便りがないのは良い報せ・・・
でも便りのない期間に認知症の母の介護レベルが2から4に上がったと北海道の弟から一昨日連絡がありました。
老いて便りのない期間というものは日頃から余程頑健なのか、或いは周りが気づかないうちに緩やかに静かに弱って、ついに連絡をしなければならない状態になったということなのでしょう。
この写真は2年前に「蝦夷富士」と呼ばれる「羊蹄山」の麓にある特別養護老人ホームの庭の「アカツメクサ」を撮ったものです。
私はこの花が大好きです。
それは幼いころから親しんだ色彩で故郷の原風景のひとつだから。
その花言葉を調べてみると「勤勉」「実直」「善良で陽気」とありました。
なるほど、「アカツメクサ」はまるで日本人の気質を表す花なのですね。
振り返ると子供の眼からみても、母はこの3つの気質のどれとも違うような気がします。
日本人じゃないのかな。
そう、あえて言えば「情熱」「覚悟」「愛情深い」でしょうか・・・。
熊本から北海道に嫁いできた「火の国の女」ですからね。
ここが母の終の棲家になるのかまだ分かりませんが、現在入院している先からの転院を求められていて、この場所もその候補のひとつです。
「アカツメクサ」と無縁の気質の母はこの花に囲まれて静かに暮らしていくのかなぁ・・・