桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

師走だ、炭焼きだ

2018年12月03日 17時44分14秒 | 活動報告

今日は炭出し、炭立ての予定をしていた。当初の天気予報では大崩の一週間の最初

の日、運が良ければ作業はできる・・・こんな軽い調子で予定していた。朝方までは予

報に違わず雨降り、今後も雨雲が近づいているから作業は危ないかと心配していたら

徐々に明るくなり小降りになってきた。集合時間に多少の雨はあったが話をしている内

に上り窯出しは勿論、窯立ての準備にも支障のない天気に回復。

窯を開けてみると普段より多く倒れているような感じがした。中に入ると未だ温かく仮に

外は厳寒でも埃さえなければ快適な温度。仕上がった炭は形よく全体が仕上がり、

途中で折れたり崩れたりすることはない。窯の前の方に立てる雑木は燃え尽きてしまう

ものが多いにも関わらず、今回は残っている雑木の炭もきれいなものだった。

これは取り出した木炭を袋に詰めるためにサイズカットする人からも同様の感想があっ

た。過日、修理した効果だと思われる。

カシ炭が245Kg、枝その他を含め320Kg。これは近年では3番目の成績になると事務局

からの発表。窯の中では温かいから暑さの戦いになってきた。外では雑木の裁断、割り

の作業が行われ、午後から窯立ての準備、窯立てと忙しいことになる。

いつもなら3時のお茶、のはずも突貫工事で

『♬カラスと一緒に帰りましょう♬』のチャイムの中、火入れとなる。2窯目の炭焼きが始ま

った。

    切り炭作りは炭の粉で汚れる

   左は炭小屋、右は施設