ハウス・オブ・グッチ/HOUSE OF GUCCI

 

昨年の一足早く行われた、ハウスオブグッチのジャパンプレミアに参加してきました〜。

ゲストには板野友美ちゃんとかいたよ🌟

　マスクもGUCCIにしてきた　笑

 

グッチの創業者の孫で、その夫マウリツィオにアダム・ドライバー、

その嫁となるパトリツィアにレディー・ガガ様。

ガガは、役作りのためにイタリア語なまりの英語を半年訓練し、

ジャーナリストのごとくパトリツィアの人生を掘り下げたというほど熱意を込めた演技を披露して

ゴールデングローブ賞主演女優賞ほかノミネート。

相関図を見ておくと良いと思うので載せておきます〜。

名役者ばかりだけど、とりわけ、ジャレッド！風貌すごいよ！！笑

あと個人的には

サルマ・ハエック演じる怪しい占い師が笑える。

 

 

グッチ創業者の三男を演じたアル・パチーノは

先日、「ゴッド・ファーザー」を観直したばかりなのでうん、すごい貫禄。

大物、ジェレミー・アイアンズもいい

 

イタリア屈指の一族の繁栄と闇。

今でも大人気ブランドであるグッチ家の知られざる内部事情。

舞台は1980年代。

全くの外部から入ってきた妻が起こした犯罪は知ってる人は

日本の今この映画を観る人たちにどのくらいいるんだろう。

私は知らなかったので、試写会が始まる前にこの映画の紹介を

わざわざエルジャポンの編集長さんが語ってくれた中でネタバラシ？的に

話していたのだけど。知らないなら知らずに観た方が楽しめるよなーって思ってしまった。

（のでそこはこのレビューでは一応、伏せるけど）

犯人探しを楽しむミステリーでもないので

この映画では、どういう経緯からなぜそうなったのか、

経緯とともに、当時の女性ならではの野心や愛憎をグッチという

巨大ブランド産業とその一族の裏側をエンタメとして見せてくれる。

監督はリドリー・スコット。

 

冒頭から、グッチのベルトを身につけたアダムが出てきて

目を惹くんだけど、メンズ、レディースともに当時のグッチファッションも注目の一つ。

 

ブランド大好きなアジア人。日本人も出てきて

日本にアウトレット参入しようかという話題が出てきて

グッチ家としてはアウトレットで安くして消耗されるとブランドの価値が下がると考えて

話を即断っていたけど、実際に血族がいなくなってからのグッチは

数年前から日本のアウトレットモールに（御殿場など）参入したのはなるほどね、、

と頷けた。

 

しかしアダム演じるマウリッツォが不憫だな、真面目な性格だけに

妻に振り回されて、、、とも思いつつ冷酷にもなるところでああ、やっぱりこうなるよね

と納得もできちゃったり。

パトリツィアはある意味、愛に飢えていたとか子供が可哀想だとか

本人も哀れでもあるかもしれないけどそもそも初めから彼女に感情移入はできず。　

私は彼目線で同情して見てた。

アダム、真面目な夫もハマってる。

 

映画にもなったヴォーグの有名編集長や、トム・フォード（それぞれ本人ではなく役者）

が出てきたり、ファッション業界の有名人物をある程度知ってる人は

より楽しめます！（あ、今はトム・フォードは映画監督でもあるね）

 

 

グッチ・ファミリーはRスコット監督やプロデューサーたちが

彼らに相談することなく映画を作ったと批判しているらしい。

パトリツィア本人も、ガガが会いにも来ずに自分を勝手に演じられ

お金も入ってこないことに怒っているとも。笑。

確かにグッチのブランドイメージは悪くなるかもだけど、そんなこと

関係なく、グッチというブランドを愛する人は変わらないし

可愛いなら、素敵ならそれが全て。という消費者も少なくなく

今、ヒグチユウコさん、ドラえもん、日本のアニメキャラクターはじめ

去年は別の大ブランドバレンシアガともコラボをして話題に事欠かないグッチ。

そんなブランドの過去の出来事を映画として見れたので満足です〜。

 

 

８（８０点）/１００

　

House of Gucci

2021年　　アメリカ　　　159min

2022.1.14（金）本日よりロードショー

 

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プレミアにて

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