「ネブカ」に関する記事を作成中に、祖母の使っていた色々な言葉を思い出しました。
我が家では両親が共働きだったため、祖母が食事を担当することが多かったためか、食事に関する言葉が沢山記憶していますが、その中で特に残っているのはと「おくもじ」という言葉です。
この言葉のニュアンスからして、京言葉だと思い込んでいたのですが、少し違っていて、女房言葉という範疇に入るようです。
例によって、WIKIPEDIAで調べてみると、“「女房言葉(にょうぼうことば、女房詞)」とは、室町時代初期頃から宮中や院に仕える女房が使い始め、その一部は現在でも用いられる隠語的な言葉である。
語頭に「お」を付けて丁寧さをあらわすものや、語の最後に「もじ」を付けて婉曲的に表現するなどがある。 その他にも、略形や擬態語・擬音語、比喩などの表現を用いることもある。
優美で上品な言葉遣いとされ、主に衣食住に関する事物について用いられた。後に将軍家に仕える女性・侍女に伝わり、武家や町家の女性へ、さらに男性へと広まった”とありました。
現在でも遣われている言葉は多いようで、この項を始める経過から、とりあえずは〈語尾に「もじ」が付く言葉〉を取り上げますが、この言葉は「文字詞」とも呼ばれるようです。
WIKIPEDIAやコトバンクなどを参考に、例を挙げてみましょう。
おくもじ : 奥さん+文字
おくもじ : 酒、漬物、苦労
「お」は接頭語「御」
「九献(くこん)」の「く」+文字 ⇒お酒
「茎(くき)」+文字 ⇒漬物
「苦労」+文字 ⇒苦労
おめもじ : 御目にかかる
「御目にかかる」の「おめ」+文字
かもじ : 母または妻「かか」+文字、付け髪の場合は「髪文字」
※ コトバンクに拠ると、加文字とも書く。髪文字の略。女性が日本髪を結うとき頭髪に補い添えるための髪
くろもじ : 植物名及びそれで作った楊枝
しゃもじ(杓子) :「杓子(しゃくし)」の「しゃ」+文字
そもじ : 「そなた」の「そ」+文字
ひもじい : 「空腹である」という意味の「ひだるい」の「ひ」+文字
ゆもじ(浴衣) : 「浴衣(ゆかた)」の「ゆ」+文字
確かに「おくもじ」がありましたが、何気なく使う「しゃもじ」や「ひもじい」などもそうだったんですね。(まさ)
我が家では両親が共働きだったため、祖母が食事を担当することが多かったためか、食事に関する言葉が沢山記憶していますが、その中で特に残っているのはと「おくもじ」という言葉です。
この言葉のニュアンスからして、京言葉だと思い込んでいたのですが、少し違っていて、女房言葉という範疇に入るようです。
例によって、WIKIPEDIAで調べてみると、“「女房言葉(にょうぼうことば、女房詞)」とは、室町時代初期頃から宮中や院に仕える女房が使い始め、その一部は現在でも用いられる隠語的な言葉である。
語頭に「お」を付けて丁寧さをあらわすものや、語の最後に「もじ」を付けて婉曲的に表現するなどがある。 その他にも、略形や擬態語・擬音語、比喩などの表現を用いることもある。
優美で上品な言葉遣いとされ、主に衣食住に関する事物について用いられた。後に将軍家に仕える女性・侍女に伝わり、武家や町家の女性へ、さらに男性へと広まった”とありました。
現在でも遣われている言葉は多いようで、この項を始める経過から、とりあえずは〈語尾に「もじ」が付く言葉〉を取り上げますが、この言葉は「文字詞」とも呼ばれるようです。
WIKIPEDIAやコトバンクなどを参考に、例を挙げてみましょう。
おくもじ : 奥さん+文字
おくもじ : 酒、漬物、苦労
「お」は接頭語「御」
「九献(くこん)」の「く」+文字 ⇒お酒
「茎(くき)」+文字 ⇒漬物
「苦労」+文字 ⇒苦労
おめもじ : 御目にかかる
「御目にかかる」の「おめ」+文字
かもじ : 母または妻「かか」+文字、付け髪の場合は「髪文字」
※ コトバンクに拠ると、加文字とも書く。髪文字の略。女性が日本髪を結うとき頭髪に補い添えるための髪
くろもじ : 植物名及びそれで作った楊枝
しゃもじ(杓子) :「杓子(しゃくし)」の「しゃ」+文字
そもじ : 「そなた」の「そ」+文字
ひもじい : 「空腹である」という意味の「ひだるい」の「ひ」+文字
ゆもじ(浴衣) : 「浴衣(ゆかた)」の「ゆ」+文字
確かに「おくもじ」がありましたが、何気なく使う「しゃもじ」や「ひもじい」などもそうだったんですね。(まさ)