「むらさきのスカートの女」

今村夏子 著

この作品は 芥川賞候補作品。 (7月１７日に芥川賞は決定する)



まぁ
不思議な主人公。(私の眼にはそのように映る)

ぎりぎりで暮らしている 、いつも紫色のスカートを穿き
クリームパンを1個買う女性を主人公に
その様子を冷静に観察する「私」が筆者。

小さなホテルの清掃人の仕事をする。

淡々と話は進むが
きちんと読ませるのは、やはり芥川賞候補作品になるだけの筆力。

どんでん返しも隠され 中々したたかな顛末 で
その意味で面白かった。


芥川賞候補作品・５作品。この作品だけを読んでいる。

直木賞候補作品・６作品。
既に読み終えているのは、
原田マハ「美しき愚か者たちのタブロー」

窪美澄「トリニティ」

柚木麻子 「マジカルグランマ」