文化10年(1813年)、農業の傍ら湯治場の宿屋を営むように
成って以来、創業205年となる由緒なる温泉宿。
むかし傷ついた亀が湯浴みをしていたという逸話からと
2代目の妻の名前が亀代であったことから屋号を亀やとした。
向かって左側の龍宮殿は2004年9月から新しくなった。
亀やの目の前は日本海。この旅館には海のシーズンには
海水浴客も宿泊に来ている様だ。玄関のロビーの所で
浮き袋に空気を入れている家族連れが居た。
玄関に入る手前には足洗い場もある。
湯野浜の温泉はすこししょっぱい海の味がするが飲むことが出来る。
玄関に入る手前には、大黒様と亀の水飲み場がある。
当旅館はRC10階建て。客室数67室、収容353名と大型の為
フロント、ロビーは広々としていて、ゆったりとできている。
内装も比較的新しくて気持ちが良かった。
部屋に入るとまず目に飛び込んでくるのが海。
日没も間近で海面に太陽の光がキラキラ光りとても綺麗だ。
男湯の「亀の湯」女湯の「天女の湯」「羽衣の湯」
泉質はナトリウム、カルシウム、塩化物温泉で温度は56℃ある。
効能は神経痛、胃腸病、婦人病、腺病質。
海を眺めながらの露天風呂は都会でのストレス解消に最高だ。
いよいよ宴会だ。「庄内の夏」と題した料理。乾杯酒は出羽ノ雪
都岐沙羅の里と2酒月山(過去)と称して懐かしい郷土の味。
羽黒山(現在)は日本海でとれた新鮮な海の恵み、鮑の踊り焼き、
鯛のしゃぶしゃぶ、加茂港の紅ずわい蟹。甲羅を切るはさみは
長いのと短い刃でよく出来ている。そして本日の刺身5種盛り。
湯殿山(未来)と称して華やかな山海の風味庄内豚の大和煮。
亀やさん曰く、「ぜひこの日の入りに間に合うようにお越しください。」
これを見れば納得です。
そして早朝の日本海と注目の朝食。ごはんは雪解け水が
肥沃な大地とおいしいお米を育てるという庄内米。
比較的あっさり系の朝食だった。