スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

善通寺とその周辺

2018-06-02 07:13:46 | 旅 ~国内

大歩危駅から土讃線特急南風に乗って約50分、

香川県の善通寺駅に来た。今回の旅は電車移動が中心で

善通寺へ行くのは前の晩に決めた。

善通寺駅は昭和の香りがするなかなか趣きのある駅だった。

徳島駅もそうだったがここも駅舎の内に

セブン・イレブンが入店している。

駅舎から外に出る扉がまた洒落ていて思わずパチリ。

祖谷の秘境から下界に降りてきた感じで

温度も空気も浮世の世界だ。ここ善通寺は弘法大師

「空海」の御誕生の地ということで町を散策しに下車した。

下車してホームを歩いていたら、臨時の「アンパンマン列車」が来た。

2輌編成の内の1輌は窓の無いトロッコタイプの列車だ。

どうやら岡山駅から瀬戸大橋を渡って琴平・髙松間を走る

「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」らしい。

善通寺市内の地図。駅前の通りを西へまっすぐ行くと

弘法大師御誕生所の総本山善通寺に着く。

地図で見るとそんなに遠くなく思えたので歩いたが、

かなりの距離があり疲れた。しかし途中、

四国学院大学、美術館などがあり、歩く発見を又々体験した。

道中に建築意匠的に凝った建物を発見。平成15年に

街を丸ごと元気にしたいとの願いでできた

「おしゃべり広場」。色々なイベントの会場に利用されているらしい。

それにしても、市のメインストリートなのに人が歩いていない。

この町も過疎のにおいがしてしまった。

善通寺ロータリークラブのプレートと広告塔も見つけた。

これを見ると善通寺RCは今年度創立50周年を迎えるようだ。

ようやく総本山善通寺に到着。暑い中、歩いて約25分かかった。

ここは東院の南大門と五重塔。五重塔は国重要文化財で

現在の塔は弘化2年(1845年)仁孝天皇の御論旨により再現。

明治35年(1902年)に完成した4代目の塔だ。

このゴールデンウィークで特別公開が行なわれ、

長蛇の列ができていた。

総本山善通寺は伽藍(東院)と誕生院(西院)からなっている。

弘法大師空海(774~835年)はここで誕生した。

父君佐伯善通御の名をとって「善通寺」と号された。

当寺は和歌山・高野山の名蹟と京都・東寺と

ともにお大師様の三大霊跡である。

この大楠は香川県天然記念物。寺伝では樹齢千数百年とか。

お大師さまの著作に記される「豫樟(クスノキ)」と伝えられ

まさにこの地がお大師さまの生まれ育った場所だ。

ここでも大勢のお遍路さんを見た。当寺は

四国霊場第75番札所でもあるからだ。

善通寺の本堂の金堂(国重要文化財)。現在の建物は

元禄12年(1699年)に上棟。本尊は薬師如来巫像。

本堂に入る所にお遍路さんの金剛杖の為か

他の寺では見ないお杖立てがあった。

善通寺は受験生にも縁起の良いお寺のようだ。

「善く通る寺・・・よくとおる寺」

伽藍「東院」の西にある中門を抜け、五百羅漢の石仏を

横目に見て、屋台が並ぶ参道を経て誕生院「西院」の入口

「仁王門」へ。この門から右手に護摩堂を、鐘楼を見ながら

廻廊を渡って御影堂へ。

廻廊の軒天の所には弘法大師誕生から昇天するまでの

絵馬が架けられていた。

済世橋を渡って昼食の讃岐うどん屋へ。