偽物を与えるときには
私たちのモノを与える
なぜならば人を欺くことは
私たちに親しいものだから
偽物を与えるときには
私たち以外の
モノを与えない
*とある修道士が、自室で祈りを捧げていると
突然異常な空腹に襲われた
辺りを見ると一人の女が部屋に入ってくる
どうみても、悪魔としか思えない
彼女は暖炉にちかづいて火をおこし
修道士の夕食用の豆を見つけると
煮込んで器に盛り、そのままその場から消えた
修道士は兎も角祈りを終えると
修道院長にデビルが料理した
この豆を食べてよいのか尋ねた
たとえ何であれ感謝の祈りと共に
授かった神の創造物を無駄にしてはならぬと
院長に言われ
この豆料理を食べてみると
それは、いままで食べたこともない
素晴らしい味だったという