神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.309 忘れない! 

2024-10-20 22:43:47 | 時評
(1)きょう、衆議院選挙の投票行動を調査する電話が入りました。17日と18日にも入りましたから、これで3回目です。これまでの選挙のときにもこういう電話が入ったことがありましたが、今回は、偶然なのか、ちょっと多いようです。
 今回の選挙は、裏金問題・統一教会問題・防衛費増・被団協のノーベル賞受賞(核兵器禁止条約・核抑止問題)・夫婦別性・中小企業の賃上げなどなどあり、そして、それらがミソギ・政権選択の性格を持っていますから、マスコミ各社とも動向を読むのに必死なのだと思われます。
 もう歴代の自公政権・政治が行き詰っていることは誰が見てもはっきりしています。
 直近では、桜を見る会、モリカケ・・・、アベノミクス、あの国会答弁、岸田軍拡などなど、どれもひどかったですね。国民の目がだいぶ厳しくなってきています。
 今度の選挙結果次第では、石破降ろしどころか、自民党の分裂も考えられます。それを受けて、野党も連立などを模索するかもしれません。ひじょうに興味深い選挙です。

(2)惜しまれるのは、金子兜太さんの「アベ政治を許さない」でよいから、選挙を一致して頑張ってみようという声がもり上がらず、野党共闘が思うように進まなかったことです。
 きょうが最後の日曜日でした。残り1週間を切りました。もはや嘆いても仕方ありませんから、残りの日々を、せいぜい「正解」を外さないように各党の政策をよく見て、投票に行きましょう。
 もちろん、「正解」にはアベ政治や岸田政治、そして自公政治は入りません。
 国鉄解体・郵政解体・消費税導入・働き方改革・後期高齢者保険制度・防衛費倍加、学術会議問題、核兵器禁止条約未批准・・・、そして、ハレンチな「下駄の鼻緒」・・・。
 〽おもいだしておくれ~ (くやしかった日々を)

    
      「美千子よ、俺はとうとう帰って来た!」
       五味川純平『人間の条件 下』(三一書房、1969年)614㌻。


【コレクション 94 大久保利通日記】
 今回は、『大久保利通日記』全2巻+人名索引のパンフレットです。
    
    
 このパンフレットの大きさは、B5判8㌻です。
 全体は、
 1㌻ 上掲
 2~4㌻ 解題 勝田政治 国士館大学文学部教授 『大久保利通日記』から見える明治維新 
      刊行案内 
      体裁:A5判 全2巻+人名索引 定価:2万5千円(予価特価:2万円)
      発売:平成19〔2007〕年11月 限定300部
 5㌻ 推薦文 一坂太郎 大久保家に流れるもの *下に載せました。
 6~8㌻ 内容見本


 この刊行の特色は、次の3点にあるようです。
 1.当時までに、3回も復刻されたのに、それでも古書での入手が困難だったこと
 2.「人名索引」がつけられたこと
 3.『大久保利通文書』に掲載された「嘉永元年日記」を転載したこと

 以上です。

 大久保利通のおもしろさは、いうまでもなく、その経歴や業績にありますが、実は、これまでよく言われてきた、「歴史にもしは禁物」という「金言?」に反して、「大久保がもし生存していたら」と思わせてしまうところにあるのだと思います。
 言い直すと、歴史を勉強・研究するおもしろさは、実は、この「もし」を考えさせるところにあるのではないか、そして、取り得なかった選択肢〔オールタナティブ〕を考えて生かそうとするところにあるのではないかと。つまり、あの「金言」は再考すべきと。
 オット、あらぬことを口走りました。でも、本心です。
 きょうはここで。


   秋の昭和記念公園

 もう1枚
    



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