野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

メキシコ心象

2016-05-29 09:25:47 | 旅行

さて、10ヶ月ぶりの娘は、全然変わりなく、いた。

オー!!なんて言って、メキシコ式に挨拶。

ホストマザーにも挨拶。

娘は、わたしを見て、

平たい顔族。

と、つぶやいた。

ふん、おまえもだ!!

空港で、偶然、チェコからの留学生仲間に会う。ディズニーの白雪姫の王子様みたいな彼と、

娘は、自然にメキシコ式に挨拶、ハグハグ。ええなあ。

ホストマザーのお宅まで、乾いた光景の中を飛ばす。
ホントに飛ばす。すごく飛ばす。

グアナファト市のゲートをくぐると、ビックサンダーマウンテンとそっくりの世界。

ママの運転が、余計にそう思わせる。

ホストマザーのお宅は、丘の上。

お家が斜面にへばりつくような造りで、螺旋状になっていて面白い。

荷物を置いたら、さあ、ロータリークラブの例会へ。

一度に30人くらいのメキシコの方に会ったので、名前や顔を一致させてる暇がない。

女の方はみんなオシャレで美しく、
男の方は、みんな陽気なオヤジ!

この例会で、娘が、全然わたしに連絡をよこさない理由がわかった。

とにかく、楽しくみなさんに馴染んでいるのだ。

娘のレポート発表の時は、なにを話してるのかわからないが、オヤジたちの爆笑を誘っていたし、
会食の時になるとしょっちゅう呼ばれて話し込んでいる。

大きな窓が開け離れたホールで、夜の風がそよいでくる。

わたしは、連続何時間起きているんだ?

アドレナリンがでているのか、疲れたという感じもないのだけれど、
遠くに見える道路のライトがオレンジで不思議。

あの感じ、まるで、御殿場あたりの高速道路の風景みたい。

ああ、やっぱり、わたし、疲れてんのか!


ここは確かに遠くなの!?

2016-05-28 02:05:39 | 旅行

日本人ですか?

と、言葉を発した青年をみる。
日本語が口から出た途端に、彼が日本人に見えた。

そうです。レオン行きの飛行機ですか?

お互いのチケットを付き合わせる。
同じ飛行機だ。

もう、出発一時間前を切ってる。
ゲートが、決まってないなんて、、、。
他にこの飛行機乗る人はどこにいるんでしょうね。

わたしは初めてだから、こんなもんだと思っていたけれど、彼は本当に困っているみたい。

スペイン語うまいですねぇ。

と、言うと、

あ、僕、ハーフなんです。
母がコロンビア人。
でも、母は亡くなってしまったから、スペイン語は独学です。
仕事で、グアナファトに行くんです。
会社の人が空港で待っているのに困ったなあ。

確かに、スペイン語を話しているときは外国の人に見え、
日本語を話すと日本人に見える外見の彼。

歳は、21歳。
わたしの長男と同じだ。

スペイン語話せるおかげで、仕事があるから。

と、笑う。しっかりしてるなぁ。おばさんは、関心しちゃう。

掲示板の前で話していると、私たちの飛行機の欄に、遅延、と出た。

出発は、5時。一時間遅れるわけだ。

仕方ないな。会社の人もあちらの空港に遅延ってでるから、大丈夫だな。

ゆったりモードになった彼と身の上話などを交わす。

携帯の充電をしたいという彼に、さっきの充電スポットを案内する。
わたし、まるで旅慣れてるみたいじゃない!

一時間時間ができたので、お互いの荷物を、預けっこして、空港内をあるいてみたり。

その頃には、娘とラインが繋がる。

何時に来るのよ。ホストママに空港まで行ってもらうんだからさ。ハッキリしてよ!!

飛行機遅れてんだから仕方ないじゃない。日本人厳しいなあ。
ところで、サンドイッチが110ぺソ
これ、いくら?

ちょっと待って!100ペソが700円くらいだよ。
空港高いよ!買っちゃダメ!!

わ、わかった。日本人、しっかりしてるなぁ。

さて、一時間遅れの飛行機の搭乗口も発表された。

さっきの彼と、大移動。

ゲート73に行くと人の山。

ここから出る飛行機を待つ人は、わたしたちの飛行機に乗る人たちだけではないらしい。

掲示板の見方が全くわからない。ポカンとするわたし。

ああ、今は、xxx行きの飛行機の人たちの最終受付中。
ほら、掲示が変わった。締め切られました。
次の飛行機は、まだ発表されていません。

掲示板の見方を彼に教わる。

そうか、言われてみればそうだけど、言われなかったら分からなかったな。
身をもって体験するって、大事。

次の飛行機、出た!我々の便だ!

受付すると、謎の文字をチケットに書かれる。
さして、気にも止めないわたし。

受付をすませてグングン進むと、数字の書かれたゲートがある。
飛行機までのバスに乗るらしい。

ああ!このチケットに書かれたの数字だ!1番のバスに乗ればいいんです。

まぢか!?
一人だったら、分からなかったよ!
頼もしいなあ、彼!!

地方空港行きの飛行機はずいぶんと小さい。

と、言うことは揺れ方も半端ない。

揺れて揺れて、雲をグングンかき分けて進んでいく。
安定したら、メキシコの大地の広さに気がついた。
太陽の方へ向かって進んでいる。
光線の具合で、ずっと虹の上を飛んでいるみたい!

ずいぶんかわいい空港についた。

彼はすぐに日本人の上司と会えた。

ありがとう。さよなら。お仕事頑張って。また、どこかで。

別れる。

さて、娘。

いた!
10ヶ月ぶり!


着地!!

2016-05-27 07:16:06 | 旅行

メキシコシティに着くと、長い長い入国審査の列に並んだ。

メキシコに入国して、次は飛行機乗り換えだ。

乗り換えターミナルの掲示板に行ったが、次に乗る飛行機の搭乗口の欄が空欄。

近くに空港スタッフがいる。
彼らは二人とも車椅子だ。

車椅子の人が、普通に働いている。

一人の方に、

オラ。
と、言ってみる。
ドンデ ミ ゲート?
ドンデ どこ。
ミ わたしの
ゲート は、搭乗口のつもり。

英語でも、スペイン語でも、その辺の言葉を組み合わせて、言いたい事を言ってみるのが面白い。

伝わっているのかいないのかは、数撃ちゃ当たる方式。
とにかく、いろいろ言ってみる。

しかし、運良くうまく伝わったとしても、
たいていは、返ってくる相手の言葉がなんて言ってるかわからない!!

全く一人よがりの異文化交流なのである。

 

スペイン語話せる?英語話せる?

スタッフに、聞かれる。

ノ~!ノ~!!話せない。

さっきの入国審査でも貫いた。

世界には、英語とスペイン語だけじゃないのを知らしめなきゃいけない。
話せなくても、堂々といく。

困ったね。
まだ、搭乗口は出てないから、3時にまたここに来て。

と、言われたみたいだから、ありがとうと言って、待合場所に移動。

 

気がつくと、列に並んでいた日本人たちが誰もいない。ツアー客もけっこういたのに、みんなカンクン方面に行ってしまったらしい。

一人旅慣れしたお友達が、
日本人なんてどこにでもいるから大丈夫。
と、言っていたけど、いないぞ。

と、思いつつ、全然ビビッていない自分に気がつく。

メキシコの人たちが、褐色の肌に黒い髪と目。どこか、日本人と親近感を覚えるからかもしれない。

わたしなんて単純だから、外国人と言うと、金髪青い目をすぐに思い浮かべてしまっていたけれど、

実際、世界のパーセンテージで言うと、アングロサクソンの人々の割合はそんなに多くないんじゃないの?

 

待合場所ではみんなダラダラしている。

携帯の充電のスポットがある。

日本で調べてきた無料Wifiにはいるやり方をやってみる。

繋がった!

さあ、これで、なんとかなる度が高まった。

 

そうこうしているうちに、さて、3時。

さっきの場所に、行ってみる。

まだ、搭乗口の欄は空欄。
他の飛行機の搭乗口の欄は次々とうまっていく。
わたしの乗る飛行機だけが、不明!

どうしたら、いいの!!??

さっきのスタッフに、もう一度声をかけると、
インフォメーションカウンターに連れて行かれる。

そこで、また、いろいろ言ってみる。

搭乗口が決まってないってどう言う事さ。
飛行機飛ぶの飛ばないの?
わたしは乗れるの乗れないの?

日本人ですか?

ふいに日本語がした。

隣でスペイン語でスタッフと話していた青年の口から、日本語が!!

 

おおお!
結局また、どうにかうまく行っちゃうんだわ、わたし!

 


空の上から。

2016-05-26 09:05:46 | 旅行

飛行機の隣の席のスペイン語のマダムが、なんだか気があった。

マダムは食事のときに、ワインとオレンジジュースを混ぜていた。

サングリア!

と、わたしが言ったら、わたしの分もワインをもらってくれたので
わたしも真似して、オレンジジュースを混ぜた。

いいねいいね
といいながら、なぜか、マダムはピーナッツも自分のサングリアに入れてみせて、大笑い。

そして、

サリュー!

乾杯した。


一緒にああでもない、こうでもないと入国カードを書いた。

本が、棚に入ってるからとってと頼まれて手を貸した。

マダムの読んでいる本は、
7日でできるドイツ語

スペイン語でドイツ語を
教えてくれた。


窓から素晴らしい日の出が見えたのを教えてあげたら、はやく写真を撮りなさい!と、興奮なさって、

オイ!オイ!

と、何回も言っていた。

スペイン語の、ワォ!みたいなもんなのか。

手の甲に浮き出た血管を見るとけっこうお年なんだと思う。

彼女の話すスペイン語は、ゆっくりで、わからないけどわかりそうな気になるから、ありがたい。

でも、やっぱり、

もう、そろそろ、到着という頃に、窓の外を指さして、何かを説明してくれた。全然わからない。

ああ、もう少し、言葉のお勉強しませうか。

 


飛びちう。

2016-05-25 14:39:11 | 旅行

メキシコでは、ナタリアラフォルカデという歌手が、流行っていて素敵だよ。
と、娘に聞いて、CDを買った。

ノスタルジックなギターとスペイン語の響きが良くてわたしも何度も聴いた。

メヒ子ちゃんがうちにいるときに、
ナタリア知ってる?と、聞いたら、
知ってる。大好き!
と、言って、インターネットで色々見てくれた。
4月にコンサートが、あるみたい!
と、教えてくれた。

娘に、チケットとれないかなあ、、
と、連絡してみながら

わたしはパスポートをとった。

でも、その4月のコンサートのチケットは、もう売り切れていて、取れなかった。

でも、六月にも、娘のいる街の近くでコンサートをやるという情報がネットに上がった。

お。これは。

と、心に思いながら、ガイドブックでも買ってみるかな、と思って日々を過ごしていたら、
お友達夫婦のとこに、地球の歩き方メキシコ、があって、貸してもらった。

お金も、ちょっと臨時収入があった。

ある日、円が、106円になったりして、航空券がこないだみたのより、二万円安くなっていた。

クリックした。

あ!本当に行く気だ、わたし。

と、思いながら、鞄はどうしよう、と思っていたら、お友達が、
わたしのでよければ、と言ってくれた。

メキシコは標高が高くて、色彩が鮮やかに見えるそうで、特にピンクが、メキシカンピンクというスペイン語があるくらい綺麗なんだと聞いた。

なぜか、わたしはピンクのリュックを背負っている自分が頭にあったから、
友達が貸してくれたリュックがピンクだったのを知ったとき、
つながった!
と、思った。

そして、今日、飛行機に乗ってみたら、一番後ろの窓際で、隣にスペースもあり、後ろからトイレにもいけるいい席だった。

そうか。

わたし、強運なんだ。

43年生きてきて、もう、神様に全面降伏だ。
と、思った。

どんなに、わたしがブーたれて泣いても、ふてくされても、良くしてくれちゃうんだなあ。

さあ、朝日が昇る。メキシコにだいぶ近寄った朝だ。

 

 


飛んでこ。

2016-05-25 13:22:59 | 旅行

おととい、友達に、

カッ飛んでるね!

でも、いいんだあ、お母さん、一人で外国に行っても!

と、言われた。

 

そうかあ。

だよねぇ。

 

でも、今回は、色々な事がワラワラと運んで、いけるいけるいけるー!と、なった。

 

日本語しか話せないし、気は小さい。

ただ、メヒ子ちゃんや娘がいとも簡単に行ったり来たりしたもんだから、わたしもやってみたくなった。

ありとあらゆる精霊が、行けるように計らってくれたんだから、

お母さんも、行ってきまーす。

 

アチラから、ブログ更新できるかな?

できるかぎり、アップします!


一人じめ。

2016-05-23 23:09:40 | 日記

月曜日なのに、いきなり疲れて、仕事帰りに公園のベンチに寄り道した。

お腹があんまり空いたので、駅のパン屋で買ってきた小さなパンをちぎって食べた。

お腹も満たされたら、急いで家に帰って、夜の部開始しなくちゃいけない気分が遠のいた。

5分か10分、ここでゆっくりさせてもらおうと思って目を閉じた。

静か。

には、違いないが、意外や鳥たちの声や、風が木々を揺らす音が賑やかだった。

しばらくたって、目を開けると、夕焼けだった。

なんだか、ずいぶん得しちゃった気持ちになった。

鳥と、空と、雲と、夕焼けと、木々と、風と、

わたしが、

並列になってそこにいたから、幸せな気持ちがしたのかもしれない。

 


夕方の先生。

2016-05-22 22:14:28 | 日記

そうそう。

金曜日の夕方、子供たちに囲まれたスーツ姿の青年と、すれ違った。

先生かな。

家庭訪問の時期だから、先生もこんな風に街を歩くんだな、と、思った瞬間、彼が、元気よく、

こんにちわー!

と、言った。

 

メガネの奥のクリッとした目を見たら、長男の友達だった。

教育実習なんですよー!五年生の!

聞けば、末っ子の隣のクラス!

なんだあ。

しかし、あなたが先生を取り囲む立場だったのは、つい最近の事なのに!

あああ。びっくりした!

彼は、彼で、末っ子君が五年!?

と、びっくりしていた。

そういえば、末っ子の家庭訪問に来た担任の先生もずいぶん若かった。

最近は、先生も若いんだなぁと思ったら、私がいい年なんだな。

先生早く!

彼は、子供たちに呼ばれて、

じゃ。また。

と、いい顔をして、行ってしまった。

後ろ姿が本当に立派に先生だった。

みんな素敵になっちゃうなあ。

 

 


夏の企て。

2016-05-21 23:28:00 | 日記

本日は、朝も早よから、この夏の学童保育の話しあい。

今年の夏から、運営をお母さん方でやろうとなった。

自分の子の夏を充実させたい。 

アンド働く仲間を応援したい。

そんで、わたしの有給はあと何日?

みたいな、盛り込みすぎの夏の予感。

でも、仕方ない。

社会は猛烈に頼りないし、お父さんには危機感がない。

エネルギーもあるお母さんが集まって、夏を遊ぼう!!