kim eric drexler

　　ナノテクノロジーがカバーする領域はとてつもなく広い
　　最初　コンピュータが出来た時点で、
　　将来的にＩＴがこの世界に及ぼす影響について訊ねる様なモノだ
　　遠い将来を予見する能力は非常に限られた範囲でしかない



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時は2087年
アラスカ沖合で
石油流失事故が起こる

数十億ガロンの原油を
積んだタンカーが座礁シ
周囲の環境に壊滅的な打撃を与えようとしている

さいわい、当局には石油流失に対抗できる
テスト済みの武器があった。

=炭化水素を分解シ流失を無害化する
=小さな"石油食いロボット"の群れだ

人の髪の毛の幅ほどもない
マシンは、作業を進めながら
さらに仲間を増やすことが出来たので、
流失の規模がどれだけ大きくても　
対処に困ることはなかった

シカシ、今回は流失した原油の上に落とされたロボットに
予想外の事態が起こった

数多いロボットの１つにエラーがあり、
炭化水素だけでなく
炭素が含まれるものなら
何でも構わず食べ始めてしまったのだ

炭素が含まれているもの・・・
すなわち　すべての生物を
ほどなくして　地球は増殖するロボット集団に食べ尽されてしまう
現存する生物は、消え去ってしまうのだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　doomsday handbook
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　alok jha




soop「昔ナノマシンの電源は、人体に生じる微量な電流で駆動すると聞いたことがある」
管理人「ナノマシンや人工知能には異論を唱える人が結構いるミタイだね」