日時:3月9日
内容:休日(安息日)。
感想:
三島由紀夫の市ヶ谷駐屯地における武装蜂起扇動や
226事件、515事件
あるいは
先日のユン大統領の乱といった
武力によって権力集中を謀らんとする陋習は
それ自体が
誤った営為です。
君側の奸を廃するとか
天皇親政によるトップダウン政治の実現という
北一輝的な政治哲学そのものが
間違いです。
三島の楯の会は
近代の軍隊であり
硬直した身体と心を体現しており
神風連の乱における軍馬と甲冑への固執に劣る
近代の保守に過ぎません。
三島が
天皇に対する尊崇の念を
真に表現する道は
文学であり
それこそが王道であります。
三島は
堕落し混濁していく豊饒の海、母性に惑溺回帰し
それがおもむろに澄んでいく様を著し
近代の男性イキり文明を超克すべきでした。
昨今の保守論客は
葦津珍彦も影山正治も野村秋介も知らないような
にわかな似非右翼であり
単なるアメリカの走狗、ネオコンや軍産複合体の代弁者に過ぎないイキりであります。
昔の右翼は
ヤルタポツダム体制、日米安保破棄を
当然の理想としており
言うまでもなく
昔の新左翼は
安保斗争を反帝国主義、反スターリン主義
世界資本主義における第三世界革命論に
位置づけていたのであります。
いずれにせよ
ポーランドやEU、マクロン氏の
武力容認への堕落は
欧米各国指導者が
名ばかりクリスチャンで
薄っぺらい信仰心しかない
ということを表しています。
終わり
高橋記(ネオ尊王斥覇論)