記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

デイヴ・マッキーン監督「ミラーマスク」

2013-11-18 23:14:54 | マ行
久しぶりの投稿。

デイヴ・マッキーン監督「ミラーマスク」。
女の子同士で観て、観終わった後にクスッとしたくなるような映画。
主人公の女の子ヘレナが夢の世界に迷い込んで大冒険!みたいな感じ。この夢の世界が癖になるんだよね。グロテスクで、でもどこか愛らしい。夢って楽しいだけじゃないよね、ってことなのか。女の子の深層心理の表現か。
この映画のラストシーンは大好きだ。私の好きなタイプのラストだ。暖かい笑みがこぼれるラスト。ほっこりした気分になりたい時にもう一度観たい。
アンティークとスチームパンクがかみ合ったような世界観を彩る不思議な生き物たち。あの世界観であと3本は話が作れるね。
そして、音楽が良い。サックス他木管楽器の暖かみのある音が異国情緒あふれる不思議なハーモニーを奏でるのです。この映画のサントラないのかしら。欲しい。
特に、ヘレナが囚われた後のシーン。ここが素敵。パペットたちの歌声がまた温もりと癒しを運んでくるようで、でもパペットたちは機械なんですよ。このアンバランスな映像と音楽の組み合わせがもう最高だよね。あの場面だけ繰り返し観てもいい。

疲れて荒んだ心に丁度良い映画だったかも。今日は幸せな気分で眠れそうだ。