毎日のチョットした事で…

毎日のチョットした事で幸せを感じる私ですが、怒りも感じます。

東日本大震災から…特に……この国に怒りを覚える事が多い。
津波地震は天災ですが、福島原発事故は人災です。

やっぱり、生きているって事は波が荒れたり、風が吹いたり、します。
自分が無力で何の力もない。そう思うとますますやりきれない。


今日は、気分転換に今自分が一番住みたい場所を考えながら仕事しました。
仕事っていうより、作業かな。

まず、気候が温暖で、食べ物が美味しい。山海の珍味と乳製品。お肉。
それと麺類〈らーめん、うどん、パスタ〉って結局食欲だけで考えてる私です。

しかし状況が許されるなら、長崎市に住みたい。
去年５月に旅してからずっと思い続けてます。
長崎では人の親切が身に染みました。
福島の被災者を最初に引き受けたのは、長崎と広島だったそうです。
「被ばくば、県民が体験している県ですばってんね」
タクシーの運転手さんが話してくれました。

　
　
［長崎市街］　　　［駅前の本屋さん］

駅前の本屋さん、レトロ本、寄稿本、新刊なんでもありで、求人募集中。
面接してみたい。と本気で思いました。
「本当に長崎が気に入ったという気持ちわかって欲しい」
「それよりも、亀山社中が先。先」という訳で…あきらめた次第です。

今度の夏休みにはワンコも一緒にいきたいな。

ちゃんぽんも美味しい。皿うどんも美味しかった。あと、かすていらもね。
佐世保バーガーも…卓袱料理も…やっぱり食べてばかりです。
食事が美味しい。水が美味しい。安心して食べられる。
こんな当たり前の事が一番幸福。

津波地震の後、ずっとその事をかみしめています。

土地の人情も厚い。情緒もゆかしい長崎編は次回へ持ちこし。

従え！ 疑うな！ いつも眠っていろ！

ラジオの国会中継を聞きながら思った事。

アベノミクスで株価上昇。
富のある者だけに富みが寄る。

日本人社会は組織でなりたっている。

組織の中でエリートと呼ばれるのは官僚である。
総理は任期がきたら変わるが、官僚は変わらない。
彼らは、官庁にいつづける。この国が簡単に変化しない原因は官僚機構にある。
ある意味独裁といえないだろうか。
［最良の官僚は最悪の政治家だ］Ｍ・ウェーバーの言葉です。
ナチスが台頭してきたころのドイツと、さほど変わりはないような気もする。

そこへ橋本さんの従軍慰安婦発言であります。
あぁ。

公人としても、人間としても、男性としても、とても卑しいし、恥ずかしい発言です。
教養も素養も感じられない。
脳みそがスライムになって、流れているとしか思えない。

親分の石原さんの蒙昧さが、乗り移ってしまったのかも。

「従え」「疑うな」「いつも眠っていろ」
［ジョン・カーペンター監督］
庶民は現実を見てはいけません。
幸せになりたいなら、詭弁と虚構。自己欺瞞で暮らしてね。

権力をもつと頭のどこか、心のどこかが肥大するのかも知れません。
権力とは、この先無縁だが、希望を胸に、今日もぐっすりと眠りたい。

天敵の続き…たとえパラサイトであっても

つばめの天敵は今日も床の下、石積の土台の隙間のどこかにいる。

蛇とマングース。コガネムシと蜜蜂。昆虫と鳥類。
確かに特定生物の死亡要因となる生物種である。

天敵は必ずしも捕食を意味するものではない。
パラサイトであっても、相手の精神を貪り、人格を殺すばあいもある。
シダ類に寄生しているカビのように。蛸とえびのように？？？

私の心の中にも天敵がいる。
日常の中で不測の事態が引き起こった場合、脳の中の一部分が停止してしまう。
李〈合歓〉さんは不測の事態の生き字引。
理解ができない。理解したくない。
理解の外であっても、現実である。
現実の事態には現実的に対処するしかない。考え方としたらそうなる。
しかし、思考が停止しているとそんな事も考えられない。
結果逃げる。逃げると自分が加害者になってしまう。
李さんのせいに出来ない。ミイラ取りがミイラに。
逃げている自分の事を自分が知っている。
怒りがわいてくる。

そんな自分に自信が持てない。
自分に自信が持てない状態が続くと、依存心が強くなる。
自分よりも力のある者〈と自分が思える者〉を神格化してみたり。
もしくは、自分が夢中になれるもの…感情のゆれを誤魔化せるもので紛らわせてみたり。
クラシックを大音量で聞く。バッハは鎮静効果があります。
モーツァルトで覚醒〈一時的〉です。

やっぱり、簡単な事するよ。
ごまかして酔っぱらって忘れようとする。甘い物食べて食欲中枢を満たす…もうげっぷりです。
買い物依存とかやってみたい。
支払の事がすぐに頭によぎる、貧乏性の私。
シャリシャリ、ムシャムシャお手軽に駄菓子を食べている。
駄菓子って所が悲しい。ｓｗｅｅｔとかねぇ。あるでしょう。

結果、まん丸いからだと、螺子のゆるんだ脳みそだけしか残らない。

逃げるためならなんのその。藁の盾にでも寄りすがってしまう。
藁やで。もうなんの盾にもならんでしょう。藁。藁。

［感情に振り回されて逃げている私］は、［毎日の小さな事で幸せを感じる私］の天敵であると思う。

天敵…特定生物の死亡要因となる生物種の事

友人のＮ氏が田植えの合間に寄ってくれた。
Ｎ氏は自然農法を学びにホピ族〈ネイティブ・アメリカン〉の村に半年いた。
英語塾の教師でもある。
彼はＫ市在住だが、田んぼだけは、山間のこので作っている。
完全無農薬の米つくりを、もう何年もつづけている。
水が冷たくて美味しい、田んぼも同じ湧水なのでお米が甘くて小粒。心底おいしい。
Ｎ氏は爽やかで知性的。言動一致の男性である。
爽やかな人はいるし、知性的な人も多い。
言動一致の人となるとなかなかいないですよ。

「ツバメおるんかぁ、うちもなんや」
「今は、つばめも受難の時代やなぁ」
「どこもここも巣を作らせてくれんよねぇ」
そんな事いいながら気の置けない者同士立ち話。
「つばめは賑やかな家が好きなんやでぇ」
「本能ってすごいねぇ」
つばめの天敵はカラスと蛇。

玄関先の踏み石の間に蛇がいる。

　　

ツバメのお父さんは、電線の上で見張っている。お母さんは餌を取る。子供たちはお家の天井の巣のなかにいる。

天敵の中でも蛇は厄介です。
たまごを呑みこむ。

「毒蛇は急がない」タイの諺だと思う。
毒を持つ蛇の多くは、獲物を捕らえると己の毒液を注入する。
毒液を入れると一旦後退して様子をみる。

毒の効き目を観察する。獲物に毒がまわるのを待つ。
毒液を入れた直後、すぐに呑みこむと獲物があばれて必死の抵抗をする。
文字どうり死にもの狂いの反撃。それによって毒蛇は力を削がれる。
エネルギー保存のために待つらしい。
なんともいやらしい。そしてズル賢い。
人間のなかにもいる。と思う。
悪人ほど執念深いし、悪への耐久力を持っている。

さてさて…我が家にいる蛇には毒はない。のたりくたり這っているだけにも見える。

つばめにとっては死活問題ですよね。

今年は何匹巣立ってくれるやら。たまごよ。御無事で。大きくなってください。
まんまるは祈っております。

李さん一家の続き。

李さんは、オークションにはまっている。
「こんな、四角い箱〈パソコンの事〉を操って世界が手に入ると思うような、安い人間にはなりとうない」
「インターネットなんて、わしはいらん」
「わしの人生には絶対に縁がない代物や」
「人間は、お天道様と同時に起きて、日が暮れたら眠る。自然体やっちゃ」
李〈合歓さん〉を知っている友人は耳蛸になっていた。
勿論、家人も耳蛸。耳イカ。

ところが、オークションにはまったのである。

マウス操作と数字のみしか理解できない。

落札しても出品者に連絡できない。
　　

「落としたっちゃ」「落としてしもたっちゃ」
ぎょうさん落札してはります。
　
今までの己の言動は、はるか彼方へ飛んでますわね。
あんたは誰。どこの人？
インターなんかわしの人生には縁がない…とかいうてましたよねぇ。
それも縮めてインター呼ばわり。
そのわしは何処へいかれたんですのん。
ロケットに乗ってブラックホールかなんかにすいこまれたんかぁ。

後始末は誰がスンのですか。

私の事なんか、庭で鳴いてるカエルぐらいにおもてるんやろか。
ほって置いたら悪い落札者になってしまうやんか。

ぶつぶつぶつ……何事も丸く収めて、身体もお腹もまるいまんまる。

まんまるメタボが加速する。

ワンコもあっち向いて相手にしてくれはらへん。



明日は予報では雨。カエルは雨が大好物。