(1)今日のニュースで、選挙の期日前投票に行く人が前回よりも少ないと報じていました。
これは何を表しているのでしょうか。選挙の盛り上がりが感じられないからでしょうか。
(2) 確かに、裏金問題・統一教会問題・防衛費倍加・アベノミクスの失敗などなど、自公与党に投票することに対してためらいがある、ということは大いにあるかもしれません。公明党などは、自民党が裏金問題で非公認にした候補を推薦もするというのですから、熱心な支持者でも判断に困るということはありそうです。
(3) 一方、野党は、政権交代の絶好のチャンスのはずなのに、とくに立民は、前の時の経験を生かして「汚名?」挽回の絶好の機会なのに、それに向かって万難を排して野党をまとめ上げていく力に欠けるきらいがあります。戦略として、口ほどには勝とうという熱意が感じられません。「アベ政治を許さない」で頑張ればよいものを、あれこれと言って、中には自民党とどこが違うのかわからない政策を言ったり、逆に日米同盟を言ったりして、せっかくの機会を無にしているとしか思えません。
(4)もちろん、政権交代できたとしても、途中で抜けていってしまう政党もあるかもしれません。しかし、それでも、国民は政治が少しでも動かせたと、それなりの理解を示すのではないでしょうか。
さてまあ、期日前投票の低調が何を意味するのか、私にもまだわかりません。
きょうは、眼の調子もだいぶ良くなってきたので、それを考えながら、多摩川へ「眼ならし」に行きました。
(5)多摩川に着くと、すぐに西の空を米軍機が旋回して来ました。
印象ではもっと大きく見えました。
1960~70年代のベトナム戦争の時、ベトナム人民は米軍機を銃でも迎撃ましたが、多分それが可能なことを実感させる高さです。本当にうるさい。
(6)河川敷に出ると、今までにない光景が広がっていました。いつの雨が原因かわかりませんが、これまで草原になっていたところが洗われて、むき出しになっていたのです。
1.上流方向です。向かって左が南で、八王子方向です。多摩川本流はこの左の藪を越えたところを流れています。正面に、下りの八高線が拝島方向に向かっているのが見えます。
2.下流方向です。向かって右が南、八王子方向です。多摩川は右の藪を越えたところを流れています。正面の木の影に多摩大橋が一部見えます。
(7)目の治療の前の8~9月に来たときは、ここはいくらか湿地が見えましたが、雑草に覆われていました。それが、私の眼の治療中に洗い流されてしまったわけです。しかし、その流れから取り残されたこの一帯は、今はもう流れもほとんど小さくなり、池のようになっていました。
1.水の中を見ると、閉じ込められたメダカぐらいの魚が、私の足音に驚いて右へ左へと逃げ回っていました。
2.よく見ると、田螺〔タニシ〕のようなものも見えました。しばらく、じっと観察していると、触覚なのか、角なのか、突き出たものが見えて、眼の回復を実感しました。
3.水は澱んでいるわけではなく、湧き水が流れ込んでいますから、かすかに流れがあります。実際、病葉〔わくらば〕がおもしろい影を水底に落として動いていました。
(8)それから、しばらく下流へ移動すると、湧き出た水が細く流れ込む所がありました。
1.写真左の藻のところで湧いた水が、Y字状のところを下に流れ込んでいます。
2.水がきれいなので、川底もきれいでした。じっと見ていると、ちょこちょこと動くものが見えました。海老〔エビ〕でした。多摩川の川海老です。
3.じっと見ていると、もう1匹現われ、並びました。
4.見ていると、あとから寄ってきたのが、イジメを始めました。
5.どうなるかと見ていると、イジメではなく、仲好しになったように見えました。
6.向かって下の方が左の藻の方に寄ると、上のほうのがぐっと寄って行きました。
7.私は、多摩川を見に行きました。多摩川は波静かでした。
8.途中、モンキチョウ?が目の回復を祝ってくれました。
9.それから、突然、ジャノメチョウ(ヒメジャノメ?)も見舞いに来てくれました。
10.しばらくして戻ると、「西部戦線異状なし」でした。
(9)さて、選挙の行方や如何。
残念ながら、まだそこまでは眼は回復していないようです。
穂に昇る アリ有るを見る 風の中
では、きょうはここで。
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