終わったら、すぐに車を飛ばして帰ってきた。

1日で、ずいぶん、いろんな体験をした。

山を降りる車で、また明日からの日常に、潜っていくんだなあ、と、そんな気持ちがした。

 

のんびりやさん。

歯の詰め物が取れた。
そのまま、歯医者通い。

仕事が、パソコン作業で肩がバリバリになっていて痛くてたまらない。

土曜の夜に、生ビールを二杯呑んで夜遊びしたら、まだ眠くて眠くて疲れた感じ。

あーあ。

なんだか、ちょっと前は、気合いだーっで、走れたのに。

今は、その気合いを出すのが大変にめんどくさい感じ。

雨、雨、雨だし。

でも、全力ダッシュをいつまでも続けられないこの感じが、実はわたしは心地よい。

だって、本当は、元来、のんびりやなんだもん。

のんびり、のんびり、のーんびり。