蕎麦処 庄司屋 御殿堰七日町店
山形県七日町2-7-6
TEL 023-673-9639
定休日 不定休 営業時間10時~21時
グループの仲間から是非山形の板そばが食べたいという事で
地元出身の2日間お世話になったドライバーさんの紹介で当店に来た。
当店は幸町本店と2店舗あり、150年の歴史を誇る老舗の蕎麦処だった。
https://www.shojiya.jp/honten/
蕎麦を挽き、打ち、茹でる、それだけを5代つないできた職人の店。
山形産で「でわかおり」を中心に、純国産そばを自家製粉(石臼挽き)で
荒挽き粉にし、粒子を極力生かし、そば本来の味と香を出すように工夫している。
そば粉10割つなぎ1割の庄司屋伝統の手打ち「といちそば」。
嚙む程に味わい深い甘みが自慢だそうだ。
お店は2階にもあり、1階36席、2階32席もある大型店だ。
そばは「十一そば」以外に本格的江戸風そばの「さらしな」。
福島県の民家で発見された天保時代の「天保そば」。(5月下旬~6月初旬)
秋に収穫したそばを使った「寒ざらしそば」(4月中旬~)などもあるそうだ。
当店は大型だけに調理場も広く、内で多くの職人さんが働いていた。
それにしても、ブログを始めてから、取材意識が高じてグルメ店の
舞台裏が気に成り、つい覗いてしまう癖が付いてしまった。
まことに恥ずかしい限りです。
入口の黒板に書かれた晩酌セットが皆気に成り、この注文が多い。
お好きな飲物(生ビール、日本酒、焼酎、グラスワインetc)・おつまみ三点盛り・
天ぷら盛り合わせ・お漬物にもり又はかけそばで2,000円。
旅の最後の仕上げに一杯、皆そんな心境になっていた。
これがおつまみ三点盛り。そばが出てくる迄のつなぎとして
アルコールにこれをちょっとつまむ。この間がとても至福な時なんだナー。
これは板天2,020円。板そばは量が多く迫力がある。
下が晩酌セットの天ぷら盛り合わせ。そば湯は大葉が入った茶碗で出て来た。
大葉入りのそば湯は記憶にない。
誰かが言っていたが、「このそば七三のそばじゃないの?」。
店では十一そばと言っているので間違いないと思うが、
実は自分もつなぎが多い様な気がした。まだまだ修業が足らないということか。
メイン通りから庄司屋さん迄のアプローチがすごくお洒落で素敵な空間であった。
山形は蔵王山系より流れる豊富な水によってできた扇状地。
そして「奥羽の驍将」と呼ばれた最上義光の城下町。
その中心七日町に老舗とモダンが混在し、山形の歴史と伝統
山形発の最先端の情報が凝縮した癒しの空間として誕生した
「水の町屋、七日町御殿堰」2011年度グッドデザイン賞以外に
6つもの賞を受賞している。皆で浦和にもこういうものができるといいネと
言いながら山形駅へ向かった。