記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

クリスチャン・スレイタ-監督「その男は、静かな隣人」

2013-08-25 18:45:58 | サ行
淡々としていた割に激しい映画。

クリスチャン・スレイター監督「その男は、静かな隣人」を観ました。
主人公の考えていたことはわからなくもない。誰にだって殺したい(と思いたくもなる)同僚はいるし、職場や学校を爆破したいと考えることはあるだろうし。
ただ、それを実行するかどうかは別。

主人公、さえないサラリーマン。(この時点でちょっと感情移入)年下上司に叱られる毎日。気の弱さ故からかわれいじられる主人公。なんというか、うん。良くいるよね。自分も今のままだとこうなるのかね。気をつけねば。
それは置いといて。
どうも結末は夢オチみたいな感じらしいんだけど、それにしてもこの主人公ひどい。おそらく男尊女卑のバイアスかかってる。「女は皆身体で出世してるんだろ!?」と。
まぁ…かわいそうな奴では、あったよね。最後まで観ると一抹の寂しさを感じる。

蛇足
この主人公を演じてた俳優さん、昔は美少年(美青年)で有名だった、らしい。
欠片もその面影がなかったのが残念だ。