久しぶりにお芝居を観てきました(2週間ほど前ですが)
野田地図を観に行ったのは…『エッグ』以来かな。
基本、東京中心だからねぇ…。
野田作品の中でも名作と言われるこの作品。これは観に行きたかった。
でもこの公演はキャストが豪華なうえに天海祐希さんが男役をするということもあって、チケットは争奪戦。
チケット取れたときは嬉しかったなぁ。
というわけで、
野田秀樹さんの世界をがっつり堪能してきました。
坂口安吾の短編小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」をベースに野田さんが描いた戯曲。
現世とはかけ離れた幻想と狂気の世界。
豪華キャスト陣に引けを取らない野田さんの演出。
一人一人の動きも計算しつくされていて、演者を巻きこんで舞台の転換もされていくあたり「さすが」と。
そして、壮大な舞台装置。
大きな大きな桜の木。
そこから降り注ぐ桜の花びら。
「これでもか!」ってくらいで。
その光景は本当に素敵で涙が出そうになりました。
深津絵里さんはすっかり舞台女優。
「エッグ」のときよりも存在感も演技も貫禄でてました。
今回は無邪気さと残酷さを併せもつ姫君を見事に演じてました。も~圧巻。
その脇で個性を発揮する古田新太さんや大倉孝二さんもさすが。
そして。
野田さん自身も出演されてましたが…
ありゃきっと喉つぶすな…
野田さんの声って毎回そう思う。笑
笑いあり、息をのむ瞬間もあり。
久しぶりの演劇は別世界へ連れて行ってくれました。
そうそう、初めて行った劇場「新歌舞伎座」もとてもよかったー。
また何か観に行こうっと。