神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.384 サルギ尾根

2025-01-18 23:38:35 | 
(1)今日(18日)、「No.382 大岳山 2」で紹介した「サルギ尾根」を登りました。
 あらためて地図も載せておきます。
   

(2)JR武蔵五日市駅8:22発の「上養沢行」のバスに乗りました。バスは、山で道が狭いからなのか、通常は乗る人が少ないからなのか、中型で、一般の人3人を除いて、12人登山者でいっぱいになっていました。

(3)そのうちの、私を含めて6人が「大岳鍾乳洞入口」で下車しました。バスから降りると、全員が養沢神社の左にある社務所脇に異動して身支度を始めました。
 山はおもしろいもので、似たような行程を考える人にこれまでもなんども出会いました。そういう経験から、すぐにこの人たちも「サルギ尾根」へ上がるに違いないとみました。そこで、いちばん近くにいる人に、「そこの神社の脇から上がっていく計画ですか」と聴いてみました。すると、リーダーと思しき人に確認したから、「そのようです」と他人事のように回答しました。
 こうして、「今日は一日一人寂しくかな」と思っていたのが、予想に反して、楽しい通過となりました。なお、高岩山の手前で一人すれ違いました。この人はこのコースの特徴を良く知っていて、それでも降っている人でした。
 *前回「養沢神社バス停」と書きましたが、これは誤りで、地図もバスのアナウンスも「大岳鍾乳洞入口」でした。

(4)9:00頃出発し、10:30頃「高岩山」を通過、11:00ころ「上高岩山」の「展望台」に到着しました。3~4時間はかかることを覚悟していましたが、2時間で通過したので、驚きでした。
 前に紹介したものはそちらを見ていただくことにして、今日のものをいくらか載せましょう。
1.最初の急登を登り切った後
  

2.高岩山付近からの馬頭刈山〔馬頭刈尾根〕。約5km≒下り約4時間の行程。
 馬頭刈尾根は、上の地図にはでていませんが、大岳山から南に降って、南西の武蔵五日市の軍道〔ぐんどう〕に伸びる長い尾根です。
  

3.高岩山からの大岳山
  

4.上高岩山の展望台からの大岳山
  

5.展望台
 向こう側が都心の方向で、前に載せた「日ノ出山-麻生山」の景色が見えます。 
  

 11時20頃、5人グループとここで別れました。彼らは御岳の方に降っていき、私は大岳に向かいました。そこはまた改めて。

 【コレクション 145 コミンテルン資料集】
 これは、今から40年も前の1979年2月に刊行された歴史文書です。レーニン全集もそうですが、今では古書店で二束三文で売られています。
 しかし、その問題点も含めて、今こそ研究が必要になっているのではないかと思います。
 というのは、もちろん各国の進路はその国の国民が決めることですが、国民の移動がどんどん進み、経済の国際化が進んでいるのに、諸国民も経済も分断させられて、国連も十分にその機能を果たせていません。指導機関ではなく、連帯の要となる拠り所が必要です。そういうことをなおざりにしておいて解決策を講じようとすると、「正解を除けておいて正解を求める」というような行動の仕方になってしまうのではないかと危惧しています。
 
 このパンフレットの大きさは、B5判、12㌻です。B4判の用紙3枚を重ねて二つ折りしてできています。下には、1~3㌻を載せました。
     1㌻
    
   表紙:コミンテルン機関誌ドイツ語版『カー・イー』創刊号表紙

     2㌻
     

     3㌻
   

 4~6㌻推薦文 
     江口朴郎 東京大学名誉教授 社会諸科学の研究に資すること多大
     斎藤 孝 学習院大学教授 「資料集」刊行に時代の変遷を痛感
     中林賢二郎 法政大学教授 各国運動史・政治史の比較研究を一挙に高める
     西川正雄 東京大学助教授 余人の追随を許さない努力の結実
     藤田 勇 東京大学教授 かの時代との深刻な対話のために
     藤原 彰 一橋大学教授 日本とアジアの文献重視に期待する
 5㌻上段 編集翻訳の基調
 5㌻下段~10㌻ 各巻のおもな内容
 11㌻ 本資料集の特色 資料見本
 12㌻ 刊行案内 体裁:菊判 8ポ2段組 各巻平均640㌻ 定価:各巻不同
     1979年2月、大月書店刊
 以上。 
 今日はここで。
 
     18日朝7時の月
    

 
 
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No.383 ロウバイ

2025-01-17 23:35:53 | あそび
 今日は、わが家の蝋梅〔ロウバイ〕を楽しんでください。理屈ぬきで。
  1.
     

  2.
    

  3.
              

  4.
      

  5.
    
   
 気が向くと、日向ぼっこと背筋を伸ばす運動を兼ねて、20~30分見上げては眺めています。香りにもひかれます。
   寒中に 背筋を伸ばせと 誘う花

 カミさんは、枝をアチコチのお宅に差し上げて楽しんでもらっています。

 【コレクション 143 海のシルクロード】
 年明けに昭島市民図書館へ行って実物を見直し、若ければ踏破に挑戦したいと思いました。
 パンフの大きさはB5判、8㌻です。全体は、B5判4枚分の用紙を左右から4分の1を折り込み、できたものを大度二つ折りするとできます。
 下には、1㌻目〔表紙〕と内容紹介をした4~5㌻目を載せておきます。
        1㌻


         4㌻


        5㌻


 上にも書きましたが、市の図書館で見られると思われますから、内容はそちらでどうぞ。

 なお、コレクションといっても、多くは拾ってきておいたというだけのものです。特に専門外ものについては、見た目の印象で持って帰ったというものがほとんどです。
 そういうものですから、これからも余計な説明を省いて気軽に載せることにします。説明や乗せる順序を考えていると、まだ1000枚近くあるものを紹介しきれません。あっと・らんだむ〔手あたり次第〕で載せていきます。
 とはいえ、期待せず、気楽にご覧いただきたいと思います。

 今日はここで。
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No.382 大岳山 2

2025-01-16 23:28:57 | 
(1)今日は大岳山からの下りです。最初に昨日と同じ地図を載せておきます。
 経路は、地図の左端に見える大岳山から「芥場峠」付近まで戻って、分岐点からサルギ尾根に入り、上高岩山・高岩山を通過して、下の「養沢神社」裏に降りました。
 ここは主な登山コースではありませんから、赤く書かれていません。
    
 
(2)まず、大岳山から芥場峠の間は、行きは登りでしたが、帰りは下りです。登りは、岩や鎖をしっかりと掴んで踏みしめて登らないといけませんが、下りは踏み損ねがないようにしないといけません。
 無事に降って来ると、次の標識があります。
      

(3)次に、芥場峠付近から上高岩山の間はごく平坦な道で何も心配はありません。途中は手入れもされて気持ちの良い森林帯です。
    
 
 ここを行くと、地図に記載されているように「展望台あり」です。展望台は鉄骨でできた東屋風で、御岳山や日ノ出山・麻生山など周辺を一望のもとに見晴るかすことができます。もちろん、都心やスカイツリーも見えます。
 往復と休憩に計1時間かけるつもりいれば、ゆっくり楽しめます。

(4)展望台からの景色を載せましょう。
 2枚並べました。上の地図を利用して位置を確かめてみてください。
 左の写真の二つの山のうち、左が日ノ出山、右が麻生山、その向こうに広がるのは青梅の市街です。
 そして、右の写真の左端にも麻生山がありますが、その右に伸びているのが金比羅尾根です。
 麻生山のすぐ右向こうにスカイツリーが見えていましたが、この写真では判別が難しいようです。
 

(5)しかし、ハイキングに来た人、特に子ども連れの人は「展望台」から先に入らない方がよいでしょう。引き返すのが無難です。多分、そのつもりでここまで来た人でも、歩き出した途端に「これを行くのかな」と思うと思います。というのは、もちろん、ウッカリしない限り道に迷うことはないと思いますが、入る人が少ないせいか、踏み場のはっきりしない急な下りと登りが連続して、膝や爪先に相当の負担になるからです。
 「展望台」から一気に100m近く降り、それからいくつか越えて高岩山になります。
    

 この写真でもわかると思いますが、主要コースではないとはいえ、要所要所に標識もありますし、テープの着いていますから心配はありません。

(6)途中には、炭焼き跡でしょうか、きれいに残っていました。
    
 
(7)高岩山からは徐々に降ってきますが、地図の「サルギ尾根」と書かれたところの右にあるバス案内の付近まで下りながらのアップダウンが続き、そのあたりからさらに急坂となり、「養沢神社」脇に到着しました。
     
      養沢神社(養沢神社バス停から)

 通過してみての感想は、足の負担のためには、このコースは登りに使うべきコースと思います。とはいえ、ほんの2~3時間のことです。
 今度は、天気と体調を見計らって登ってみるつもりです。
 今日はここで。

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No.381 大岳山 1

2025-01-16 00:09:47 | 
(1)1月4日、大岳〔おおだけ〕山に登りました。下の地図をご覧ください。
 上中央にケーブルの御岳山駅、その南西の左端に大岳山があります。
 ちなみに、暮に辿った日ノ出山と麻生山が東方向に連なっています。

 今回は、青梅線で御嶽まで来てバスに乗り、滝本駅からケーブルで御岳山駅まで上がりました。その後は、御嶽神社下を通過して、大岳山に向かいました。
 帰りは、「芥場峠」まで戻って「サルギ尾根」に入り、高岩山を経て、右下にある上養沢の「養沢神社」裏に降りました。 


(2)暮に日ノ出山に上がった時は、青梅線の御嶽からバスもケーブルも使わずに上まで参道を歩きました。御嶽駅から滝本駅まで30~40分、滝本駅から参道を歩いて「ビジターセンター」まで60分、合計でも2時間足らずです。バスとケーブルを使っても、待ち時間などを入れると、かれこれ1時間近くはかかってしまいますから、元気ならば歩くのもよいでしょう。特に参道はお勧めです。この4日も、冬ですが、子供連れで歩いている人をたくさん見ました。

(3)私は楽をしてケーブルで9:20ころに御嶽山駅広場に着きました。
 広場から東を見ると視界良好でした。
1.スカイツリー
     
      肉眼の方がよく見えたくらいです。
2.筑波山
    
      少し拡大しています。
(4)あとは山道です。
 途中は、日向はぽかぽかでしたが、日影は、3日に小雪が舞ったようで、それがところどころ残っていて、寒々としていました。滝本駅の売店の人が、「今日が一番寒い」といっていましたが、動き出してから体が温まるのにけっこう時間がかかりました。
 
(5)大岳山は、私の住む昭島市などからも結構高く見える山ですが、ケーブルで上がってしまえば、まあ、どうということはない普通のハイキングコースです。とはいえ、山は山ですから注意が必要なことは言うまでもありませんが、御岳山駅から大岳山までには、急登が4ヶ所あります。
 最初が、御嶽神社下にある門前商店通り直下です。
 このあとはしばらくなだらかなアップ・ダウンの「平坦な道」が続きます。しかし、ここでペースを上げすぎて消耗すると、難儀します。
 二つ目は「芥場峠」手前のつづら折れです。しかし、ここは「つづら折れ」というだけで、普通の道です。
 三つめが、大岳神社手前の岩場・クサリ場です。
 ここは、網が付けられたり、クサリがつけられたりして、ずいぶん整備されていますから、注意をしさえすれば大丈夫です。しかし、逆にうっかりすると誰でも滑るところです。気をつけましょう。
 そして、最後が、大岳神社から頂上までです。
 まあ、山はこの喘ぐところがまたいいんですね。大岳に登ったことがないという人は、ぜひ挑戦してみてください。

(6)頂上です。
1.大岳山1266.5m
     
      正面が丹沢方向かと思いますが、今回は取り忘れてしまいました。

2.頂上からの富士山
     

3.富士山(少し拡大)
    

4.御前山
     
     左の手前は三頭山〔みとうさん〕、遠くは大菩薩連嶺

5.頂上 1
     
     南と西は開かれていますが、東と北は林が残されています。
6.頂上 2 北側
     

7.頂上 3 北西
    

8.頂上 4 東
    

 どうですか?いいでしょう。登る労苦をいとわない人だけが味わえる世界です。
 ちなみに、私のカメラは、公文書館などへ資料収集に行ったときに写せればいいだけのボタンを押すだけの簡単なものです。そのカメラでぶれないように写す練習しているだけの写真です。もうちょっと良いカメラの人はもっとエレガントに撮れます。きっと・・・。

(7)そうそう、一つ思い出しました。
 20年近く前、真夏の8月の平日に大岳に登った時のことです。不思議なことに、往復の途中でも、頂上でも誰とも会いませんでした。
 山といっても1200mくらいでは、気温は下界とそんなには変わりません。写真でもわかるように、頂上には日除けになるような東屋もつくられていませんし、おまけに視界をよくするために南側の木は切り払われていて日陰を作るものがありませんから、カンカン照りの中、からだは暑くなるばかりで、休まるどころかとめどなく汗が噴き出てきます。
 仕方なく、上の「5.頂上 1」の写真の道標の辺りに腰を下ろして水を飲み、いそいで弁当を食べて降りることにしました。
 半分くらい食べたときです、頂上の南の端の方に動くものがいるのに気が付きました。見ると、ヤマカガシの子どもでした。
 ちょっとびっくりしましたが、小さいので見ていました。すると、どんどんこっちへ来ます。たぶん、私を見て興味を持ったのではないでしょうか。
 ちょろちょろとこっちへ来るのでどうしようかと思い始めて、ふと親はどこにいるのかとキョロキョロと見回しましたが見えません。ちょっと安心していると、こどもは頭をペタッと地につけて止まりました。そして、じっとこっちを見つめていました。
 何秒でもありませんでしたが、見定めが付いたのでしょうか、くるっと向きを変えて、来た方へ戻っていきました。 夏の大岳を見ると思い出すことです。

 今日はここで。下りは明日にします。

 【コレクション】も載せたいのですけど、いつも時間切れになってしまします。写真だけでも載せることを考えてみましょうかねえ。思案、思案。
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No.380 年の初めの試し

2025-01-14 22:23:44 | 挨拶
(1)年の初め、ブログが開かなくなって、思案してしまいました。
 今日、もう2週間たつけどまだダメかなと思いつつ開くと、トップページがパッと現われました。
 事情が分かるまでは心配しましたが、結局、自分には見当もつかない事態であることがわかったので、いずれなんとかなることとして、自分のことに専念していました。
 もっとも、庭のロウバイがきれいになって芳香を放つので、つられて見とれていました。
     
     ロウバイや にわかのことに時を待つ

(2)メデタイ年になるか否か、世界の面々を見る限り、そして今回のブログ事件を見てもわかるとおり、かなりの努力が必要なことは確かです。
 しかし、ともかく始まりました。
 私も及ばずながら努力をするつもりです。みなさんもぜひがんばってください。
 今は「言いたい放題」・「やりたい放題」が始まっています。民主主義が揺らぐと放漫・勝手放題となり、独裁に至ることがあります。そうなる前に手を打ちましょう。
 
(3)ところで、今年は雪が解けたら(山形県と秋田県の県境にある)鳥海山に登る・・・と、カミさんに宣言して、第1弾として、4日に大岳〔おおだけ〕に登りました。
     
      秀麗大岳、左は御前山〔ごぜんやま〕(2024年12月31日)

(4)それから、8日に宮内公文書館から閲覧許可のお電話をいただきました。じつはちょっと事情がある文書で、閲覧申請から許可まで半年待ちました。全部で17点の簿冊類です。
 どんな文書かと思われるでしょう? でも、それは2年くらい先にわかります。
 早速、9日(木)に閲覧に伺い、朝9時半から16時過ぎまでかかって10点を閲覧しました。そして、今日14日(火)、残り7点の閲覧に行きました。これでこの分野文書を読破したことになります。
 年明けは、期せずして時間が得られたので、作業を急ぎました。

(5)今日14日(火)9時半の北桔橋門〔きたはねばしもん〕から見た毎日新聞社方向です。
     

 お堀にはトリさんがいました。
    

(6)今夕16時半頃、北桔橋門を出てから見た東方向です。
     

 やはりトリさんがいました。
     

  今日はここで。

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