脳内の神経細胞のニューロン間で信号のやり取りを行うのに必要な物質は、
神経伝達物質と呼ばれ、現在50種類以上確認されているそうですが、
それらの物質の働きがはっきりと解っているのは20種類程度だそうです。
このうち代表的な物質がドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどがあります。
人間は何らかの刺激を受けると、最初に大脳で分析し、その後海馬と
呼ばれる部位に送られ、海馬から各部位を流れ、そこで感情が発生します。
感情は再び大脳に戻り長期記憶になります。感情の刺激の強弱によって
記憶が薄れたり、ある情景が脳内で刺激されると(感情が刺激を引き出し)
記憶をも引っ張り出します。
1.ドーパミン(快感を増幅させる神経伝達物質)
快楽神経系にSwitchを入れる役目をするのがドーパミンです。
快楽神経系が刺激を受け興奮状態になると、身体の動きが
活発になって、幸福感に満ち溢れます。
ドーパミンは覚醒剤とよく似た構造を持っているので、覚醒剤を
使用すると脳内にドーパミンが放出されたのと同じようなハイな
気分になります。
覚醒剤依存症がやがて精神分裂病と同じ症状になります。
2.ノルアドレナリン(やる気と生き残りに必要な神経伝達物質)
脳幹から、大脳周辺系、視床下部、小脳などに広く分布する
神経系がアドレナリン作動性神経系と呼ばれています。
人間は、恐怖・驚愕の経験をすると脳幹の青班核から
ノルアドレナリンを分泌し、この恐怖と戦うか逃げるかを判断し、
ストレスの回避を試みます。長期間回避不能のストレスに
さらされると、動物実験ではこのノルアドレナリンが減少します。
ノルアドレナリンの濃度の減少が繰り返されるとノルアドレナリン
受容体の感受性が上昇して、ちょっとした刺激にも過敏に
反応して攻撃逃避行動をとります。
PTSDになったVietnam帰還兵にはノルアドレナリン濃度が
高いままで慢性的に興奮状態が続き戦闘状態のままで
いることが確認されています。
3.セロトニン(安定感を増す神経伝達物質)
脳幹中の比較的狭い部分にあるのがセロトニン作動神経系です。
この神経系は他の神経系に抑止力を持ちます。
過剰な興奮や衝動・抑鬱感をなくします。
セロトニンが不足すると、うつ状態になったり、その反対に
ひどく攻撃的になります。
乳幼児の時期に安全な環境にいなかった動物は、
セロトニンの分泌能力が低くまた、長期間ストレス状態にいた
個体はセロトニンが低下し、興奮や衝動/抑鬱感を抑えることが
難しいと言われています。殺人、殺人未遂、自殺未遂を起した
人はセロトニン濃度が低いと言われています。
抑止力を伸ばすセロトニンをいつも「笑い」と気エネルギーを体中に
回す訓練を続けます。過敏に反応する自分を眺められる
心の余裕が必要です。
イルチブレインヨガは脳を活性化するヨガですが、セロトニンが沢山出るように
さあ~皆さん、体験からどうぞ
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