大きくなったらなんになる?なにをやりたいの?
と、聞かれて、明確に答えられる子どもじゃなかった。
でも、白い紙を前にすれば満足で、さあ、何描こう!と、ワクワク気持ちが高まった。
だけど、いざ描きだすと、描きたいものがわからない。
14、5歳で自分の進む方向を決めるとき、全くどうしたらいいのか見当もつかず、
22歳からは子どもをじゃんじゃん授かり、子どもの事ばかりで忙しくて、描くなんて事さえ忘れていた。
しかも、社会的にはなんにもしてない。焦る!そんなわたし。
長いことそんなだった。
しかし、その間、まるで色々な事が熟して発酵したかのよう。
今、フリーペーパーココハダで1ページもらって、自分の書きたいこと書いて絵を描いている。
ときには、街に出て人に話を聞いて文章にまとめる。
なんか書きたい。かつて、そう思っていたわたしだが、今は、描きたい題材が山ほどある。
いまや、こんなに恵まれた環境。
なにが、いつ、どう運ばれるかわからないよ。
夢見る夢子ちゃんのわたし。変わる事はできなかった。でも。わたしなりの道があるみたいな気がしているぞ中年期。