1) 変異株拡大のため米国はモノクローナル抗体「バムラニビマブ」の配布を停止
2) インドでE484K/ L452R変異を持つ株が増加している可能性
3) タイムズ誌東京支局長が「なぜ東京五輪を決行するのか」と
4) 札幌市で3/27から不要不急の外出自粛要請
5) 北海道の22日までの1週間では感染者の36.8%が変異株感染
6) イギリス変異株流行でハンガリーが窮地
7) フランスは外出制限でも感染拡大を抑止できず
8) ブラジルの新型コロナによる死亡者の3割が30-59歳
●変異株拡大のため米国はモノクローナル抗体「バムラニビマブ」の配布を停止
→流行変異株に対するバムラニビマブの中和活性が低下している事によります。
リジェネロンの抗体カクテル製剤か、バムラニビマブとエテセビマブの併用療法としての配布は出来ると。
既感染者でワクチン未接種の低い中和活性や、治療薬としてのモノクローナル抗体が、ウイルスに対する新たな選択圧になってきています。
治療介入による選択圧は、B.1.1.7がそうであったように、変異速度を加速させる可能性もあるかもしれません。
ワクチンによる感染制圧が早いか、ウイルスが免疫逃避変異を獲得するのが早いか・・・?
米当局、イーライリリーのコロナ薬の配布停止 変異株への効果に懸念
https://t.co/bFHKm3UMSe?amp=1
→下記はもう少し情報が詳しいです。
・bamlanivimabは、カリフォルニア変異株B.1.427とB.1.429、南アフリカ変異株、ブラジル変異株、ニューヨーク変異株B.1.526への中和活性が著しく低下している。
・bamlanivimabはE484D/K/Q、F490S、Q493R、S494P変異のいずれでも100倍以上中和活性が低下する可能性
U.S. Halts Distribution of Lilly’s Bamlanivimab Monotherapy, Citing SARS-CoV-2 Variant Resistance
https://t.co/8dUFbeKBTH?amp=1
-----
・米政府はモノクローナル抗体bamlanivimab (LY-CoV555)の単剤治療としての供給(distribution)を中止した。FDAがEUAを発行してからまだ4か月だが、この単剤治療に抵抗性を持つ変異株が持続的に増加しているためとしている
・配布中止発表の中で、事前準備・対応担当次官補局(ASPR)は、bamlanivimabとetesevimab (LY-CoV16 or JS-16)の併用としての供給は継続すると発表した。この併用療法は先月FDAからEUAが発行されている。
・ASPRは、リジェネロンのカクテル製剤cocktail REGEN-COV(casirivimabとimdevimab)の供給も継続するとした。bamlanivimabの供給をすでに受けている医療機関は、etesevimabを単剤でオーダーする事で両者を組み合わせて使用する事ができる。
・FDAは、bamlanivimab耐性変異株の出現による治療失敗の可能性があり、その耐性株が他のモノクローナル抗体にも交叉耐性を持つ可能性があると警告を発している。
・FDAは継代培養の実験結果を引用し、RBD領域のE484D/K/Q、F490S、Q493R、S494P変異がbamlanivimabの中和活性を低下させるとした。F490Sで485倍以上、S494Pで71倍以上の中和活性がみられ、pseudovirusを用いた検討ではいずれの変異も100倍以上の中和活性低下が見られた。
・イギリス変異株B.1.1.7に対しては5倍未満の中和活性低下しか見られなかった。しかし、カリフォリニアの変異株B.1.427とB.1.429に対しては1020倍以上、南アフリカ変異株B.1.351、ブラジル変異株P.1、ニューヨーク変異株B.1.526に対してはいずれも2360倍以上の活性低下が見られた。
・FDAは抗体治療は、患者本人の免疫応答を減弱させてしまい、再感染しやすくなる理論的なリスクがあるとも述べている。
・REGEN-COVのfact sheetによると、5つの変異(K417E、Y453F、L455F、F486V、Q493K)がcasirivimabの、2つの変異(K444Q、V445A)がimdevimabの中和活性を低下させるとしている。
・2020年3月末時点で、D614GあるいはD614Nの一般的に流行しているRBD領域のバリアント37株を検討したところ、G476SとS494P変異はcasirivimabの活性が4.5倍低下しており、 N439K変異はimdevimabの活性が463倍低下していた。
・リリー社は、診断早期のハイリスク患者におけるbamlanivimabとetesevimabの併用療法が、入院および死亡リスクを87%減少させるという良好な第3相試験を今月初めに報告している。
----
→ニューヨーク変異株B.1.526については、B.1.526/E484K、B.1.526/S477Nの2種の変異株が、NY市で同時拡大しています。
上記記事内でbamlanivimabに耐性を示すのは文脈からは、B.1.526/E484K変異株との方だと思われます。
もう一方のS477N変異は、感染力増強に関連していると考えられていますが、まだ証明されていません。
NY市の変異株検出状況の3月23日の最新版では、B.1.526系統の2変異株を分けて表示するようになっています。
New York City COVID-19 Cases Caused by SARS-CoV-2 Variants Report (3.23.2021)
https://www1.nyc.gov/assets/doh/downloads/pdf/covid/covid-19-data-variants-032321.pdf
●インドでE484K/ L452R変異を持つ株が増加している可能性
→最近の感染急増自体とは関係していないとしていますが・・・
E484Kは免疫逃避、L452Rは感染力増強(未確定)と関連していると予想されている変異です。
イギリス、南アフリカ、ブラジル変異株等もインドでの再拡大の主体ではなさそう。
それでは今起こっている急激な第二波は何が原因なのか??
インドで「二重変異株」を確認 新型コロナウイルス
https://t.co/LrEz8fMevs?amp=1
●日本の状況
→東京都の推移
東京 新型コロナ 376人感染確認
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210326/k10012937341000.html
------
都内で新たに376人が新型コロナウイルスに感染していることを確認
都の基準で集計した26日時点の重症の患者は、25日より4人増えて45人
-----
本日の全国の感染数・推移
大阪300人、宮城153人、埼玉135人、千葉135人、神奈川117人、兵庫116人
沖縄89人、北海道69人、愛知64人、
愛媛39人、長野37人、茨城35人、山形34人、静岡33人、栃木30人
3月26日 新たに確認された感染者数
https://t.co/90gSdETBQF?amp=1
→札幌市で3/27から不要不急の外出自粛要請
日本流の対策がイギリス変異株に通用するのか?
まず札幌でそれが明らかになりそうです。
「集中対策」20日後に再び…札幌"外出・往来自粛要請" 3月27日から3週間 北海道
https://t.co/61BiTN5YUg?amp=1
・北海道の22日までの1週間では感染者の36.8%が変異株感染
231検体を検討し85例がイギリス変異株疑い。
つまりN501Y変異が検出されたという事でしょう。
確定にはシークエンスの結果を待たないといけません。
変異ウイルス“より感染しやすく重症化しやすい”札幌市長
https://t.co/GuSmZ9uddB?amp=1
→イギリス変異株流行でハンガリーが窮地
人口980万の国で1日の新規感染者9600人、入院12,000人、人工呼吸器使用1500人、1日で270人が死亡。
流行株の80-90%がイギリス変異株と。
変異株拡大のハンガリー、新型コロナの死亡率が世界最高に
https://t.co/1dMsVw1nLs?amp=1
→フランスは外出制限でも感染拡大を抑止できず
自宅から10km以内という外出制限を16県から19県に拡大すると。
対象地域では10km離れた場所に日中移動する場合は、理由を記した証明書が必要。
これが変異株の力なのか?
フランス、外出制限の地域を拡大 変異株が猛威
https://t.co/A5VHhPnrYs?amp=1
→欧州の死亡者数減少が鈍化から増加へ
着実に減少傾向だったはずの死亡者数がまた増加に転じています。
イギリス変異株の影響は確実にあるのでしょう。
https://statista.com/statistics/1102288/coronavirus-deaths-development-europe/
→ブラジルの新型コロナによる死亡者の3割が30-59歳
新規感染者数は1日10万人を超える拡大の中、死亡者に占める若年車の割合が増加しているようです。
最近3か月の死亡例の3割が60歳未満で、その割合が増加していると。
若者の重症者、死者が増加 コロナ拡大のブラジルで
https://t.co/LLeknKIlT4?amp=1
パラグアイが暴露「中国に、ワクチンが欲しければ台湾と断交しろと言われた」
https://t.co/9u7e5U5BLQ?amp=1
古代オリンピックには存在しなかった聖火リレーを「発明」したのは、アドルフ・ヒトラー
米国で東京五輪の放送権を持つNBCが「リレーの聖火消すべきだ」
https://t.co/ACKvqafoIa?amp=1
「パンデミック下、五輪の虚飾のため公衆衛生を犠牲にする危険を冒している」と米五輪代表の元プロサッカー選手で米パシフィック大のボイコフ教授。世界が日本政府を指弾し始めた
聖火よりも、ランナーよりも目立ってたのは先導するスポンサー車両のどんちゃん騒ぎ。大音量の音楽を響かせ、踊るわ、グッズを配るわ、マスクをしていないDJがウェウェイ叫ぶわ。どこが復興五輪?どこがウィズコロナ?
車両に隠されランナーが見えるのは少しだけ。
みんなー、5月26日はスーパームーンでの皆既月食が起きるんだよ! それも、皆既が19分も継続するんだよ。しかも、観察しやすい夜8時代に起きるんだよ。いまから、てるてる坊主作ってよー
う~ん、やっぱヤバいでござるか汗 5月の26日の月食と6月10日の日食とその前後期間。
いやでも16件のデータくらいから導きだした結論じゃ、だだだ大丈夫よね冷や汗。
グリホサートはリンを含む物質で製造にはリン鉱山が必要。そのリンにはウランなどの放射性物質やヒ素などの猛毒物質が混在し、掘削で汚染が発生する。モンサントの子会社の鉱山が環境を汚染したという裁判も起きている。製造の段階から環境を破壊。作ってはいけない物質
https://facebook.com/InyakuTomoya/posts/5129248297101959
引用ツイート
モンサント(現バイエル)のラウンドアップの裁判、バイエルは控訴せず判決が確定する。ガンを引き起こす危険を初期につかみながら隠し続けた不正、それを支えた政府との癒着が曝露される。それでも日本では安全な農薬と信じる人がまだ多い。事実をしっかり見つめたい。
https://facebook.com/InyakuTomoya/posts/5129153417111447