スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~その387~

2018-06-23 06:12:25 | 食~うなぎ・寿司・天ぷら

天ぷら 荒川

さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和ロイヤルパインズホテル5F

TEL 048-827-1162

定休日 無休

浦和ロイヤルパインズホテル5F日本料理「四季彩」の

一番奥まった一角にある天ぷら専門店。

隠れ家的お店で、浦和では最も高級な天ぷら屋さんだ。

ここは全てカウンター席のみで10席。とってもアットホームな

雰囲気で、筋金入りの2人の天ぷら職人さんが心こもった対応をしてくれる。

板さんとの会話が楽しめるのも豊かな気持ちに

させてくれて贅沢な時間を過ごすことができる。

硝子窓の向こうは坪庭的な空間が造ってあってより高級感を高めている。

これが夜のメニュー。舞コース5,800円、琴コース7,800円

鼓コース11,500円。この日はお祝い事で

おまかせ天ぷら13,500円をご馳走になってしまった。

宿泊者限定メニュー天丼セット3,500円 

小鉢、造里、香の物、デザート、ワンドリンク付き

パインズホテルで宿泊者限定のメニューを見たのは初めてだ。

荒川特製八色塩リストと塩の小鉢。天ぷらを塩と天つゆの

2種で通常食べるが塩が8種もあると各種の塩の味を

確かめたくなるのが人情。どうしても天つゆは脇役に成ってしまった。

しかしこれは楽しめるアイディアだ。板長さんもこの天ぷらは

この塩が合いますとアドバイスもしてくれた。

因みに8色塩とは1.生姜塩 2.山葵(わさび)塩 3.かんずり塩(レッドペッパー)

4.パプリカ塩 5.塩昆布 6.ゆかり塩 7.烏賊墨塩

8.レモン塩。 横には相性が書いてある。

片や、天つゆ用の大根おろしとレモン

四季折々の旬の素材が目の前で揚げたてを楽しめる。

そしてペースも客の食べ具合を見て揚げてくれる。

カウンター席10席ならではのおもてなしサービスだ。

ある意味、カウンター席でお好みを食べる鮨屋と感じが似ている。

冷酒もこんな氷の中に入れて出てきた。横には飾りのらんの花が。

おちょこも陶器、ガラス製のものがチョイスできるのも

おもてなしだ。因みに下の写真に写っている

サービスをしてくれる女性は皆、和服を着ているのもグッドだった。

天ぷらを揚げ始める前に、使う食材を見せてくれる。

本日入荷の食材を料理長自ら厳選してお客さんに見てもらうらしい。

これもちょっとした気配りだと感心した。

これが本日のお通し。旬の小鉢。涼しげな一品だ。

最初はとうもろこしから。とうもろこしの髭も揚げると立派な料理になる。

器もなかなか凝ったものを使っていた。

海老の頭とキスの骨の天ぷら。これは酒の肴にピッタリで、

普通捨ててしまう部位も逆に洒落て見えるから不思議だ。

ここで造里三種盛り合せが出てきた。この鮪は大トロだな。

荒川は和食の四季彩の中にあるだけに刺身はお手の物だ。

鮮度もかなり良いものだった。

なんと美しい稚鮎の天ぷら。姿が立っていてまるで泳いでいるようだ。

小振りな新玉葱。玉葱の甘味が天ぷらにすることによって

より深まるような気がする。旨い!最近は玉葱にはまっている。

紋甲いかとメゴチ。天ぷらの食材としてはマイナーなものだが

それだけに新鮮味のある味わいだ。

ウニまでが天ぷらに。ウニを揚げるとこんな形になる。

荒川で一番インパクトのあった鳴門金時を撮り忘れてしまった。

普通天ぷらでは考えられない超厚のさつまいもを

約30分間ゆっくり揚げる。皮はカリカリ、中はホクホクの金時いもの天ぷらだ。

尚当店の油は2種類を混ぜ合わせたオリジナルなものを使っているとか。

舞たけの天ぷら。当店の天ぷらの衣は薄く素材の味を

引き出しているのが特色だ。

なんと鮑まるごと1つが天ぷらに。これにはビックリ。

それと鮑の肝の天ぷら。

私の好きな食材キスとアスパラ。荒川の天ぷらは小振り系で上品、

そして格調すら感じる。

口直しの酢の物。お口直し(グラニテ)とはメイン料理に入る前に

口の中をサッパリさせて、心も体も準備しましょうといった意がある。

気分を変えてくれるツールとも言える。

ということで次はメイン的な海老 そしてベビーコーン。

ここの天ぷらの味は、簡単に言うと軽くてやさしい。

口当たりがさっぱりしていて上品な味だ。

穴子。この素材は淡白で結構デリケート。私的には鮨素材の方が

味が生きてきてグッドな様な気がする。

最後にかき揚げ丼。とても小振りでお腹の負担があまり来ない

ボリュームで良い。かき揚げのお茶漬けも選べる。

デザートとしてあんこ系の甘味もの。あくまで和風系で通した。