神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.413 オヤブン!

2025-02-18 23:18:19 | 時評
(1)今日、アメリカとロシアの代表が会談しました。何をどう話したのか目下のところ不明ですが、はっきりしているのは、ウクライナをカヤの外に置いての話し合いだったということです。当事者のウクライナの意向を汲まないまま、両大国が頭越しに話し合いをするなど、極めて独裁的です。

(2)ウクライナ戦争の早期終結には賛成です。しかし、それはこの戦争をウヤムヤのうちに終わらせることではありません。ウクライナの領土主権を尊重すること、国際法に反して戦争を始めたロシアとその指導者プーチン氏の責任を問うこと、これを不可欠の前提とするものでなければならないでしょう。そして、トランプ氏の恣意的な行動のようなやり方でなく、国連の場を通じて世界平和の意向を喚起しながらやっていくべきである。

(3)一方、国内では新年度予算審議が大詰めのところに来ています。衆議院を通過して、その後の参議院の審議を考えると、ここ2~3日が山場です。
 とくに、新年度予算も重要ですが、そのあと26・27年度へと防衛費〔軍事費〕がどんどん増加していく構造が出来上がってきています。かつては予算の1%枠に抑えることでもめたことがありましたが、もう2%。これが、この先はアメリカの求めるままに3%を突破していくのも辞さないというのが石破政権の姿勢です。

(4)このこと自体が憲法上の大問題ですが、同時に、そのために社会保障費や教育費などの国民に必要な経費の割合がどんどん低下させられてきています。にもかかわらず、こういうことが国会でまともに議論されず、103万円の壁の駆け引きの話ばかり。そして、これに野党もマスコミも国民も目を奪われてしまって、肝心なことが議論の中心から外されてしまっています。そういう肝心なことがほとんど取り上げられていません。
 103万円を150万円にするにしても、178万円にするにしても、失業者や年金生活者にはまず関係ありませんが、軍事費増加による社会保障費の削減や、場合によったら消費税率引き上げの方が、比べ物にならないくらい影響が大きいです。こちらは、国民全体に被害と負担が及びます。

(4)ウクライナ戦争解決も、来年度予算も、肝心なことはカヤの外です。
 これは関係者が自分のご都合で結論を急ぐ姿です。????。
 そうです。混とんとさせておいて、その挙句に、エイ、ヤー!と、都合のよい結論を押し付ける・・・。注意しましょう。
 
   
    さざんか

【コレクション 171 金日成回顧録】
 北朝鮮関係のものは、日本から「祖国」へ帰った山本君のご家族のこと、留学先で知り合った朝鮮人学生たちのこと、大韓航空機爆破事件のことなどなどいろいろあって、30~40代ころにあれこれと集めて読みました。日本と北朝鮮貿易なども定期購読者になって調べてみたことがあります。
 その時思ったのは、最近のコメ投機と同様に、誰かがうまい汁を吸っているということです。
 そして、北朝鮮が(そして中国・ロシアも)、依存関係にある日本を潰しにくることはないというです。もちろん、事情がだいぶ変わりましたから、何かの小競り合いはあるかもしれません。でも、地道に外交続け、日本が突飛な反発をしないかぎり、今も同じです。例の尖閣問題の発端が日本の側(石原東京都知事)に原因があったのを見ればはっきりしています。

 さて、今日あらためて検索してみたところ、この本は全8巻あり、1991年12月頃から1997年くらいまでかかって翻訳・出版され続けたようです。
 パンフは最初の1・2巻刊行の際のパンフです。大きさはA4判4㌻で、A3判の用紙を二つ折りにしてできています。4㌻とも載せました。なお、2・3㌻は見開きです。
        1㌻


        2㌻



        3㌻ 



        4㌻

      推薦者が興味深い。
  以上です。
  今日はここで。明日はお休みです。

     
    今日の西の空
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No.412 ふられるかな? 

2025-02-18 00:50:22 | あそび
(1)天気、どうなるでしょうか。いま、我が家の上空には満天の星と月が見えています。
 しかし、天気予報では、ヒョットシテ東京・奥多摩方面にも雪が飛来しそうです。ハッピー!(オット、雪の多い地域の皆さんゴメンナサイ)
 降り方にもよりますが、そうヒドイ降り方にならなければ、雪景色を見たいところがありますから、出かけます。もちろん、高いところはたいへんですから、低いところ2ヶ所。
 一つは***。もう一つは**峠。
 夢ははかないもので、うっかり口にすると、蜃気楼ように遠ざかってしまいます。
 うまくいったらもちろん紹介しますから、今は内緒。きっと、きっといいですよ。
 
(2)ということで、今日は早く眠る練習のため、ここで止めます。
 気力のある方は、九龍城を探索してみてください。

    
    北桔橋門(きたはねばしもん)で

【コレクション 170 九龍城】
 このパンフは香港にあった九龍城です。九龍城の説明は、下に載せた4㌻目にありますから、そちらをご覧ください。
 大きさは、横長のB5判4㌻で、B4判の用紙をタテに二つ折りしてできています。
 1㌻ 外観 
 2~3㌻ 内観
 4㌻ 九龍城の説明と写真 本書の特色 
    刊行案内 B4判 40㌻ 定価2600円 1997年7月刊 岩波書店
  1㌻

  *継ぎ足して点に至る感じは圧巻です。

  2・3㌻
 
 同様に内部構成を紹介したものとして「No.277 大帆船」があります。そちらもご覧ください。

  4㌻

 左下に「芳林堂書店 池袋本店」の印が見えます。
  1997年頃に立教大学経済学部に出講しましたから、その時の収集してきたのかもしれません。

 以上です。
 今日はここで。

   
     17日24時の月
      月もまた 右から現われ 左へ欠けゆく

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No.411 データ破損 2

2025-02-17 00:49:18 | 閑話
(1)昨日、データ破損のことを書きました。今日は、その跡片づけと、ほかのデータの状況にについていくらか調べてみました。
 データといっても、これまでに作成したSDカードやDVD、USBなどの資料の全部を点検するとなると、それに掛かり切りでやっても半年から一年かかる量になっています。これを短時間で点検するのは無理ですから、とりあえず最近使用したもの何点かを調べてみることにしました。すると、一つ見つかりました。なんとこのブログの複製でした。
 
(2)ブログに書いたことには責任がありますから、記録のために電子記録と紙の印刷とを残しています。
 電子記録の方は、USBに毎回のブログ本体と、載せた写真・パンフレットを残しています。また紙の方は、50回分ずつ8冊(9冊目)に整頓してあります。
 ですから、記録として心配はありませんが、研究作業のほかのものとしてはふだんいちばんよく使っているものですから、念のため見てみました。すると、No.58~No.118のところが開けなくなっていることがわかりました。

(3)SDカードの破損理由も、とくになぜNo.58~NO.118の辺りが破損したのかもまだ不明です。調べたところ、うまくいけば復元の可能性もあるようです。そういう宣伝を読みました。
 しかし、これでみなさんに迷惑がかかるわけのものではありませんし、自分にとってもすぐに困ることがあるわけではありませんから、さらに被害が拡大するのでなければ、放っておくつもりです。もし何かお気づきのことがある場合にはお知らせいただけると幸いです。
 
   
     多摩川べりで

【コレクション 169 北方未公開古文書集成】
 日本の北の領土は、歯舞・色丹の2島だけでもなければ、国後・択捉を加えた4島だけでもありません。カムチャツカ半島南の占守〔しゅむしゅ〕島までですよ。
 戦後処理の基本である「領土不拡大方針」を決めたヤルタ協定に反してのスターリンの暴挙と、日本の卑屈な対米政策の結果、現在のようになってしまっただけですから、これからの外交によって、ソ連〔現ロシア〕の誤りを主張し、アメリカと従属的な軍事関係でない対等な関係を樹立して、世界的の国々との平和条約締結を実現する中で相互理解によって解決すべき重要課題です。
 ところで、先日、ネットのオークションを見ていたら、『北槎聞略 大黒屋光太夫ロシア漂流記』のロシア語版が出ていました。今は岩波文庫で簡単に読めますが、どう訳されているのか興味がわいてきて、買う買わない、読める読めない、と、だいぶ悩みました。北方の歴史も興味深い。
 このパンフの大きさは、B5判4㌻、B4判の用紙を二つ折りしてできています。
 単色というか、シンプルですが、下に4㌻とも載せました。説明は略します。
         1㌻

        
         2㌻

         
          3㌻


         4㌻


  以上です。
  今日はここで。

    
     おととい(十六夜)の月
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No.410 データ破損・・・ 

2025-02-16 00:53:57 | 閑話
(1)今日は、昨年頻繁に使ってしばらくぶりに開けたSDカードが開けなくなり、対応に苦慮しました。
 このSDカードは2022年の資料収集で使ったもので、即日DVDに複製を造っておきましたから、作業ができなくなって困ったということではありませんが、DVDに比べるとSDカードの方がパソコンの動きがよいものですから、できれば使えるようになってほしい、とあれこれとやって、結局、半日つぶれてしまいました。

(2)ふだんは16GB のSDカードを使用しています。これで資料収集すると、私の撮り方で4回分の容量です。そして、毎回これをDVDに移して複製をつくりますが、4枚になります。
 きょうは、結局、SDカード状態がつかめないので、いじらないことにして、DVD4枚の方からUSBに逆に移し入れて新版を作りました。これでしばらく作業してみて問題なければ、後日、SDカードを初期化して作り直すという計画です。
 
(3)パソコンなどの器械について詳しい人から見たら、さぞかし歯がゆく思われるかもしれませんが、知識に乏しいものとしては、人海戦術が一番の早道です。
 ということで、今日のところはうまく治まりました。多分・・・。しかし、ほかのカードの状態が気にかかり始めました。イヤなもんですね。
 災いは、ある日突然来ます。みなさんもご注意を!

    

【コレクション 168 戦後日本の食料・農業・農村】
 コメの値段が、ちょっと前は2500円くらいでしたが、ここのところ4000~5000円と異常です。
 食生活の多様化で米の消費量が減少してきているとはいえ、やはり米は日本人の食生活に欠かせません。にもかかわらず、全体に日本の農政は外国頼みで、自給率の低さは先進国の中でも異常に低いままです。
 食料〔=胃袋〕を外国に握られるということは、イザという時に対等にものが言えなくなり、事実上の従属国になってしまいます。食料はどの国も可能な限り自給するべきです。気象変動もあり、買いたくても買えない、輸出したくてもできない事態がありうるのです。ちょっと前には野菜、最近は魚介類、今は米などにそれが現われています。
 それから、日本が工業国だから工業製品を輸入すればよいとか、したがって農業経済論はいらないといって経済学部から農業論なくしてしまいましたが、今や農林漁業は環境問題や資源問題として国際問題になっていますから、これをみれば大きな間違いだったことがわかります。
 政治も、従来の自公政権のままでは立ち行かなくなってきているのです。野党でも103万円の壁のことに汲々としているだけのところもあります。与野党ともに早く気が付くべきです。

 今日のパンフはどんな立場でしょうか。
 とりあえず、大きさは、A4判6㌻です。A4判3枚分の横長の用紙を最初に右から3分の1を折り込み、次に左から3分の1を折り込むとできます。
 下には、1・2㌻を載せました。
 1㌻に目次があり、2㌻には刊行案内がありますから説明は略します。 
 3・4㌻は各巻の構成
 5㌻は執筆予定者一覧
 6㌻は刊行にあたって
        1㌻
 

       2㌻:他人事みたいな説明です。
             日本の農政に対する批判が何も感じられません。これでよいのか・・・。


 今日はここで。

     
     多摩川(10日):正面大岳、その左に御前山。
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No.409 「普選」と「婦選」

2025-02-15 00:13:05 | 寄り道
(1)13日(木)、東京都千代田区の地下鉄東西線竹橋駅近くにある国立公文書館ロビーで開催されている『「普選」と「婦選」ー選挙の拡大とその歴史ー』を拝観しました。
 下に載せたものは、会場の入り口で配布されていたパンフレットの表紙(1㌻目)です。
 大きさはA4判4㌻で、A3判の用紙2枚を重ねて二つ折りしたものがホチキス留めされています。このほかに関連するチラシが2枚ありました。それも含めて、ネットで公開されていますから、中身の紹介は略します。



(2)なお、「婦選」についてはこのブログのNo.398の【コレクション】でとりあげました。
 ここには、あらためて1㌻だけを再録しておきますが、『婦選』第1号の久布白落実〔くぶしろおちみ〕さんの記事を読んでないという方はぜひどうぞ。
 なお、国立公文書館の会場に久布白さんとご両親の大久保真次郎・音羽〔おとわ〕さんの3人が正装した写真が展示されていました。
 人権や社会の基本的制度などというものは、まじめで地道な活動の積み重ねによってこそ確実な発展・成果をみせるものです。昨今のフェイクやSNSやメディアを流用してのキテレツな人騒がせ、こういうものに抗していく努力がないと道は開けませんし、敗ければ廃墟というのが戦前の教訓ですね。これが今考えられべきことだということを改めて思いました。

             No.398で掲載の「婦選」1㌻


(3)今年は、コロナも治まってきたので、1月から毎週1回ずつ宮内公文書館に通っています。昨日13日も朝9時半に入館し、目いっぱい閲覧させていただいてのち16時過ぎに北桔橋門〔きたはねばしもん〕を出て、すぐ堀向かいにある国立公文書館に入りました。
 上に載せた「企画展示(「普選」と「婦選」)」は、正面を入って左方向が順路です。ざっと一覧するだけなら10分程度で見終わります。かなりていねいに読んでも30分あればゆっくり回れるでしょう。
 私は、宮内公文書館の閲覧ですっかり体力を使い果たしてしまっていましたが、あとはもう帰宅するだけで、時間は十分ありましたから、後半の基本展示(常設展示)も拝観しました。
 これについてもパンフレットがありましたから、下に載せておきます。これもネット検索で見ることができますから、表紙(1㌻目)だけを載せて説明は略します。
 この大きさはB5判、表紙とも全24㌻で、B4判の用紙6枚を重ねて二つ折りしホチキス留めされています。戦後のおもな動向を公文書を通して知ることができる内容構成です。

 

 今日はここまで。
  
     
     竹橋脇で:自分が取ると自分が主役? キュウ~!


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