素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

僕は時代劇展開こそ至高だと思うんだ

2020年11月11日 00時00分00秒 | 日記
私は時代劇展開こそ至高だと思うんですけども。
時代劇展開とは?

メインバトルを作品の一番最後に持ってくる構成ですね。
そこに至るまでに、戦う両者のドラマを描いて積み上げて、最後のバトルで一気に開放するやり方。

仕置人なんかだとそんな感じですよね。
まともに戦うの、話の終盤だけで、そこに至るまでに頼み人やら、マトやらがドラマして、話を盛り上げていくわけじゃないですか。

頼み人が酷い目にあって嘆き悲しんだり。マトのやつらが勝手なことをほざいてバカ笑いしたり。
それで、視聴者の「なんて酷い」「許せない」を高めていく。
で、仕置のシーンでそれを一気に開放する。

……個人的な好悪の話だ、って言われるの重々承知で言いますけどさ。
この構成の方が間違いなくない?

そう思うんですけども。
思い入れの無いキャラが殺し合ってても「ふ~ん」としか思え無さそう。

これ、便宜上、時代劇に多い構成だから「時代劇展開」って言ってるだけで。

特撮だってそうだし。

機動戦艦ナデシコの映画なんかは、モロそうだったと思うんですよね。
ラストまでエステバリスを使った戦闘シーン、確か無かったですよね?

決して古臭くて、ひねりの無い駄目な展開であるとは思わないんだけど。
むしろ古臭いからこそ、基本の展開なのでは?

……なんでこんなことを言ってるのかと申しますと。
バトル展開って評するものに、終始戦い続けているものがわりとよく見受けられるんで
それ、いかがなものか?
そういう思いが働いての結果ですわ。

何も積まないで戦わせても、読者は読んでて興奮はしないんでは無いのかね?
例えというか、なんというか。

「俺の屍を越えてゆけ」ってプレイステーションのRPGで。

ラスボスがこう言ったんです。
主人公たちに。

人形遊びに飽きたら、その人形同士を殺し合わせて遊ぶんだ。
だってその人形、かつては愛着を持ち、大切にしてきたものなんだから。
それが殺し合う。興奮しないはずがない。
(どうしてこういうコメントが出たのかは伏せます。ネタバレなので。申し訳ない)

……まぁ、例えは悪いの重々承知してますけど。
バトルの醍醐味ってここにあるの、別に間違ってなくない?

バックに「勝って欲しい」「こいつ許せない」「なんて悲しいんだ」

これがあるから、燃える。
逆に無いなら、どんだけ上手に文章を書いても興奮に結びついたりしないと

そう、思うんですけどな。