素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

安定の2週遅れてのスタート

2014年10月18日 19時32分26秒 | 日記
GARO-炎の刻印-第一話「業火」感想。

いきなり魔女狩りの火刑のシーンからスタート。

焼かれているのは多分魔戒法師なんでしょうね。
(最初の最初は、この人が陰我でゲートを開き、ホラーに変じてしまうのかな?とも思ったのですが)

しかし、火刑の激しい火炎の中で、一人の男児を産み落とす女性。

火の中での出産といいますと、日本だと木花咲耶姫が有名でしょうか。
天孫降臨で日本に降り立ったニニギノミコトと色々あって結ばれるわけですけど。
あまりに早く妊娠したので「それ、本当に私の子?」と疑われてしまい。

「この子が不義の子だったら、業火の中で出産した場合絶対に無事に生まれないはずです!しかし正しいあなたの御子だった場合は、例え業火の中でも無事に生まれるでしょう!」

と言い放ち、産屋に火を放ってその中で出産。
そして無事、御子が生まれるわけですが。

こういうの、ウケイって言うらしいですな。(漢字難しいからカタカナで書きますけど)
私の言ってることが正しい場合、まず絶対に起きない奇跡を目の前で起こしてください、って願掛けする。
一種の呪術みたいなものなんですかね。

古事記の中で何度か出てきますが

「私のこれから選ぼうとする選択が正しい場合、今すぐ鳥をここに落とせ」と願掛けし、その通りになったからその自分の選択を決定したり。

「この矢を射た者が邪心を持つ者だったなら、この投げ返した矢に当たって死ね!」と願掛けし、いきなり飛んできて突き刺さっている矢を引き抜いて投げ返したら。
射た奴が裏切り者だったので、その通りになって死んだり。

日本風に考えると、業火の中で産み落とされたレオン・ルイス=黄金騎士GAROは、世界に絶対に必要な正義の戦士であるという証明になるんですかね?
普通、炎の中で出産したら赤ちゃんは死んじゃいますものね。


話の感想ですけど、子供が見るには内容がR指定ですわな。
娼婦出てくるし。魔女として捕らえられた女魔戒法師が、下卑た看守どもの肉便器にされてるシーンまで出てくるし。

しかし、局部とか決定的なシーンをあえて描かずにやってるので。
見苦しい自主規制フラッシュが無くて、非常に快適に見れます。

見る側のこと考えてますなぁ。
(テラフォーマーのスタッフ、聞いてます?)


今回の話のラストに、舞台になってる王国の王子様が登場しましたが。
良い人っぽいですね。まさに好青年。
しかし、世の中の邪悪をあまり知らなさそうですな。
そんな彼が、これから歪んでいくのか、それともそれをバネにして、とてつもなく大きな男になっていくのか。
先の楽しみなキャラクターですね。
やっぱ、レオンと何かのきっかけで顔見知りになり、友情を築いてしまったりすんのかな?
(物語中盤でレオンの父・ヘルマンの鎧を受け継いで、二代目魔戒騎士ゾロになってしまう展開みたいなの、あるかな?)


不満も少々。
今回、見ててちょっと残念だったのは、鎧の着装シーンの迫力が実写の特撮に比べて弱めだったことと。
定番の制限時間の時計の描写が無かったことですね。

アニメでGAROをやるのははじめてなんですからさ。
やってくれても良かったんじゃないですかね。時計。