スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編214~

2018-10-16 05:53:30 | 食~番外編(県外)

蕎麦処 庄司屋 御殿堰七日町店

山形県七日町2-7-6

TEL 023-673-9639

定休日 不定休 営業時間10時~21時

グループの仲間から是非山形の板そばが食べたいという事で

地元出身の2日間お世話になったドライバーさんの紹介で当店に来た。

当店は幸町本店と2店舗あり、150年の歴史を誇る老舗の蕎麦処だった。

https://www.shojiya.jp/honten/

蕎麦を挽き、打ち、茹でる、それだけを5代つないできた職人の店。

山形産で「でわかおり」を中心に、純国産そばを自家製粉(石臼挽き)で

荒挽き粉にし、粒子を極力生かし、そば本来の味と香を出すように工夫している。

そば粉10割つなぎ1割の庄司屋伝統の手打ち「といちそば」。

嚙む程に味わい深い甘みが自慢だそうだ。

お店は2階にもあり、1階36席、2階32席もある大型店だ。

そばは「十一そば」以外に本格的江戸風そばの「さらしな」。

福島県の民家で発見された天保時代の「天保そば」。(5月下旬~6月初旬)

秋に収穫したそばを使った「寒ざらしそば」(4月中旬~)などもあるそうだ。

当店は大型だけに調理場も広く、内で多くの職人さんが働いていた。

それにしても、ブログを始めてから、取材意識が高じてグルメ店の

舞台裏が気に成り、つい覗いてしまう癖が付いてしまった。

まことに恥ずかしい限りです。

入口の黒板に書かれた晩酌セットが皆気に成り、この注文が多い。

お好きな飲物(生ビール、日本酒、焼酎、グラスワインetc)・おつまみ三点盛り・

天ぷら盛り合わせ・お漬物にもり又はかけそばで2,000円。

旅の最後の仕上げに一杯、皆そんな心境になっていた。

これがおつまみ三点盛り。そばが出てくる迄のつなぎとして

アルコールにこれをちょっとつまむ。この間がとても至福な時なんだナー。

これは板天2,020円。板そばは量が多く迫力がある。

下が晩酌セットの天ぷら盛り合わせ。そば湯は大葉が入った茶碗で出て来た。

大葉入りのそば湯は記憶にない。

誰かが言っていたが、「このそば七三のそばじゃないの?」。

店では十一そばと言っているので間違いないと思うが、

実は自分もつなぎが多い様な気がした。まだまだ修業が足らないということか。

メイン通りから庄司屋さん迄のアプローチがすごくお洒落で素敵な空間であった。

山形は蔵王山系より流れる豊富な水によってできた扇状地。

そして「奥羽の驍将」と呼ばれた最上義光の城下町。

その中心七日町に老舗とモダンが混在し、山形の歴史と伝統

山形発の最先端の情報が凝縮した癒しの空間として誕生した

「水の町屋、七日町御殿堰」2011年度グッドデザイン賞以外に

6つもの賞を受賞している。皆で浦和にもこういうものができるといいネと

言いながら山形駅へ向かった。