2011年の「猿の惑星 創世記 ジェネシス」、
2014年「猿の惑星 新世紀 ライジング」、そして本作「猿の惑星 聖戦紀 グレート・ウォー」
ということで、今回で完結の最終章らしい。
オリジナル版シリーズ5作品として
- 猿の惑星(1968)
- 続・猿の惑星(1970)
- 新・猿の惑星(1971)
- 猿の惑星・征服(1972)
- 最後の猿の惑星(1973)
リプート版の1作目「猿の惑星 創世記」
エイプのリーダー、シーザーがどのように生まれ育ったのか、エイプたちがどうやって知能を得たのかが描かれた。
人間と、そしてまだ人間のように話すこともできなかった猿たちに何が起きていたのか。
2作目「猿の惑星 新世紀」
1作目から10年後。人類の文明が崩壊して生き残ったわずかな人間たち、
一方で前作よりもさらに知能を高めたエイプたちはそれぞれ集落をつくりお互いが関わることなく暮らしていた。
が、ある日お互いの集落の存在に気づいてしまう。
共存していくことを望む者と種族を守るために戦いを望む者との対立が始まる。
そして本作、3作目。
平和を望み共存の道を探ってきたシーザーの願いもむなしく、猿と人類が全面戦争に突入してから2年。猿の群れを率いるシーザーは、冷酷非情な大佐の奇襲によって愛する妻子を殺されてしまう。大佐への憎しみに駆られ、わずかな仲間と共に復讐の旅へと出たシーザー。その道中で口のきけない人間の少女と出会い、エバと名付けて一緒に旅を続けることに。やがて大佐のアジトである巨大な要塞に辿り着いたシーザーたちだったが、冷静さを失っていたためにあっさりと敵に捕まってしまう。しかもその施設には、多くの仲間たちが捕らえられ、過酷な重労働を強いられていた。そんな絶体絶命の状況の中、リーダーとしての責任の重さを痛感するシーザーだったが…。
前作だけわたしはイマイチだったので
今回あまり期待はしてなかったんだけど期待以上に良かった〜
監督は 前作に続いて「クローバーフィールド/HAKAISHA」「モールス」のマット・リーヴス。
モーションキャプチャーがリアルな動きと世界観、感情を生み出す。
もうシーザーがアンディ・サーキスそのものにしか見えない!
彼にアカデミー賞を、という声も高まってると聞いたけど
それも納得。全身で感情を表現する素晴らしい熱演で伝わるのは彼の力量。
笑担当のおサルも出てきてほんわか。
動物園出身のチンパンジーという設定で、話せて人間らしさある笑える存在でなんだか可愛い。
今回、人間軍の残酷な大佐にウディ・ハレルソンやな奴だけどカッコイイ
ハレルソンだからどこか同情したくなるキャラでもあるのがハマる。
父親を殺され、感染して声を失った人間の少女、ノバに
まだ12歳でこの美貌、アミア・ミアー。これまでTVで活躍してきた子役。
人間を憎むコバを否定してたシーザーだったけど、
今度は自分もコバのような人間に対して感情が芽生え、それを自覚しながらも
抑えられない自分の気持ちに揺れ、家族を殺られたことへの怒りと憎しみがコントロールできなくなる。
ついてくる仲間たちとの絆も泣かせる。
8/10(80点)
シリーズ通して一貫したテーマである、
人間は一番素晴らしいのか。なぜ猿が地球の支配者になったのか。
という部分も今回も強く訴えてくる。
仕事後の疲れた状態で公開日の深夜に観たけど
2時間超えだけど眠くならないほど面白かったし良かった。
「言葉を失う」という奇病が人類に蔓延することによって、人類は特別な存在から陥落していくという流れ。
うまく作ってるな〜
わかりやすい差別主義者の、無慈悲な大佐を演じたハレルソンも、
結局はその奇病に、皮肉にもああいう形で最期を迎えることになるという展開も面白い。
少女、ノバとのやりとりも泣けちゃうし
ゴリラもオラウータンも、 優しい。笑
家族を想う気持ちは、人間もエイプも一緒なんだよ。
迫力の映像と感動は是非、大画面で
これで一応完結か。
またオリジナルの1から観たくなっちゃったな〜。
WAR FOR THE PLANET OF THE APES 2017年 140min
10月13日より、公開中〜
NYプレミアにて
アミアちゃん本当に可愛すぎ。今からこんな色気でどうなるの??今後も注目の美少女〜
劇中では敵対するけど可愛いハレルソンとアンディさん