ラケットオタの探求の日々!

今日も理想のテニスラケットを求めて試行錯誤の日々

ダンロップのパワー系黄金スペックFX500(2021)をしばらく使ってみて

2021-10-08 11:30:37 | テニス

 

どうやらFX500はガットの特性が素直に出易い

系のラケットだったのかもしれません。

最初に張ったポリファイバーTCSの1.30から

色々あってガットを張り替えること3回。

帯に短し襷に長し、とやらでセッティングが

なかなかハマってくれず、今回が通算4度目。

もう失敗は許されません。

 

実は最初にTCSを張った時、シャフトに付けて

いた振動止のせいでラケットバランスはイマイチ

だったのもの、それでも全体的に一番打ち易く

フレームとの相性は一番良かった気がしました。

ということで普通ならまたTCSを張れば確実で

間違いがないのですが、それでは今までの3回の

失敗の積み重ねが無駄になってしまうのでは?

ということで、新たなガットで挑んでみます。

 

条件はどうも相性がイマイチで肘にきてしまう

FX500を緩和するぐらい柔らかいこと。

そして二度目に張った時のガットの色に拘って

失敗してしまった教訓を生かし、この際もう

色には拘らないということで、以前にも助けて

くれたことがあるガットにしてみました。

 

 

TCSと同じポリファイバーのガットで、以前に

似たようなピンチの時に張って良かった記憶が

あるブラックヴェノム1.30でいきました。

今の最新ピュアドラだと面影がありませんが

以前のピュアドラは硬くてボールもぶっ飛んで

肘にもくるという、ある意味三拍子揃っちゃった

系ラケットだったので?当時そういう感じだった

のを中和するのに、大いにブラックヴェノムが

助けてくれたような記憶が。

 

 

まさに最後の砦となるブラックベノム1.30を48p

で張って打ってみました。

最初に張ったTCSとほぼ同じか少し硬いぐらいの

柔らかさの感じでボール乗りも良く、スライスも

打ち易かったし、ボールの収まりも良かったので

硬い系ガットだと肘にきてしまう感じのFX500に

合わせるならこれだ感が。

 

ただ柔らかい反面、TCS同様にボールパワーの

部分で少しスポイルしてしまうような?

自分から打っていった時にラケットパワーも

ありボールの初速は出ているのですが思った

よりも相手コートでの伸びが出ていない気が。

 

その後もペースアップして打ってみるものの

やはり思ったより相手を押し込めれてない?

でもこれは単に100sqのラケットを使いこな

せていない可能性も。

どうしてもFX500も含めた他の100sqのラケット

では空気抵抗のドラッグを大きく感じ、自身の

パワー不足から95sqや98sqのラケットほどに

シャープに振れていないような。

あと今回1.30のガットに拘ってしまったのも

失敗だったかもしれません。

ぶっ飛びを警戒してのことだったのですが

試打ラケに張ってあった1.25mmのポリぐらい

が身の丈にも合っていたのかも。

 

でも相手に押し込まれたような守りの場面では

面サイズからくるスイートスポットの広さと

十分なラケットの持つパワーの恩恵を感じ

合わせるようなスイングでもしっかり返球

し易く、この辺が黄金スペック系ラケットの

懐の深さなのかと実感。

 

個人的技量不足から、どうしても攻めた時の

パワーの安定性、コントロールでは多少難も

感じたのですが、やはり守りの場面では力強い

アシストを感じれました。

 

ラケットとの相性があると思うのであくまで

個人的にですが、FX500をバボラのピュアドラ

2021と比べてみると打球感のソフトさ、意識

しなくてもかかるぐらいのスピン性能、肘に

こない度、そこからくるガットの選択肢の豊富さ

など、どんなプレイヤーが使ってもしっくりいく

ような万能性、汎用性の高さではやはりまだ

ピュアドラの方に優位性を感じました。

 

ですがFX500はピュアドラ2021と比べるとまだ

荒削りのような部分を感じるようなこともあり

ましたが、でもその部分にちゃんとアジャスト

して使えればその持っている爆発力が生き

ピュアドラ以上にしっかりボールにパワーを反映

させられる感触も。

 

 

面サイズ100で300gという黄金スペックと

呼ばれるラケットでの快適性とパワーの

関係性ですが、どちらを優先するかという

のはある程度ガットで調整もできるとは

思うのですが、でもそれがあまりに極端

すぎると調整に手間取ってしまうことも。

 

前回まで使っていたテクニファイバーのTF-X1

はかなりバランスを快適性に寄ったラケットで、

ハマる人はとことんハマりそうな雰囲気を持つ

ラケットでした。

今回続けてFX500を使ってみて個人的に残念

だったのは、どうも振動特性と相性が良く

なかったのかどうしても肘にきてしまう為

振動止め過多にしたりしてラケットのバランス

対応にバタバタしたり、肘に忖度してガットが

柔らかい系ポリガットの選択が優先になって

しまったところでした。

 

ということで現状のパワー系黄金スペックでの

最適解はいろんな意味でバランスにも長けた

ピュアドラ2021なのかもしれません。

その辺のところを探る為に、一旦黄金スペック

ラケットから離れてみる前に?実験をしてみよう

かと思います。



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