神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.421 ボウボウの国

2025-03-01 00:41:40 | 時評
(1)山火事がボウボウですね。もう心配で心配で。
 夏には、猛暑・突風・河川氾濫
 冬には、大雪・乾燥・山林火災
 このほかに、地震・台風・雷・竜巻・・・

(2)異常気象をもっと真剣に考えることが喫緊の課題です。
 それには、ムダな軍事をやめて、必要な予算を国民の安全のために使う算段をする。
 世界の戦争や紛争を早期に集結させて、国際的にも対策に力を尽くす。トランプさんは24時間で戦争を終結・・・とか言いました。あれはホラかもしれませんが、その気になればできるということは確かです。そして、農林業をもっと大事にする。

(3)25年度予算は、軍事費を突出させて、医療費負担をひき上げ、国民に必要な年金や教育費や防災などが立ち遅れそうです。肝心なことを二の次にしておいて、103万円の壁を予算成立のダシにして国民の目を奪い、結局それも決裂で終わる公算が大です。
 そうではなく、埼玉の陥没事故、あれを予告と見なければいけません。60~70年代以降に景気対策として取られてきた公共事業、とくに公債を次々に発行して赤字を積み上げてきたゼネコンがらみの大規模公共事業、このメンテナンスの時期がどんどん迫ってきます。もっともっと姿勢を変える努力がないと、立ち行かなくなります。これは必至です。

(4)いま、山林火災があちこちに広がっています。この時に、大規模地震は勃発したらどうするか。それに伴う津波が襲来したら対処できるか。電気が止まって、流通網が途切れて・・・。こういうことが杞憂だと言えるか・・・。私は実にノンキな国だと思っています。あのタワマンばかりできていく様子を見ていると、ほんとうに生きていけると思っているのと・・・。
 農業を潰し、林業を放置し、比較優位の経済ばかり。車や工業製品はなければ困るが、車では胃の腑は膨らまないですから、食べられるうちに考えないと・・・。あ~あ! 

    
     大嘗祭会場:2019年12月19日の東御苑
         No.419の写真の後、もっと撮ったはずだと探したところ出てきました。またいずれ。

【コレクション 178 岩波現代中国事典】
 中国へは1980年代に香港・上海・蘇州・北京・瀋陽・長春・ハルビンにと3回行きました。行ったといっても、連れて行ってもらったまでで、苦労をしていませんから、肝心なところはそもそも記憶にありません。人任せだと、旅の一番良いところが抜け落ちてしまいます。
 もう中国へ行く機会はないかもしれませんが、できれば香港に行って、中央公園にあるという近藤貴蔵(1855~1881)の墓地に行って偲びたいと思っています。
 近藤貴蔵は、神足勝記と同じく熊本の人です。上京して鉱山学を学び、イギリスに留学しました。貴蔵の留学が決まった時、彼の父はすでに病の床にありましたから、出発は生別を意味しました。しかし、意を決した貴蔵は、「末期の父と生別するのは大不幸だが、男子学成らざるは孝にあらざるなり」、と言って旅だったそうです。
 ところが、そうして学に打ち込もうとした貴蔵でしたが、留学してまもなく結核を患い、学半ばで帰国の途に着きますが、その途次、ついに香港で力尽きてしまったそうです。

 このパンフは、B5判8㌻です。B5判4枚分の横長の用紙を、最初に左右から4分の1を折り込み、できたものを二つ折りするとできます。下には、1㌻と5~6㌻のところを載せました。全体の体裁は、
 1㌻ 下の掲載
 2・7㌻のみ開き 刊行のことば:岩波書店 
          編集委員のことば:編集委員会
          推薦のことば 
   河合良一(小松製作所相談役・日中経済協会名誉顧問)通り一遍でない理解のために
   竹内実(京都大学名誉教授) 叡知が結晶している
   陳舜臣(作家)「読める事典」の未読をすすめる
   船橋洋一(朝日新聞編集委員)中国認識のための生き字引
 3~5㌻ こんな方々にお勧めします
      内容見本
      項目見本
 5~6㌻ 下に掲載
 7㌻ 装丁見本
    刊行案内 四六判 1460㌻ 定価6600円 1999年5月刊 岩波書店
       
         1㌻

       5~6㌻


 以上です。
 今日はここで。

      
      竹橋の脇で:鳥が少しボケ気味です・・・。

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