素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

てっきり今回が最終回だと思ってたんですけどね。

2014年10月04日 11時26分07秒 | 日記
今週の新GAROですが。(ファミ劇ね)
サブタイ「稀人」

意味は外界からやってくる来訪者のことでしたっけ?
ちょっと調べてみると、そういう存在を「外界からやってきた神」として祀る考え方と繋がる言葉らしいですね。

まぁ、今回での「稀人」の意味は、あまり良い意味では無いようですが。

覚醒したエイリスが時空を歪め、複数の時代を混乱させる悪しき稀人となって災いをもたらしたこととかかってるんでしょうね。


今回の話、冒頭でクロウと雷牙のタイマンがあったわけですが。

ザルバは「クロウの本心じゃない」と嘘を言って、雷牙が動揺しないようにしようとしてましたけど。
雷牙の方にはちゃんとその程度の本心を受け止める心の余裕があったのが熱かったですね。

人間、メインとサブの思いってのがあるもんだしね。
自分より給料沢山貰ってる人がいたら「妬ましい」という気持ちが心のどこかで起きるのは仕方ないことで。

でも、そういう気持ちよりも「いや、あの人は優秀だからあのくらい給料を貰えて当然だ」「羨ましいなら頑張れよ自分」みたいな気持ちの方がメインで存在感ある人の方が多いから、ほとんどの人はそういう気持ちの存在に気づいてないか、無視しているだけで。

クロウの場合は、魔戒騎士としての修行に明け暮れ、愛情が無かったわけじゃないだろうけど、一般的な家族愛その他とは無縁の人生を送ってきた自分と、黄金騎士の息子として生まれ、執事に愛され、大きな屋敷に住み、人格者として尊敬すらされている雷牙。
持ってるものが完全に負けている上、騎士としての実力も雷牙が上、と。

世の中クソだな!

って気持ちが湧いてもまあ、仕方ないですよな。
(足立でなくても)

クロウ、最初はなんか形式ばった態度で雷牙に接してましたけど、多分面白くなかったんだよね。
彼としては「俺は名門の出で、加えて強い。媚びへつらえ」とでも言われた方が「こいつには人格で勝っている」と思えた分、気が楽だったんでしょうな。

でもそうじゃなくて。
一緒に行動するうちに、知らんうちに取り込まれてた。

理不尽だけど、そりゃ腹も立つだろうさ。
(雷牙が悪いわけじゃないんですけどね)

あと、「マユリさんは人間では無い、女だ!」って言ってましたけどさ。
これの意味合い、学園黙示録で出た台詞「女を盗まれるよりマシだ」と似てて熱いですね。

いやま、誤解を生みそうだな、とは思うんですけど。
「人間」って言い方は、男女の情愛を取り除いた普遍的な「自我を持つ存在」って意味合いでしかないと思うんですよ。
だからまあ、誰に対しても適応できる。
老若男女、誰にでも。


でも「女」って言い方は、性的欲望を感じている異性にしか使わないといいますか。
雄として子宮の所有権を主張したい相手にしか使わない言葉。
(言い方かんがえーや)

戦いに身を置いていて、いつホラーに敗れて討ち死にするか分からない魔戒騎士だからさ。
男女間の想いの部分で、こういう人間文化を取り払った、動物的な、根源的な言葉が出てくるのは熱いです。


あともひとつ熱かったの。

「お前が望むのであれば、お前の両親を助けてやろう」というエイリスの提案を「それはお前たちホラーに、魂を売ると言うことだ!!」と跳ね除けるシーン。

毒島さんはここで魂を売ってしまったけど。
雷牙は毅然と悪魔の誘惑を撥ね退けるわけね。

……完全に毒島さんを超えてしまったわけですな。
同じような選択を突きつけられて、雷牙は選ばなかったわけですから。


で、ラスト。
エイリスに鎧の着装時間を吸い取られ、無理矢理「心滅獣身」状態にさせられた雷牙。
オヤジ殿はそこから復帰したぞ。頑張れ!雷牙!って感じで続く次回。

……てっきり、今回で終わりだと思ってたんですけどね。
いやね、アニメのGAROがはじまるのが再来週なのは知ってましたけど。

最後の一回、総集編だろと思ってたので。
(2期と3期はそうでしたからな。確か)